前回までのあらすじ
マイキーは稀咲だけは許さないと凄むと、半間がバイクで連れ去り、ここで逃げられたらまた同じ事の繰り返しのため、ドラケンのバイクでタケミチも追います。慌てた半間は運転を誤り、バイクは転倒してしまいます
倒れた稀咲の元にタケミチが現れ、ナオト…あと少しだと覚悟を決めます…
ついに稀咲を追い詰めたタケミチ
撃たれた足が痛むタケミチをドラケンがおぶって稀咲の跡を追います。キヨマサの時の逆だなと笑うドラケンの背後から半間が棒で殴って来て、ドラケンは何とかガードします。タケミチは半間をドラケンに任せ、先を急ぎます
稀咲は陰に隠れ、ブロック塀でタケミチを襲いますが、タケミチも反撃します。壮絶な殴り合いを展開、いつの間にか例のヒナタが追突された駐車場に来ています。稀咲がメビウス・バルハラ・天竺といつでも盾と剣になる奴を作る小心者だとタケミチが罵ると、稀咲は何かを達成するには緻密な計画が必要だと言います
ダークヒーローになるはずだったという稀咲の計画は狂い、タケミチはこの因縁の場所で決着をつけると断言します。稀咲がタケミチがタイムリープしているんだなと言うと、タケミチはある光景が目に浮かびます
再び同じ光景が浮かび、そこでは稀咲がヒナタにプロポーズし、フラれるくだりが見え、どうやらそれでヒナタ殺害にこだわっているようなのです。稀咲はタケミチに銃を向け、幼い頃ヒナタを好きになったが、そこにヒーロー・タケミチが現れ、日本一の不良になると話していたため、不良について調べ、マイキーに接近したと話します
以前河原でタケミチとすれ違った稀咲はタケミチを越えてやるとマイキーに近づき、緻密に練られた計画・オレが日本一の不良になる為の最高の’’媒体’’だと10年かかる壮大な計画を実行に移してきました
最終的にヒナタと添い遂げるはずだった稀咲は、タケミチに何度タイムリープした?と勝手な感情をぶつけて来ます。タケミチは銃を蹴り上げ、逆に稀咲に銃を向け、はじめからこうすべきだった、死ねと涙します
関東事変・終幕
寸でのところでヒナタとマイキーが現れ、稀咲は逃げ出します。何度だってやり直してやるという稀咲に、もう二度とオマエを未来に帰す訳にはいかねぇというタケミチ、すると、稀咲はまだオレがタイムリーパーだと思ってるのか?と振り返ります
ついに真実が語られようとしている時、稀咲にトラックが突っ込み、稀咲は轢かれ、右腕が変な方向に曲がります。大量に出血し、そのまま逝きます。関東事変は総勢500名による抗争となり、逮捕者5名、死者3名を出す凄惨な結末で幕を閉じます
逮捕者は天竺幹部の5名、死者はエマ・イザナ・稀咲の3名です(死んだと思われた鶴蝶は実は生きていました)。タケミチは病院で鶴蝶に会い、これでオレの戦いは終わり、でも稀咲の死んだあの日から震えが止まらないと話します
マイキー、東卍の解散を宣言
エマの葬儀でマイキーは毅然とした態度を示し、ドラケンはマイキーの祖父にエマが好きだった、守ってやれなくて申し訳ありませんと謝ると、祖父はあいつも浮かばれると笑います
ココはイヌピーとは別の道を行くと話し、二人は別れます。鶴蝶は例の以前イザナとの思い出の場所にイザナのイヤリングを捧げます
エマおよびイザナの殺害事件は稀咲・半間の2名の犯行として処理され、稀咲は死亡、半間は今も逃亡しています。マイキーはよし、決めたと何かを決意します
千冬が河原で水切りをしながら、タケミチと話しています。タケミチは稀咲はタイムリーパーではなかったと話し、喧嘩は弱いのに頭と度胸だけで東卍を操り大勢の人を殺し、日本の不良のトップにのぼりつめたのだと言います
千冬が気に病む必要はないと言うと、タケミチは川に飛び込み、稀咲ともっと向き合いたかったと泣き叫びます。千冬はタケミチを宥め、どんな悪人でもやっぱ知ってる奴が死ぬのはしんどいなと言います
数日後マイキーに呼び出されたタケミチは、未来から来て今まで何をして来たのか教えてくれないか?と言われます。順に丁寧に包み隠さず話していくうちに、タケミチは感情を押さえられず、エマや場地を救えなかったと謝ります
マイキーはタケミチを初めて見た時にその背中は誰よりもでかくて沢山のモノを背負っているように見え、タケミっちはオレのヒーローだと言います。オレが’’時代’’を創ると思ってたんだけど、皆を救う為に何度やられても諦めずに戦ってきたオマエが今日この’’時代’’を創った、オマエの時代だと笑います
東卍の集会でマイキーは、天竺を潰して東卍は日本の頂点に立った、オレらは何世代も語り継がれる時代を創った、だから頂点の時に終わらせたい…と本日をもって東卍を解散すると宣言するところでこの巻は終わります
まとめ
ついに稀咲を追い詰めたタケミチは、稀咲の緻密に練られた計画に驚きながら、ある光景が脳裏に過ります。タケミチはタイムリープの他に、ビジョンという能力も備え、これが後々の物語で重要な役割を担ってきますので覚えておきましょう
稀咲もタイムリープを何度も繰り返し、タケミチが変えて来た過去を何度も塗り替えてしまっていたと思われていました。稀咲はトラックに轢かれ、真実を語る前に死にましたので、真相は闇の中にあります。後日タケミチは稀咲はタイムリープの能力はなかったと分析します
ヒナタへの想いが強く、そのために緻密な計画を実行に移し未来を変え続けていた…それがタケミチの出した結論でしたが、死人に口なし、真相は結局作者にしか分かりません
壮絶な関東事変は終幕を迎え、マイキーはタケミチの今までのタイムリープ等の真実を全て聞き出し、本当のヒーローだと讃えます。不良界のトップとなった東卍を、マイキーは解散するという決断をくだします…当面の課題だった稀咲という悪も死に、何か終幕に向かい進んでいる気配が見られます
このまま東京リベンジャーズはハッピーエンドで終わるのでしょうか?22巻に続きます…
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