「テニスの王子様」41巻の数々の激戦と成長譚~仁王の偽手塚・白石を看破し不二執念の勝利!リョーマ記憶喪失の原因とは?ゴールデンペア同調で躍動、勝負はシングルス1・最終決戦へ~

前回までのあらすじ

完全に手塚とプレーしている感覚の不二は、力一杯やらせて貰うよと気張り、サーブ&ボレーから両者ネットに出て、コードボールを仁王がロブで返すと不二が2年前の手塚との対戦を思い出しながらスマッシュを決めます。大石は過去の対戦は手塚の惨敗だったらしいと漏らします…

不二第6の返し技:「星花火」

手塚に「つばめ返し」まで返された不二、「蜻蛉包み」まで見せますが、華麗に返され、仁王がついに4-4の同点とします。手塚が先輩と喧嘩し腕を怪我し、完全な状態で試合出来ない為、不二は無意識に手塚との対戦を避けていたのです

どちらが上か決着がついてしまうのが怖かったから…不二はついには「百腕巨人の門番」も破られ4-5と押されます。偽手塚は「才気煥発の極み」で6球目と予告、ところが不二は目を閉じてその6球を超えてラリーを続け、心の瞳で静かに淡々とプレー、次の行動を読ませません

最終的にはロブを上手くコードボールとし加点、5-5の同点です。竜崎は準決勝の敗戦が不二を更なる高みに押し上げおったと語ります。しまいには6-5と逆転してしまいます。「零式サーブ」4発で終わらせられなかった仁王の限界を指摘すると、コート上の詐欺師:仁王は何と白石にまで成り切ります!

同じ相手に2度と負けないと不二は第6の返し技「星花火」を予告、「つばめ返し」、「蜻蛉包み」、「百腕巨人の門番」と畳み掛けますが、「聖書」こと偽白石には通用せず、コードボールが来ると、不二はついに「星花火」を披露、病室の曰く風を読める不二だからこそ出来る究極技だと…

これが決まって7-5で不二の勝利です。不二は本物の手塚にこの大会が終わったら勝負しようと約束します。続くダブルス1は丸井ジャッカルVSゴールデンペア:大石菊丸ペアなのです!

リョーマが記憶喪失になった理由

桃城は居ても立ってもいられずリョーマを連れ出し、アップに向かい記憶を取り戻させようとします。桃城リョーマに弾丸サーブを放ち、「思い出せ!」と気張ります。大石菊丸ペアが1-0とする中、桃城リョーマを諭し、ついには「テニスを教えて下さい」とまで言わせます

軽井沢で南次郎は暗闇の中木の枝で石を物凄い威力で放ち、猪を仕留め、リョーマと一緒に食べ、「見ていない」、目に見える側に囚われていない事に気づいたリョーマは夜通し練習し「天衣無縫の極み」をマスターしてしまいます!すると滝から巨木が流れて来て、上手く軌道は変えたものの落下した衝撃で滝に落ち、そこで記憶喪失になってしまいます

パワーアンクルを外した立海大付属ペアはジャッカルの「ねずみ花火eat」、丸井の「時間差地獄」で1-2と逆転します。桃城は自分だけでは無理だと悟ると病院から抜け出した海堂に続き、今まで対戦して来た猛者共も現れ、リョーマの記憶を取り戻す為に動き出します

2-5と大手を掛ける立海大付属ペア、そこに桃城が近況を告げ、時間稼ぎの礼を言い、いよいよゴールデンペアは真の力を発揮します。皆リョーマという超新人に感化され全国大会の決勝にまで辿り着いた事を思い出します

最終決戦!王子様VS神の子

ゴールデンペアはここで同調を行い、絶体絶命のピンチにのみ訪れるものを自在に操ります。幸村に完全な状態で勝利して欲しい真田は敢えて跡部と共にリョーマの下に向かいます。同調したゴールデンペアは強く、7-5で勝利、トータルスコア2-2でシングルス1決戦となります

リョーマが現れない中、幸村相手に遠山が時間稼ぎの意味でも勝負を挑みますが、幸村はジャージを肩に羽織ったまま勝ってしまいます…「神の子」なのです!桜乃リョーマの記憶喪失を聞いて慌てて向かいますが、猛者とやり合った事でついにリョーマは記憶を取り戻しコートへ向かいます

遠山は呆然とし、幸村と試合した者は五感を奪われイップスに陥ると言われ、それが「神の子」と言われる所以です。リョーマはこの最終決戦でいきなりツイストサーブからドライブA、COOLドライブと畳み掛けますが、幸村はいとも簡単にベースライン上に返して加点してしまいます

リョーマはその実力を認めた上で、「ジャージ肩から落ちてるよ」と鋭い指摘をしたところでこの巻は終わります

まとめ

不二はコート上の詐欺師:仁王の偽手塚白石にも臆せず立ち向かい、同じ相手には2度と負けないとついには第6の返し技:「星花火」まで披露します。風を読める不二だからこそ出来るこの妙技には流石の仁王も敵わず、不二の勝利となります

桃城は居ても立ってもいられずリョーマの記憶を取り戻す為にアップに誘います。ここで何故リョーマが軽井沢で記憶喪失になったのかが明かされます。南次郎に「天衣無縫の極み」を伝授されたリョーマは、夜通し特訓し、ついには習得しますが、滝から巨木が流れて来て、弾みで落下、その衝撃で記憶を一時失うのです

桃城に加え、海堂、そして今まで戦って来た猛者達の助けによって、リョーマは完全に記憶を取り戻し、いよいよ最終決戦:「神の子」・幸村と勝負となります。幸村は手術も終え完全復活、対した者は五感を奪われイップスに陥ると言われ、それが「神の子」と言われる所以です

遠山にジャージを肩に羽織ったまま勝ってしまった幸村ですが、流石にリョーマ相手にはそうは行きません。記憶を取り戻した王子様VS神の子の最終決戦の行方は?次巻最終巻です、42巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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