「テニスの王子様」25巻の数々の激戦と成長譚~データテニスを捨てた乾の真意は柳との因縁への決着…幸村手術で試合を急ぐ立海大付属に天才・不二が待った!視力を失うも感覚でプレイ~

前回までのあらすじ

2-0と有利に試合を進めるですが、ここでは「かまいたち」を放ち、スライスボールとなり加点します。の予想はことごとく外れ、の予想の遥か上を行く強さを見せ始めます…

乾の描いた絵とは!?

前半のプレイを観察し、自分のデータを確信してから一気に反撃、のデータテニスそのものを崩そうとしているのです。ついには2-3と逆転し、伊達に1年の時から幸村真田らと立海大付属を全国優勝に導いているだけあるです

は割り切りデータテニスを捨て、は自分のプレイスタイルを捨てた者に勝利はないとロブを放ち勝負あったかに見えましたが、は渾身のスマッシュを決め、俺は過去を凌駕すると気張ります。あののガムシャラなプレイに皆驚き、ついには3-3の同点に追いつきます

データテニスを捨て本能の赴くままにプレイするは最早別人で、4-3と逆転しますが、ここで勝率は100%と揺るぎないの狡猾なプレイで同点に追いつかれます。更には自分のテニスを捨てた者に勝利はないと気丈なが4-5と王手を掛けます

ところが何とこのシチュエーションは小学生時代に唯一シングルス戦を行い途中で中断されていたものと同じなのです…は意図的にこの状況を作り出していました!ラリーは5分以上続き、ついにはが6-5とリードします

不二の不敵

しかしはタイブレークに持ち込み、試合は膠着状態となりなかなか勝負はつきません。ダブルスを組んでいた二人はお互いをシングルスプレイヤーとして倒してみたくなり、は敢えて引っ越したのです。結局この対決は7-6でが執念で制します

これでトータルスコアは1-2となり望みを託す青学、皆てっきり真田が立海大付属の部長だと勘違いしている中、手術中の幸村部長)との3人が1年時からレギュラーで不敗神話があるのです。ギラン・バレー症候群という難病の幸村の為にも負けられなく、早く試合を終わらせたかった真田は怒ります

掟通りを殴ろうとしますが、切原が間に入り、結果的に全国3連破すれば良い、13分台で終わらせれば幸村の手術に間に合うと豪語します。すると不二が協力すると言うので話が早いと切原が応じると、キミが勝つとは限らないと不二は自信気です

超攻撃的テニスの切原をカウンターを得意とする不二がどこまで持ち堪えるかが勝負のカギと思われる中、何と攻めているのは不二の方なのです!不二のスマッシュで切原は膝を狙われたと感じ、幸い膝は外れますが加点し、切原リョーマの敵討ちかと納得します

視力を失っても感覚でプレイする天才・不二

切原は早くも目が充血し、覚醒しスピード・パワー共に格段にアップしますが、不二は全く隙の無いテニスで応戦、ラリーの応酬となります。切原が仕掛け、切原のチャンスボールになったかに見えましたが、不二は白鯨で返球、超反応で切原が飛びついて返したところを羆落としで仕留めます

試合を終え疲れ切っているですが、今不二のデータを取らないでいつ取る?とノートを取り出します。以前リョーマとの模擬試合でも底を見せなかった不二手塚が本当のお前は何処にある?と問うと、不二は勝敗に執着出来ないみたいなんだ…と答えていました

氷帝・跡部戦で見せた手塚の勝利への執念・強い意志は確実に不二にも伝染しました。ところが切原渾身のスマッシュを頭に食らった不二は一時的に視力を失ってしまうのです…3-0とリードしていた不二ですが、みるみる追いつかれてしまいます

切原にも目が見えていない事がバレてしまい逆転されますが、不二はコツを掴み、感覚のみでラリーを続け、竜崎がアタシの想像を遥かに超えておった、ウチはこんな天才を眠らせていたのかと自戒するところでこの巻は終わります

まとめ

は感情的になり、自慢のデータテニスを捨ててガムシャラにプレイしているように見えましたが、これには意図があり、以前途中中断したとのシングルス戦:4-5のスコア状況にワザとしていたのです。ここからその試合の続きだと執念を見せるは鬼気迫るプレイを見せます

沈着冷静に思われたの感情剥き出しの熱いテニスは観衆も味方につけ、結局長いタイブレークを制しこれで青学もトータルスコア1-2と追い上げムードです。部長:幸村の手術に間に合うように早く試合を終わらせたい立海大付属ですが、ここで天才・不二が立ち塞がります

早くも赤目となる切原の本気モードも軽くいなしてしまう不二の強さが際立ちますが、ここで頭部にボールがぶつかり、不二は一時的に視力を失ってしまうのです…そんな状況でテニスなど出来るはずないのですが、天才・不二は何と感覚だけでラリーを続けてしまいます!

流石の竜崎もこの天才・不二の実力を認めない訳には行きません…何とか真田を引っ張り出したい青学、不二VS切原の対決はどちらが制するのでしょうか?26巻に続きます…

おまけ

テニスの王子様は数々のゲームが発売されています。販売元は全てコナミで、ジャンルも部活シミュレーションからアクションテニスと幅広く、多くのユーザーを虜にしています

コメント

タイトルとURLをコピーしました