「新宿スワン」22巻のアンダーグラウンドな夜の街の光と闇~美竹組と紋舞会の抗争が本当の火種!山城兄弟を始末する真虎の真意とは?!タツヒコ、すすきので旅館従業員に!?~

前回までのあらすじ

達がゼウスに着くと、縛られていたはずの百塚が逆の立場になっています。灰沢紋舞会との火種が欲しかった…その火種が百塚だと思われていた中、百塚は囮で、本当の火種は別にあったと言います

灰沢を見た金城はへたれこみます。その後ろにはタケシ、そしてなんと真虎まで現れます…

本当の火種とは!?

灰沢タケシに腹を切るよう促します。にゃんきんハウスのことが原因のようです。金城にそのナイフを渡し、タケシ金城が刺したことにし、階段で逃げるよう指示します

紋舞会天野達が着くと、灰沢は迫真の演技でタケシが刺されたように見せかけます。紋舞会の構成員の金城がやったのだと言うのです!その金城紋舞会に捕まります。灰沢タケシをたぶらかしてココでシャブを使った売春宿をやっていたのだと言います

下里タケシハウンドの社長、売春宿をやっていたのは美竹と考えてトーゼンと言いますが、灰沢は問題はどっちのシャブが流れてたかだと言い返します。真虎にこの状況を聞いたという灰沢が来てみると金城タケシを刺して逃げたと言います

灰沢はそっちの下っ端にウチの若中刺させて火種にしたかったよーにしか見えんのですよ!と強気です。タケシは火種はオレ…か…と悟ります。灰沢は「受けましょう!その喧嘩!」と言います

タケシ金城の回想が入ります。幼い頃から悪さをしてきた二人、リカが現れたところでタケシは正気を取り戻し、残されたタツヒコに事情を聞きます。天野は車で佐竹上草を連れて、事情を聞きだそうとしています。灰沢は部下に紋舞会の反論に備えるよう指示を出し、真虎の描いた絵に乗ったのだと言います

タケシリカが入っているポチの部屋の鍵をタツヒコに渡します。他の部屋の女は解放され、リカの部屋を開けると、そこは普通の居室になっており、リカは無事でした。タケシ金城からリカを守っていたのです!これでオマエの震える思い出はなくなると言い、タケシは息を引き取ります

山城兄弟死す!!

紋舞会の幹部会は荒れています。七海組芝尾組長に仲裁を頼んでみてはという案が出されます。天野下里灰沢の描いたプランは見事と言われ、「ありゃ強ぇーぞ!」と息巻きます。美竹紋舞会の力の差を考えればそれくらいがちょうどいいと言います。柚木組の執行部が判断する前に開戦する気です

真虎の病室にいます。注射針で何かしようとしています。真虎ミネルバに入れたのはミネルバの創立者、辰巳というのです

リカは東京を去る事になります。タツヒコに感謝を告げ、笑顔で歌舞伎町なんて大っキライ、でもキミのことは大スキだったよと言い残し、リカは旅立ちます

するとタツヒコに電話があり、が死んだという知らせが来ます。先に到着していたは、死因は心筋梗塞だと言います。真虎の動きを不審に感じる二人、兄を守るためにバーストに送り込んだ真虎タツヒコから見ればスパイに見えたのだが、真虎単独の裏切りなのか?と疑念を抱きます

タツヒコをスパイと照明できる人間がいなくなった今、バーストには戻れないので北海道に行けと言います。タツヒコミネルバの社長としてではなく、の弟としての頼みなら喜んで行きますと返します

真虎葉山時正たちに感づかれる前にコトを進めるぞと言います。ケツモチを紋舞会から美竹に変えることにし、灰沢真虎の交換条件を飲みます

紋舞会美竹組の対立は上部団体の日本最大の広域指定暴力団・柚木組が分裂する抗争にまで発展し、新宿歌舞伎町はその主戦場になります。この際、警察はスカウトの取り締まりをいっそう強化、のちのスカウト禁止条例に繋がっていきますー

ミネルバの幹部会でバーストを潰せと息巻きます。天野に会いに行こうとすると、突然撃たれます!「言い残すことはありますか?」と銃を撃ったのは真虎なのです!の回想が入ります。腹違いの兄弟だったは兄貴の背中を追いかけて、兄貴に憧れて会いたくて歌舞伎町に来たんだとー

吉川が幹部会を欠席するなか、ミネルバでは早乙女が新しく幹部に入り、なんと真虎が新社長となります!

舞台はすすきのへ…


から真虎の元上司捜しを頼まれ、捜査資金100万を受け取ったタツヒコすすきのに向かい、派手に豪遊していると、その100万円は無くしており、逆に料金100万円を請求され、結局ねはんの宿で仕事することになったのです(笑)タツヒコは若女将のに恋しています

タンクローリーに乗っている刺青の男がいます。この特徴的な刺青、どこかで見たことがあるような…?というところでこの巻は終わります

まとめ

最初はスカウト会社同士の抗争の体をなしていたのですが、結局は美竹組紋舞会の抗争に発展し、事は大きくなっていきます。絵を描いたのは真虎、乗った灰沢は思惑通り紋舞会との火種を手に入れます。こうなってくると、百塚の件や、にゃんきんハウスでの惨状等どうでもいいくらい小さなものに見えてきてしまうのですから、ヤクザの抗争とは恐ろしいものです

真虎はなんと山城兄弟を殺してしまいます!以前から伏線として何故か上司にあたる二人を疎ましく思っている節がありましたが、どうやらミネルバ創始者・辰巳なる人物が関係しているようなのです。その全貌はまだはっきりとしませんが、真虎ミネルバ社長に就任、一躍時の人となります

真虎の元上司を探すためすすきのへ向かったタツヒコですが、ハメを外し借金を抱え、ねはんの宿というところで働いています。一見幸せそうですが(笑)、当初の目的は覚えているのでしょうか?そこに見覚えのある刺青の男が現れます!色黒であの刺青と言えばアイツ…次巻で答え合わせしましょう!

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