「テニスの王子様」14巻の数々の激戦と成長譚~手塚本領発揮でレギュラー陣決定!関東大会緒戦はよりによって氷帝…地獄を見た桃城、執念でレギュラー復帰~

前回までのあらすじ

は努力を怠らず、寡黙に練習を重ね実力を上げ、何と4-3で40-30とこれを取れば5ー3になる有利な展開です。このままが押すかに見えましたが、手塚がここでデュースとし、試合はまだ終わってない、続けるぞと豪語します…

熾烈なレギュラー争いの果てで…

手塚はついに本気を出し、ラリーは続くものの何と手塚は一歩も動かないのです…まさに「手塚ゾーン」です。のミサンガは切れ、不二はあれが手塚の伝家の宝刀だというと、何とのコートに落ちたボールは手塚側に戻るという驚異の動きを見せます

校内ランキング戦も終わり、手塚の衝撃が残る中、桃城は3日も部活に顔を出しません。大石はイラついており、桃城の心配をしているようです。大石はレギュラーになる事に神経質になっており、菊丸がレギュラー落ちした桃城の事を茶化すと喧嘩になり、手塚にグラウンド20周を食らいます

伴田竜崎の下を訪れ、手塚に海外留学についてのパンフレットを持ってきており、竜崎もその可能性は感じています

桃城はフリーコートで布川達とゲームをしており、そこにの妹()が現れます。不動峰の近況を話しながら手合わせするとは筋が良く好返球を連発し、桃城は自身の油断を肝に命じ常に格上に挑むつもりで臨むと吹っ切れダンクスマッシュを決めます

そこに氷帝の連中が現れ、跡部桃城を挑発、忍足はダブルス専門だから桃城と組むかと問うと、そこにリョーマが「サボりすか?」と現れます

組み合わせ抽選会

氷帝の連中は桃城達を挑発して来ますが、桃城は乗らず、リョーマと組むくらいならと組むとまで言います。するとリョーマ跡部に挑戦すると豪語し、跡部は上手くかわし、関東大会で勝負だとまだその実力は未知です

桃城はやっと練習に顔を出し、グラウンド100周を言い渡されます。大石菊丸も仲直りします。手塚は海外留学の意志はあるものの全国に向けて今は行かないと竜崎に話しており、次の校内ランキング戦に向けて桃城を叱咤激励します

関東大会の組み合わせ抽選で手塚大石は山吹の千石や不動峰の達と出くわします。立海大付属の真田は高校生の先輩・相手に圧倒し、更に2年生エース:切原が躍動し月刊プロテニスの取材陣も熱い視線を送ります。切原は8連戦してもまだ動き、相手したOBは皆左利きなのです

抽選会ではよりによってシードの青学に早くも氷帝がぶつかる波乱が起きます!昨年の都大会決勝で負けているだけに竜崎も気を張ります。氷帝は部員200人を誇り、レギュラーでも負けたら即降格という厳しさがあるだけに、気を引き締めなければなりません

河原で練習に励む海堂の前にが現れ、濡れた手ぬぐいを振り抜く事でブーメランスネイクの会得に役立つと言い、更に自身とダブルスを組んでみないか?と持ち掛けます。竜崎はゴールデンペア以外に計算出来るダブルスが青学にいない事を気に病んでいたのです

関東大会緒戦:対氷帝学園

氷帝ではに負けた宍戸が汚名返上とレギュラーのを6-1で倒し、完全復活かに見えましたが、顧問のは一度負けた者にチャンスはないとし準レギュラーの日吉が入ると薄情です。宍戸は直談判に行きますが、は非情で、宍戸は自慢の髪を切り、跡部の後押しもありチャンスを得ます

氷帝戦に向けて青学メンバーは練習に励み、桃城は応援で負けてなるものかと揃いの鉢巻きを用意します。試合まで間もなくという時間でも大石は現れず、何と産気づいた妊婦を助けた際右腕を負傷し(?)、替わりを桃城に託します

レギュラーは蓋を開けてみると何とリョーマは補欠で、パワータイプの樺地対策でシングルス3は河村が対します。ダブルス2は桃城菊丸ペアVS忍足向日ペアとなり、氷帝の応援が半端ないです。桃城の強烈なサーブを向日はムーンサルトで身軽に対応、そこを菊丸がアクロバティックに返球します

しかし更に忍足が反応し返球しようとする中、桃城がどっぷり構え「行きますよ大石先輩…」と気張るところでこの巻は終わります

まとめ

部活動にはレギュラーになれる者となれない者が必然的に生まれます。本レビュー筆者は他スポーツの部活動で3年間レギュラーになれるかどうかの当落線上で苦労した経験があり、桃城大石の気持ちが非常に分かります。特にメンタルの安定はレギュラーには不可欠ですが、中高生でそこまで完成されている人間がどれだけいるかという事です

テニスの王子様は華やかなイケメンが活躍する内容の為、このレギュラー争いも華麗に描かれますが、地を這い毎日不安定な中必死にレギュラー争いを頑張っている学生も多くいるという事も是非念頭に置いてこの漫画を読んで頂きたいです。リョーマのような超人ではないのです

関東大会の組み合わせ抽選でよりによって緒戦で氷帝を引き当ててしまった青学、昨年は都大会決勝で敗れているだけあり油断は出来ません。更に部員200人を誇る氷帝の応援は凄まじいものがあります

校内ランキング戦で敗れた桃城でしたが、華があり人気もあったからか、土壇場で地味な大石が怪我をし(何か意図的なものが感じられます…笑)、菊丸と急造ダブルス2を組みます。青学はゴールデンペア以外に計算出来るダブルスがいない中、海堂ペアの仕上がりも気になります

一度地獄を見た桃城の奮起に期待したいところです…15巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

おまけ

テニスの王子様は実写映画化もされています。テニミュ出演者やテニス経験者を多く配した事により、実写映画としてド派手にイケメン達が活躍する人気作となりました

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