前回までのあらすじ
マイキーは戦況を見定め、後を半間に託し、半間は勝鬨を上げていた三ツ谷達の前に君臨します。二人相手に善戦していたイヌピーは、敵方のココに助けを呼び、赤音の声を聞いたココも加勢して反撃します
高みの見物は楽しいかよ?とマイキーに引導を渡しに来たとパーちんが凄みます…
冴えるタケミチの新能力:ビジョン
ココは今をもって関東卍會をやめるとイヌピーに加勢します。ココは赤音を忘れて今度こそオレがオマエに尽くしたいとイヌピーと意気投合します。パーちんは中1以来だとマイキーに挑み、あの剛脚を食らっても立っています!パーちんはオマエが笑ってんならどうなってもいい、今楽しいかよ?と問い倒れます
半間に三ツ谷達もやられ、焦るタケミチを尻目に、河田兄弟とペーやんがマイキーに挑みます。ココとイヌピーもワカとベンケイにやられ、幹部クラスもどんどん沈んでいきます。鶴蝶に倒されたタケミチが線路を掴むと、列車に多くの者が轢かれ、三途が「全員まとめて殺してやった」というビジョンが映ります
タケミチは危機を感じ、血相を変えて三途を探します。鶴蝶が追って来ますが、タケミチは見逃してくれと線路の先へ急ぎます。鶴蝶に捕まりますが、タケミチはもう誰も死なせたくないと凄みます
線路の先で三途が列車を動かそうとしており、鶴蝶はタケミチが未来を予知できるのか?と驚き、共同戦線を張る事にします。三途は決戦の場がここに決まってから下見をし頃合いを見計らって列車を脱線させて轢き殺そうとしていたのです
マイキー以外はノイズだという三途は日本刀を取り出し斬りかかって来て、庇った鶴蝶は腕を斬られます。その刀でムーチョも殺したのか?と問う鶴蝶は、特服で腕をくるみ三途に挑みます。今までの人生が走馬灯のように過る中、ついに鶴蝶は三途に身体を斬られます
幸い深手ではなく、三途を追えと言われ、タケミチは動き出した列車に向かいます。運転室で揉み合い、後ろから鶴蝶がスパナで三途を殴り、タケミチはブレーキを探しますがどれなのか分かりません。すると後ろから三途に刺されるビジョンが見えたため、咄嗟に避けるとかわす事ができます
列車の脱線を阻止!
三途はオマエもタイムリーパーなのか?と問います。鶴蝶が三途を振り落とし、列車はこのままでは線路の分岐点で脱線してしまいます。タケミチは混乱し鶴蝶に助けをもとめますが、実は三途に斬られた傷は深く、立ち上がれません。タケミチは最後まで諦めず、自分の事はともかく早く逃げてくれと言います
鶴蝶はオマエの仲間が羨ましいと涙し、タケミチを運転席から外へ放り出し、三途のケツをオレが拭くとブレーキを引きます。それでも間に合わず諦めかけていたところで死んだイザナが手を貸すと後押ししてくれ、何と線路の分岐点ギリギリで列車は止まります
タケミチは歓喜して列車の運転席に向かいますが、鶴蝶は力尽きています。マイキーが煽り関東卍會の士気が上がる中、三途がタケミチに忍び寄り、タケミチは飛びかかりますが、蹴られてしまいます。そのまま三途はかざした日本刀を振り下ろそうとします…
強力助っ人・大寿登場!
そこに何とバイクに乗った大寿が現れ、バイクのみ三途に突っ込ませ陸(ろく)番隊隊長だと凄みます。あの大寿が人の下につくとは…と全員が驚く中、大寿はタケミチを認め、マイキーまでの道を作ると言います。大寿は鬼神が如く暴れまわり、まるでブルドーザーのような働きを見せます
構成員があらかたやられた中、ワカとベンケイが大寿の前に立ちふさがります。二人がかりとはいえあの大寿相手に一方的に押す状況にタケミチは加勢しようとしますが、大寿はタケミチをマイキーのところへ向かわせます
ワカとベンケイは二人の必殺コンボ・’’逆落’’をやる気です。しかし大寿はココとイヌピーとやり合った二人は消耗しており、キレがないと両頭を掴み、そのまま地面に叩きつけます!
ついにタケミチはマイキーの下に辿り着き、対峙したマイキーが結局こうなるのか…と呟いたところでこの巻は終わります
まとめ
今巻でもタケミチの新能力・ビジョンが数々の危機を救います。鶴蝶と戦いながらたまたま線路に触れると三途が列車を動かし大勢の者を轢き殺す未来視が見えたため、タケミチは本能的に列車に向かいます
案の定三途は計画通り列車を動かそうとしており、ビジョンが役に立ちます。列車の制御で揉み合いとなる中、今度は運転席で後方から三途に日本刀で刺される未来視が見え、咄嗟にかわす事にも成功します!
偶然が重なったかのように見えて、タケミチはこの新能力を有効に活用し、状況を好転させていきます。残念ながら鶴蝶は亡くなりますが、誰の下にもつかなかったあの大寿がタケミチ側につき、鬼神の如き活躍で活路を見出します
ついに本丸・マイキーと対峙する事になったタケミチ、彼の命を懸けた’’リベンジ’’は叶うのでしょうか?30巻に続きます…
コメント