プレイボール4巻(集英社文庫)の表紙
東京の下町の家の光景とそのそばをランニングする墨谷高校ナインたちの姿が下にあり、上にはランニングシャツ姿の谷口君がタイヤに素振りする姿が描かれています
目次
谷口の底力!の巻
泥まみれの走塁!の巻
つるべ打ち!墨高打線の巻
東実 監督指令に徹す!の巻
大飛球のゆくえ!の巻
決意をあらたに!の巻
意外な提案!の巻
行こう きみと甲子園へ!の巻
名参謀!倉橋の巻
新オーダー決定の巻
励め!勉強にもの巻
無欲であたれ!!の巻
12話収録されています
プレイボール第4巻のあらすじ
プレイボール第4巻は夏の予選の3回戦の対東実戦の9回裏の墨高の攻撃で4点を取って12対6の場面で4番谷口が打席に入るところから始まります
フォークボールの連投で疲れ切っている谷口は東実のエース中尾の速球に振り遅れていて簡単に追い込まれます
しかしここから谷口はいい当たりを連発すると、東実の監督は谷口を敬遠するように指示します
谷口は敬遠で1塁に歩き、5番田所を迎えますが何と谷口はここで2塁へ盗塁を決めます
ダブルプレーを避けるための盗塁が決まり、5番田所はセンターオーバーの当たりを放ちます
ランナーの谷口は相当にバテていて、ふらつきながら3塁ベースにたどり着きました
続く6番村松はセンターへの大飛球を放ちますが、センターのファインプレーでアウトになります
ここで疲れ切っている谷口が気力のタッチアップでセーフになり、12対8となります
続く7番松本がレフト前ヒットで続き、8番佐々木は低めをついてゴロを打たそうとするバッテリーからセンターのフェンス直撃の当たりを放って、1点追加し12対9となります
9番中山は死球で出塁し、1番山本はショートゴロでホームのフォースプレーでツーアウトになります
2番太田もサードゴロを打ってしまいますが、サードが本塁への送球エラーで12対10になります
3番山口はセンターへの大飛球を放ちますが、センターのファインプレーで12対10で墨高は敗れてしまいました
墨高野球部は普段の練習に戻りますが、ノックの時にサードの谷口は1塁に送球後に肩を抑えてうずくまってしまいます
キャプテンの田所は自分の知り合いの医者に谷口を連れていきます
医者によれば谷口の肩はかなりの炎症を起こしてはいるが、炎症が治れば投げられるとのことです
さらに曲がってしまった指をまっすぐにすることができると医者は言い出します
どうやら谷口は手術を受けたみたいです
キャプテンの田所は3年生部員たちを昼休みに部室に集めています
田所は次期キャプテンを誰にするかの話し合いのために3年生部員たちを集めたのですが、次期キャプテンは谷口にするという結論になりました
そして3年生を送別会で送り出した後に1年生の谷口キャプテンによる墨高野球部がスタートしました
3年生がいなくなった墨高野球部はたった7人になってしまいます
上級生たちは来年の春には新入部員で人数は足りるようになっていて、その間は少ない人数での練習を工夫していると言います
その練習を谷口は見てみましたが、いい練習方法ではないからと部員募集をすることを考えます
そして田所の協力もあって部員募集のためにポスターを作成するのでした
そしてこのポスターのかいあって1年生が3人入部しようとやってきました
しかしそのうちの1人は以前に野球部に入部したものの、その頃のやる気のない墨高野球部に失望して辞めてしまっていたのでした
その1人はなんと谷口が中学時代に対戦したことがある隅田中の倉橋という名捕手であることがわかりました
そしてその倉橋を谷口が説得し、墨高野球部には3人の新入部員が誕生しました
無事に人数も揃った墨高野球部はキャプテン谷口が決めたポジションでシートノックを始めます
そして倉橋の知り合いがキャプテンを務めていて、甲子園にもちょくちょく足を運ぶ強豪校川北高との練習試合が決定しました
そして練習試合が開始しましたが、川北高の投手小野田の速球の前に山本、太田が連続三振を食らってしまうのでした
プレイボール第4巻のみどころ
このプレイボール第4巻の見どころですが、まずは東実戦です
谷口の影響でやる気になった墨高ナインの戦いぶりはもはやシード校東実と完全に互角になっていました
実際にこんなことがあるのかどうかわかりませんが、谷口の影響力は絶大です
そして墨高野球部は3年生が引退して新ポジションも決まり、中学時代に名捕手として活躍した倉橋、素人の鈴木、草野球経験者の半田の3名が加入して新たなスタートを切りました
素人だが何とか使えそうな鈴木、経験者だが全くライトの守備がなっていなくて肩も弱い半田、野球はうまいが思ったことを遠慮なく口にする倉橋と谷口キャプテンのこれからの苦労は尽きなさそうです
次巻以降新しい墨高野球部の戦いぶりが楽しみになりました
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