「ルーキーズ」12巻の数々の熱戦と青春物語~好守連発!トリプルプレーのお返しはダブルプレー!バラバラだった目黒川高校も徐々に団結…安仁屋のカーブの癖が盗まれ…!?~

前回のあらすじ

目黒川高校ベンチが荒れる中、ニコガクはたった3か月のキャリアしかないのに日々成長している途中なのです。河埜の高いフライの当たりで岡田が危うい場面を作りますが、何とか捕球出来、指揮も上がります。桧山湯舟の気迫の顔面プレイでアウトをもぎ取ります…

船頭多くして 船山へのぼる

好守に目立っている河埜に対し荒れる岡田昔お互い不良でしたが、河埜は野球をやっているから何もかも見て見ぬふりをされて来ました。そこが岡田は気に入らないのです。川藤は今のお前の方が輝いていると諭します

ニコガクの泥臭い守備はいよいよ効果が出ており、川藤は「船頭多くして 船山へのぼる」と呟きます。今岡のノーマークの盗塁から、関川がセーフティーバントで出塁しノーアウト1,3塁にします

続く御子柴でピッチャー江夏が暴投し、ベースカバーもなくニコガクは追加点を挙げます!目黒川高校の監督の沢村は主審に何か囁きますが、川藤目黒川高校に喝を入れたため、今の発言は無かったことにと再度主審に告げます

ピッチに集まった目黒川高校ナインは再度喧嘩を始めます。するとそこから集中し始めた目黒川高校が、若菜の好打を捕球すると、なんとトリプルプレをしてしまうのです!

ここから目黒川高校は少しずつ団結していき、集中し出します。池辺は名将沢村監督と比べ、うちにも将来名将と呼ばれる監督がいると自負します

江夏のスタミナが切れ始め…

完全に集中した目黒川高校は超高校級のプレイで完璧な守備を見せます。あらかじめ打球を予測して守備をしているのです。ニコガクの守備では、セーフティバントで出塁を許し、続く河埜があわやホームランの打球を放ちますが、守備範囲が異様に広い関川が打球をグラブで弾き、それを岡田が捕球し、さらにランナーを刺しダブルプレにしてしまいます!

川藤は円陣を組ませます。ニコガク初勝利をもぎ取ろうとチーム一丸となって声を出します!岡田の好打に続き、湯舟がバントの構えからバスターし、なんとノーアウト2,3塁のチャンスになります。江夏には疲労の色が見えます

続く今岡にスクイズ指示を出しますが、ここで根性を見せる江夏は今までで最高速を叩き出し、スクイズを打ち上げさせ、ゲッツーを取ってしまいます。確実に疲れているはずなのにです

江夏はここでやけにニコガク選手に絡んでくるようになります。暴言を吐き、頭に血が上ったニコガク選手は凡打に打って取られます。どうやら早打ちしてもらいたいようです。安仁屋との勝負では全力を出し打ち取りますが、最早江夏に体力は残っていません

安仁屋のカーブの癖を見抜かれて…

沢村は脚を屈した江夏に手を差し伸べますが、江夏は意地を張っています。塔子はそんな姿がかっこ悪いと呟きます

今まで全く打たれなかった安仁屋のカーブが捕らえられ、スリーベースからタイムリーと連打されます。続く打者もデットボールです。目黒川高校側は、安仁屋がカーブを投げる時握りを確かめるという癖を見抜いていたのです

更にタイムリーを打たれ、ニコガクが逆転を許したところでこの巻は終わります

まとめ

追加点を加え、勢いに乗るニコガクに対し、ようやく集中し出した目黒川高校は、その潜在能力を見せつける驚愕の守備をやってのけます。まさかのトリプルプレー、まず試合ではお目にかかれないスーパープレーです

スター軍団のスーパープレーに対し、ニコガクはその泥臭いプレーで反撃します。河埜のホームラン級の打球を関川がその俊足で追いつき、グラブに当て、それを岡田が捕球、ランナーまで刺し、お返しのダブルプレーでリベンジします

お互い好守で魅せるナインの気迫に応えるように、両ピッチャーも球威が上がります。特に江夏は球数を重ね、スタミナ的に限界を迎えますが、根性で打ち取り、その底力を見せつけます

対する安仁屋はここまで上手く打ち取っていたカーブを捕らえられ始めます。どうやら今度は本当に安仁屋のカーブの癖(握りを確かめる)を見抜かれたようなのです。このピッチャーの癖は、例えば盗塁の際のモーションを盗む等一度掴んでしまうと一気に脆くなるため、ニコガク側がそのことに気づいて対策を練らねばなりません

折角好投を続けていた安仁屋、このままズルズル打たれてしまうのでしょうか?続きもコミックスで読みましょう!!

おまけ

ルーキーズのドラマのメイキングDVDで11人が戦った141日間のキセキというものがあります。ドラマ撮影の裏側に迫るドキュメント作品となりますので、是非併せて観て頂きたいです

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