前回までのあらすじ
時正から貰った「地獄の3メートルでスカウトするしかない、折れんなよ、こっからが死闘だぞ」という馬頭に、タツヒコが「ハイ!」と答えます…
トナミの暴挙
千星ミライはアーティスト活動で成功しています。満員の観客、熱狂…多くのことを犠牲にして手に入れて来たのです。ガード下のいつもの場所に佇んでいると、森長が「変わんねーな」と現れます。ミレイは泣き出します
森長はミレイを連れてタツヒコの前に現れます。タツヒコは勘違いしますが、どうやら幼馴染のようです。トナミも幼馴染で、ミレイと付き合っていたと言います
モリケンは部下にフィラリアもスカウト通りでスカウトしていいことになったと言います。バーストと業務提携したのです。逆にバーストネオとウィザードにかちあったら速攻でトナミを呼べと言います
現バーストナンバー2・3の大麻と芥はトナミの後輩で、フィラリアとバーストが組むということは新宿でミネルバと張るくらいの力をつけることになります。灰沢はフィラリアとバーストのシマを利用してシャブのマーケット拡大を目論んでいるのです!紋舞会まで巻き込む大事です
スカウトをしているタツヒコや森長は、イイ女に声を掛けていると蹴られる等の嫌がらせを受けています。そこに葉山が紹介したい人がいると現れます。トナミ、ハネマンとも会い、葉山が「オレは新宿の王なんだよ」と豪語すると、なんとトナミが葉山を蹴り倒し、モリケンも裏拳をキメられ崩れ落ちます
トナミは今からバースト社長だと言い出します。馬頭がなんとかその場を収めますが、トナミは森長に「荷物まとめとけー」と釘を刺します
神の想いを引き継ぐタツヒコ
トナミの過去の回想では、ミレイが映画の主題歌が決まったと喜んでいる中、森長が打ち合わせに現れメチャクチャ暴れ、警察に連れて行かれるくだりがあります。灰沢は希崎組とは話が付いている、森長を殺れと拳銃をトナミに渡します
葉山とモリケンは灰沢に泣きつきますが、今後のシャブの取引はトナミに任せると言います。希崎組が黙ってないと言うと、「それが黙っちまうんだよ」と不敵です。タツヒコは以前神から譲り受けた書類を取りにコインロッカーへ行きます
神の墓の前で途方に暮れる時正の前に関が現れます!関は時正をなだめ、「後はオレに任せろ」と言います
バースト事務所の鼠賀の前にタツヒコが現れ、元々バーストにいた連中を集めてもらえませんかと言います。タツヒコの回想では神の生前に会社の登記に社長をタツヒコに代える手続きをしていたことが明らかになります
時正・根駒・亀山・鼠賀等主だったものは驚愕しながらも、タツヒコの話に感銘を受け、時正はありがとうと言います
ミネルバではなんと吉川がバーストに拉致られたと言うのです!幹部達は速攻で動き始めます。真虎は紋舞会を動かします
百塚達ミネルバの連中がバーストに現れます!百塚は3時間やるのでそれまでに吉川を返さなければバーストを潰すと言います
トナミは灰沢に森長を見つけましたと言い、灰沢が「さらうぞ」と車に乗り込んだところでこの巻は終わります
まとめ
千星ミレイというアーティストが出てきます。彼女は森長とトナミとは幼馴染で、アーティストとして成功を収めていますが、過去に色々と抱えているようなのです。芸能で成功を収めるということは、このように暗い過去を持つ者もいるという暗示のようなものなのかもしれません
有頂天だった葉山ですが、急転直下、トナミにしてやられ、クーデターでバーストの社長の座を奪われます。シャブの取引で関わっている希崎組が黙っちゃいないという葉山ですが、灰沢は「だまっちまうんだよ」と言ってのけます。どういったカラクリがあるのでしょうか?
以前神から譲り受けていた書類を持ち出したタツヒコ、中身はなんとバーストの社長をタツヒコに譲る旨記載された登記だったのです!タツヒコはタイミングを伺い、今がその時だとバーストの主だったものの前で明らかにし、特に時正は泣いて喜びます。皆胸の奥に神の姿があり、今のバーストの荒れた現状を苦々しく思っていたのでしょう。反撃の狼煙が上がります!
しかしここでバーストに吉川が拉致られたということで百塚が乗り込んできます。タツヒコ達は訳も分からず、3時間で吉川を返せと言われて途方に暮れます。また、森長を処分しようとするトナミと灰沢の動きも気になります。続巻も読みましょう!!
おまけ
和久井健作品で今大人気連載中なのが東京リベンジャーズです。2021年6月現在で1450万部と爆発的に売り上げを伸ばしています。少年誌・タイムリープ・抗争ものという点が上手く噛み合いヒットしているのだと思われます。アニメ・実写映画化と今波に乗っており、非常に面白いので是非チェックしておきましょう!!
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