「テニスの王子様」13巻の数々の激戦と成長譚~亜久津を倒し青学都大会優勝!関東大会5位出場の氷帝の不気味さ…レギュラーを賭けた校内ランキング戦で乾躍動~

前回までのあらすじ

リョーマは得意のドライブBを決め、1-1の同点に追いつきます。竜崎リョーマに侍の血を呼び覚ましてくれたこの亜久津との対戦に感謝を告げ、伴田亜久津はこのままでは終われない、彼には負けられない理由があると返します…

青学都大会優勝!!

伴田亜久津が負けられない理由は一生懸命練習して負ける事はともかく、テニスを馬鹿にしてろくに練習しなかった者がそのテニスで負ける事程カッコ悪いことはないと感じているためだと言います。亜久津伴田のアドバイスを受け入れ、4-4まで追い上げて来ます

亜久津は緩急を付けた攻撃で揺さぶりますが、リョーマは即座に対応して来ます。青学レギュラー陣はリョーマが勇敢に戦っていると評し、手塚はテニスは精神面が大きく左右するスポーツ、亜久津の意地とリョーマの勇気、より強い方がこの試合を制すと語ります

リョーマはマッチポイントとしますが、今の亜久津の集中力なら一瞬でも油断すればひっくり返されると大石は慎重です。リョーマは超ライジングからドライブAと攻め立て、徹底抗戦するかに見えましたが、最後はドロップボレーと意外な結末で6-4で制し、青学が都大会優勝を決めます

今回は負けましたが山吹にとっても大きな収穫があったと感じる伴田ですが、亜久津リョーマとの試合で十分だ、この先の試合等興味ないと淡泊です。例の亜久津の彼女と思われた女性は実は亜久津の母(33歳)で、河村の彼女でもない、ちゃんづけしないと怒るからと話します

テニスでバスケのフリースロー!?

都大会は終了し、関東大会には青学・山吹・銀華・不動峰・そして5位決定戦を制した氷帝が出場します。聖ルドルフは氷帝に惜しくも敗れ、特に裕太を15分で倒したジローは要注意だと話します。亜久津に辞めないで下さいと懇願されますが、亜久津の決意は固く、二度とコートに戻って来る事はなかったのです

束の間の休息の時、授業ではリョーマは得意の英語で流暢に話し、皆驚きます。掃除で落ち葉集めしていると、そのゴミをカズがバスケしながらメチャクチャにしてしまいます。10連続フリースローを決めると気張ると、何とリョーマがテニスボールを箒で打って決めてしまい、お互い一歩も引きません

徐々に距離を取りながらも正確に決めていくリョーマ、しまいにはカズは外し、リョーマ桃城からラケットを貰いネットに全く触れずにゴールを決めてしまいます!相変わらず「まだまだだね」と強気のリョーマでした

校内ランキング戦で乾躍動!

関東大会に向けて青学は校内ランキング戦を行います。A・B・C・D各ブロックで上位2位しか試合には出場出来ない狭き門です。順当に前回レギュラー陣が勝ち進む中、Aブロックでは手塚桃城に加えも躍動し、月間プロテニスの取材陣も熱を上げます

リョーマ大石相手に狡猾なテニスで6-3と勝利をもぎ取ります。難関のAブロックは何と桃城を倒し、千石を破ったあの桃城ですら3勝2敗でレギュラー入りは絶望的です。は単純に敵校のデータ取りだけでなく、チームメイトのデータも緻密に取っていたのです

無敗同士の手塚の試合が始まります。お互い全く引かず、1-1のタイとなり、あの手塚はデータテニスで機敏に対応します。手塚は伝家の宝刀・ドロップショットを放ちますが、はそれすら読み、データテニスに加え、旺盛な練習量で肉体的にも完成されつつあります

3-3とあの手塚から3セット取った事自体驚きですが、の躍動は続きます。は努力を怠らず、寡黙に練習を重ね実力を上げ、何と4-3で40-30とこれを取れば5ー3になる有利な展開です。このままが押すかに見えましたが、手塚がここでデュースとし、試合はまだ終わってない、続けるぞと豪語したところでこの巻は終わります

まとめ

亜久津は緩急で揺さぶりをかける等更に向上し、リョーマという好敵手相手に奮戦しますが、自力で勝るリョーマが勝利、青学の都大会優勝が決まります。傍若無人ぶりが目立った亜久津ですが、彼には彼の言い分があり、に辞めないでくれと懇願されますが、それ以降テニスからは足を洗います

関東大会には上位5チームが出場出来るため、青学・山吹・銀華・不動峰のベスト4に加え、5位決定戦を勝ち上がった氷帝も出場出来ます。不動峰の不意打ちに沈んだ氷帝でしたが、実力的には引けを取らない氷帝の存在は不気味です。また、前回不出場の正レギュラーやニューフェイス・ジローの存在も気になります

関東大会に向けて青学は恒例の校内ランキング戦を行います。前回レギュラー陣が順当に勝ち進む中、Aブロックは手塚桃城という猛者の内2人しか残れないところで、ずっと影を潜めていたが躍動し桃城を食ってしまいます!

データテニスに加え、身体能力にも秀でたは練習量も増やし実力を上げ、あの手塚に肉薄します。手塚が青学テニス部最強な訳ですが、は何と手塚を逆に追い詰めていくのです。しかしあの手塚がこのまま引き下がるとも思えません…14巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

おまけ

テニスの王子様の劇場アニメ第3弾は「リョーマ! The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様」で、3DCG映画として2021年9月3日に公開、全国大会篇から繋がるストーリーとして描かれています。decideとgloryの2種類あり、話が少し違うのが特徴です

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