プレイボール１０巻（集英社文庫）の表紙
東京の下町の家の光景とそのそばをランニングする墨谷高校ナインたちの姿が下にあり、上には谷口君がネクストサークルでロジンバッグをつける姿が描かれています
目次
野球部送別会の巻
墨谷ナイン新編成の巻
丸井初練習の巻
墨谷の実力は！？の巻
秋季大会予選始まる！の巻
いけいけ 墨谷！の巻
さえる佐野の左腕の巻
ねらわれる半田！の巻
勉強と勉強の間で！の巻
９話収録されています
プレイボール第１０巻のあらすじ
プレイボール第１０巻は墨高野球部が3年生の送別会を迎える場面から始まります
この送別会には田所をはじめ墨高野球部のOBたちが大勢参加しています
このOBたちから河川敷のグランドを週に2回、1年間借り切ってもらうというグランドが狭い墨高野球部にとってはありがたいプレゼントがあるのでした
そしてこの送別会ではキャプテン谷口が裸での尻フリ踊りを披露するのでした
3年生たちが引退して9人ちょうどになった墨高野球部ですが、谷口の墨谷2中時代の後輩である丸井が編入試験に合格して入学することになります
キャプテンは引き続き谷口がやることになり、新オーダーを発表して練習開始です
新オーダーの中でも新たにメンバーに入ったセカンドの鈴木、ライトの半田の守備に頭を悩ませているキャプテン谷口です
そこに入学の手続きで来ていた丸井が練習に参加することになります
丸井は独学で硬球を扱ったことがあるようであり、早くもセカンドの守備でその華麗な動きを見せるのでした
谷口はセカンドを丸井に任せて鈴木をライトに持って行って、鈴木と半田でライトのポジションを争わせることにします
わずか10名で秋季大会に臨む墨谷ですが1人の怪我人も出さずに決勝戦まで勝ち上がり、東実との対戦を迎えます
東実の先攻で始まった試合ですが、墨谷の先発は谷口です
谷口は1回表の東実の攻撃は三者凡退に取ります
1回裏の墨谷の攻撃は1番の島田がセンターへ抜けそうな打球を打ちますが惜しくもアウトになります
2番丸井がセーフティバントで出塁し、3番倉橋の時に丸井が2塁への盗塁を成功させます
3番倉橋がセンターオーバーの2塁打で墨谷がまず1点を先制します
続く4番谷口の打席で東実はピッチャー交代をしますが、そのリリーフピッチャーは谷口が墨谷2中時代に対戦経験がある元青葉学院のエース佐野でありました
佐野は中学時代よりもさらに速くなった快速球と変化球で墨谷打線を無得点に抑えていきます
一方の東実も谷口の投球と墨谷ナインの好守で相手に得点を与えずに、試合は1対0のまま9回に突入します
9回表の東実の攻撃ですが、ライトの半田を狙っていきます
先頭打者のライトへの打球を半田がキャッチしてまずワンアウトを取ります
続く代打小堀もライトへ狙い打ちますが、セカンド丸井の好プレーによる捕球でツーアウトまでこぎつけます
続く打者もライト方向へ打ちますが、またもやセカンド丸井のナイスキャッチによって1対0で墨谷が勝利してシード権を勝ち取るのでした
さらに練習に励む墨谷ナインですが、キャプテン谷口が野球部の部長に呼び出されます
部長は野球の成績は上がっても勉強の成績が下がっているので、野球部の練習時間を切り詰めて野球部の勉強会をするように言ってくるのでした
プレイボール第１０巻のみどころ
このプレイボール第１０巻では野球一筋谷口君の尻フリ踊りという貴重な余興をみることができました
そして丸井の墨谷への編入、さらに東実のピッチャーの元青葉学院のエース佐野とがぜん「キャプテン」の続編という色合いが濃くなってきました
東実に勝ってシード校になったものの、今度は勉強という難題が出てきた墨谷野球部がどのようになっていくのが楽しみになる終わり方でした
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