「テニスの王子様」39巻の数々の激戦と成長譚~学校対抗焼肉大食いバトル勃発で大混迷の焼肉の王子様(笑)…全国大会決勝、リョーマ不在の中、手塚VS真田の頂上決戦~

前回までのあらすじ

決勝戦は会場の都合で3日後となり、約束通り心置きなく焼肉パーティーとなります。は相変わらずうんちくを垂れ、リョーマはタレより塩だと主張、ここでタレか塩かでメンバーの意見が割れ、喧嘩になりそうになると、この男が一括します!

なんと大石は焼肉奉行で焼き加減から食べ方まで非常にこだわりがあり、全員悶絶します(笑)そこに全国で対した猛者どもが焼肉屋に集い、壮絶な(?)焼肉バトルが勃発します…

学校対抗焼肉大食いバトル

唐突に全国大会に出場した5校による学校対抗焼肉大食いバトルが開催されます。メンバーは青学:桃城リョーマ大石不二手塚、比嘉:木手甲斐平古知念不知火田仁志、六角:天根黒羽佐伯首藤、四天宝寺:白石忍足千歳一氏石田遠山、氷帝:跡部向日芥川日吉宍戸樺地の6名ずつです

ルールは制限時間1時間で1番多く食べた学校の勝ち、ただし最初に1杯、10皿ごとに1杯乾特製ドリンクを飲まなければなりません…最初の1杯で全校つまずき、汁が得意の不二擁する青学リードです。巨漢の田仁志はトングで一度に大量に食し飛ばします

更に完コピを得意とする樺地田仁志の真似をし続きます。白石は無駄のない焼き方でまるで聖書のような華麗さです。早くも10皿食べた田仁志は激辛ペナル茶を一気に飲み干します…沖縄代表なのでこーれーぐーす(島唐辛子を泡盛に漬けたもの)で辛さ慣れているのです!

30分が経過し、各校脱落者も多数出て、比嘉が58皿でトップです。ところが網の交換で甲斐がしくじり比嘉が脱落します。今度は樺地の活躍で氷帝がトップへ、跡部は粉悪秘胃(コーヒー)で悶絶します(笑)氷帝はシャトーブリアンに到達し、は解説が滑り失態を犯します

70皿を食べ終えて氷帝がトップの中、樺地も力尽き、跡部が壺入り骨付きカルビを焼くと黒煙が店内を覆い、勝負はお預けとなり、お勘定が127万4960円と聞き竜崎は発狂します(笑)

手塚VS真田の頂上対決

ついに全国大会決勝戦:青学VS立海大付属の試合が始まります!ところがリョーマは何故か軽井沢に居るという事で、跡部がヘリを出し桃城忍足と迎えに行きます。シングルス3は手塚VS真田の頂上対決です。この3年間一度も対戦した事のない2人、最強と言われる真田はその事にわだかまりを感じていたのです

疾きこと風の如く」と早くも風林火山を見せる真田手塚も「手塚ゾーン」で対応します。すると真田は「侵掠すること火の如く」と攻め手を変えますが、「手塚ゾーン」は崩せません…ただ、ゾーンによっていつも出来る円形の跡がブレて広がっています。真田は真っ向勝負で「手塚ゾーン」を破る気です

手塚が「百錬自得の極み」を発動すると、真田も2つの究極奥義の封印を解き、「動くこと雷艇の如し」とスマッシュを決めます。ならばと手塚が「才気煥発の極み」を発動すると、「知り難きこと陰の如く」と隙を無くし行動パターンを読ませません…「風林火陰山雷」が「風林火山」の真の姿なのです

「皇帝」コールが鳴り止まぬ中、真田が0-3とリードし、関東大会でリョーマに敗れた事は特に自分に厳しい真田にとっては屈辱で、自身を部員に殴らせずっとその雪辱の機会を伺っていたのです。手塚が伝家の宝刀「零式ドロップ」を決めると真田は機敏に対応、そこで「手塚ゾーン」で「雷」も食ってしまいますが、真田のスマッシュで手塚のガットが破られ0-4です

際の際の白熱の攻防

圧倒的不利な中、手塚は以前リョーマに語った手塚ゾーンを逆に使って真田の「雷」を全て外に出してしまうという「手塚ファントム」を放ち、手塚の反撃が始まります。手塚は「手塚ゾーン」を超える6割増しの回転により3-4まで追い上げますが、腕への負担が大です。ついには「零式サーブ」も放ち4-4の同点です

すると手塚の腕がうっ血して紫色に腫れ上がっています!手塚大石全国大会を皆と共に優勝したらプロになる為ドイツに行こうと思っていると語っていました。日本での最後の試合という強い意気込みを感じた真田も「雷」を使い過ぎて脚に限界が来ています

それでも真田は「雷」で打ち込み、「手塚ファントム」でアウトとなりついには5-4と逆転されます。ベンチでアイシングを受ける手塚に対して真田はそれを拒否し、幸村から立海3連破の為に真っ向勝負は捨てろと言われたところでこの巻は終わります

まとめ

焼肉の王子様と題して学校対抗焼肉大食いバトルに突入した今巻でしたが、こういったハチャメチャなお笑い要素はシリアスかつ豪快な技が展開されるテニスの王子様の中で一種の清涼剤のような役割を果たしています

田仁志樺地という如何にも大食いといった面々が活躍する中、特製ドリンク等のトラップで次々と脱落者が相次ぎ、混迷を極める訳ですが(笑)、最終的には焼肉屋が黒煙に包まれ勝負はうやむやに、その隙にオジイとスッポンを食べに行っていた竜崎は大金を請求され悶絶するというオチでした

このようなお笑い要素を挟んで、いよいよ全国大会決勝の日となります。ところが肝心のリョーマが何故か現在軽井沢に居るという事で、堀尾が身代わりとなり、桃城跡部達の助けを借りてヘリで迎えに行きます

シングルス3では手塚VS真田の頂上対決となり、今まで一度も対戦していなかった二人の究極の決戦となります。お互い「手塚ゾーン」や「風林火山」等持てるスキルをフル活用しこの大勝負に挑みます。真田が「風林火陰山雷」と更に上の秘儀を見せると、手塚も「手塚ファントム」で応じます

これはお互い脚と腕に極端な負荷が掛かっており、勝負は拮抗しますが、肉体的には限界が近づいています…幸村真田に授けた作戦とは何なのでしょうか?40巻に続きます…

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