「東京リベンジャーズ」1巻の数々の抗争とタイムリープの不思議~ヘタレの主人公・タケミチの特殊能力は12年前の今日に戻れる力…元カノ・ヒナタを救うべく東京卍會のトップ・マイキーに接近~

はじめに

新宿スワン和久井健先生が週刊少年マガジンで連載し、一躍超人気漫画となったのが東京リベンジャーズです。不良・喧嘩要素にタイムリープを織り交ぜた展開が話題を呼び、メディア展開も盛ん、累計発行部数は7000万部を超える人気作に、今回はスポットを当てていきます

タケミチ、いきなりタイムリープ!

花垣武道タケミチ)はテレビで人生唯一の彼女・橘日向ヒナタ)が東京卍會の抗争で亡くなった事を知ります。レンタルショップでうだつの上がらない仕事をこなし、人生に絶望していたタケミチは、電車の線路に落とされ、いきなり轢かれます!

走馬灯のように中学2年生の全盛期の事を思い出し、気づくと中学のツレと一緒におり、自身の容姿が変わっており、携帯から今が12年前の2005年7月4日なのだと悟ります。ツレは今から渋谷三中に俺ら溝中で戦争しに行くと言うのです!

喧嘩等10年以上していないタケミチは当然ビビり、この急展開についていけません。公園で待ち構えていると、渋谷三中の2年ではなく、3年の不良達が現れ、タケミチは自身の従妹・マサル君は番を張っているどころか、パシリだった事を思い出します

当然半殺しにされ、これから東京卍會の兵隊としていいように使われる地獄の日々がスタートする事をタケミチは知っています。過去のタケミチは中学卒業後逃げ出し、人生何もかも上手く行かず、謝り続ける人生でした。そんな東京卍會のせいで死ぬヒナタの事を想ったタケミチは、記憶を頼りに彼女の自宅に向かいます

当然ヒナタは生きており、安心したタケミチは泣き、彼女として好きだった事を思い出します。公園でイキっている不良を伸して、助けた少年に度胸を見せろと凄むタケミチは、それが直人ナオト・ヒナタの弟)だと悟ります。タケミチは自身がタイムリープして来た事をナオトに話し、ナオト達が2017年7月1日に死ぬのだと伝えます

未来を変えたいタケミチナオトに未来を変えてくれと握手すると、何と今度は2017年7月4日にタイムリープします!そこにはナオトもおり、タケミチがタイムリープして来た事、そしてタケミチを助け未来を変えたのだと告げます

ナオトは刑事になっており、それでもヒナタは死んでしまい、タケミチに協力して姉を助けて欲しいと言います

諸悪の根源・東京卍會

ナオトタケミチが12年前の同じ日に戻れる能力があると言います。ナオトタケミチに東京卍會についての知識を叩き込み、12年前に戻り東卍の2トップ・佐野万次郎稀咲鉄太が出会う事を阻止して欲しいと言うのです

タイムリープのトリガーはナオトとの握手だと悟り、再度過去へタイムリープします!今度は大勢の観衆の中喧嘩をしており、どうやらキヨマサ主催の喧嘩賭博をさせられているようです。当然ボコられ、キヨマサ佐野に会いたいと言うと、バットで更にやられます

過去に戻れてもヘタレな事は変わらないので、過去のナオトに会って未来に戻ろうとしますが、先にヒナタに会い、彼女を失いたくないと思い直します。翌日タクヤが喧嘩賭博をさせられる事になりますが、タケミチがそこでキヨマサとタイマンをさせてくれと言い出します!

キヨマサは段違いの強さで、当然一方的にやられますが、タケミチは不屈の闘志で倒れません。客も引いており、そこに東卍副総長・龍宮寺堅ドラケン)と、総長・佐野万次郎マイキー)が現れ、場は一変します!場を圧倒したマイキーは、タケミチの事を気に入り、今日からタケミっちなと笑います

キヨマサを伸したマイキーは去り、場は収まり、夜アッくんが実はナイフでキヨマサを襲うところだったのだと知ります。タケミチはまた未来を変えたのです!

マイキーが極悪人に思えないタケミチ

翌日学校に行き、例の2人を出会わせないようにするにはどうすれば良いか思案していると、そこにマイキードラケンが現れます!3年を伸してしまったマイキーと近づくチャンスだと感じたタケミチでしたが、そこでヒナタが怒りマイキーをぶってしまいます!

ドラケンが怒りヒナタの手を掴むと、タケミチが勇気を出しそれを止めます。マイキーに殴られると思っていると、マイキーは思い直し笑顔で去っていきます。ドラケンタケミチの事を見直したのです。事情を把握したヒナタは謝りますが、マイキーは彼女を大事にしてやれとおおらかです

マイキー・ドラケンと触れて、この2人が極悪集団・東卍のアタマなのか?と疑問に感じます。マイキータケミチの無鉄砲さが死んだ兄貴に似ていると言い、オレが不良の時代を創ってやると豪語します!ドラケンは喧嘩が強い奴は沢山いるが、タケミチのように譲れないもののために身体を張れる奴はそうはいないと言います

タケミチマイキーが未来で事件を起こすようになるとは考えられないと感じ、そこにどこかで見た記憶のある男とすれ違うところでこの巻は終わります

まとめ

出だしから急展開で主人公・タケミチの不思議な能力・タイムリープが際立つ今巻ですが、人間生きていれば誰もが想う事・過去に戻って人生をやり直したいというテーマに、和久井健先生は挑みます

うだつの上がらない人生だったタケミチは、人生唯一の彼女・ヒナタを救うためにタイムリープのトリガーとなるヒナタの弟・ナオトと共闘し、過去を変えるべく奮戦します。例え過去に戻れても、ヘタレな事には変わりはないのですが、やはり未来を知っているという事は大きなアドバンテージになります

ヒナタが死んだ原因である東卍の2トップを出会わせないようにまずはマイキーに接近するタケミチですが、おいおい事件を起こす極悪集団のトップとは到底思えない彼の良さを感じてしまいます。マイキーはそのカリスマ性で不良の時代を創ってやると豪語しますが、何が彼を変えてしまったのでしょうか?

ナオトをトリガーに12年前の今日に戻れるという不思議な能力を駆使して、元カノを救うべく立ち向かうヘタレな主人公という事で、感情移入もしやすく、掴みはOKといったところ…2巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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