前回までのあらすじ
6月19日、アッくんに髪を切られながら、2か月半何の手掛かりもないと嘆きます。タケミチはタイムリープして一つ確実に学んだ事は諦めなきゃ何とかなるという事だと感じます。すると八戒から電話が掛かって来て、タイムカプセルを開けようと提案されます…
残されたビデオテープには…
マイキーは12年前に約束していたものの、2018年6月19日には姿を見せませんでした。痺れを切らしタイムカプセルの中を開けてみると、千冬と八戒の幼稚な夢が語られており、三ツ谷の現実的な夢、河田兄弟、パーちんの手紙と続きます
ドラケンは自身の信念を語り、いつまでもエマを想っている姿にタケミチは涙します。最後に気になっていたマイキーの手紙を開けると、マイキーは未来のメンバーの事を予期しており、オレも必要なモノを探す旅に出る、どんなに離れていても繋がっていると綴っています
マイキーを探すのは野暮だったなと感じたタケミチは、自身の手紙を見つけ、更にビデオテープを見つけます。秋葉原に行きビデオテープを再生すると、そこには幼き日のマイキーが映っており、最後に12年後のタケミチに向けたマイキーの映像が流れます
オレには自分では制御できない’’もう一人のオレ’’=’’黒い衝動’’があるというマイキー、東卍の皆と決別したのは巻き込みたくないからだと言います。12年後のオレに近づくなと語るマイキーは、最後に幸せになれと言い、テープは終わります
帰り際梵天の尻尾を掴んだと意気込む一虎に、もういいんです、梵天とは関わらない、それがマイキーの望みだからと言い、数日後、ヒナタのウェディングドレス姿に見惚れて涙すると、どんな時も笑ってくれたマイキーを思い出し、タケミチは行かなくちゃと呟きます
まさかのタイムリープ!?
タケミチはガムシャラに梵天のアジトで聞き込みを行い、追い出されていました。一虎も呆れ、3日後が結婚式なのだから自重しろと言われます。梵天のアジトの廃ボーリング場でたたずんでいると、三途に銃口を向けられます!
タケミチの後ろの席にマイキーが座り、いい未来だろと言います。これ以上何を求めるというマイキーに、タケミチは結婚式の招待状を渡したかったと言います。マイキーは三途に席を外させ、二人きりで話をしたいと言い、タケミチは’’黒い衝動’’について聞きます
今まで散々助けて貰ったから、今度はオレが君を救う番です!というタケミチですが、マイキーに撃たれてしまいます。マイキーはこうするしかなくなるから会いたくなかったと言います。朦朧としながら何度でも君を助けに行くというタケミチ、マイキーはここで全部終わらせると屋上へ向かいます
階下の多くの人がマイキーの行為に驚きながら、マイキーは何と飛び降りてしまいます!すると落下途中で瀕死のタケミチが手を伸ばし、君を死なせないと腕を掴みます!もう全部終わらせたいと言うマイキーに、絶対に助けるから手を握れと迫ります
もう楽にさせてくれというマイキーに、’’助けてください’’って言えやぁああ!!とタケミチは凄みます。マイキーが観念し、助けてくれとタケミチの手を握ると、それがトリガーとなり、タケミチはタイムリープします
気づくとタケミチは自室で高校生になるんだから早く着替えなさいと親からせかされています
番外編
半間は歌舞伎町の死神と呼ばれ恐れられています。長内に連れられて稀咲と会った半間は、稀咲の人心掌握術に魅了されます。稀咲に何故オレについてくるのか聞かれ、半間はオマエが死んだら教えてやるよと笑います
主役になれないのは知っているという稀咲に借りを作り、例のトラックに撥ねられた稀咲を見下げ、派手に逝ったなあと涙します。後日稀咲の墓で、’’死神と道化(ピエロ)’’について語り明かそうと言います
続いてムーチョにマイキーが預かって欲しいと三途を寄越します。三途はしょっちゅう問題を起こす問題児で、手を焼きます。伍番隊はマイキーから特務が与えられており、内輪のスパイを行っていました
裏切りそうな者を逐一マイキーに報告していたムーチョは、場地が怪しいと睨みます。三途と将棋を指しながら、その事を話し、ムーチョは三途は口の傷で損をしているとマスクを渡します。三途は思ったより忠誠心が強く、人一倍度胸も腕っぷしもあり、信頼できる副隊長になります
三途はどこまでもムーチョについていくと言い、半年後鑑別所を出たムーチョを温かく迎えたと思いきや、例の関東事変の決戦の場・第7埠頭で何とムーチョを切り殺してしまいます!将棋で「’’王’’が何よりも大切だ」と語っていたムーチョでしたが、マイキーを裏切った事を三途は忘れなかったのです
ニュースで東京湾で白骨化した死体が見つかったと報道されたところでこの巻は終わります
まとめ
約束の日にマイキーは結局現れず、12年後の手紙に各々の幼さと未来を感じたメンバーでしたが、タケミチは一本のビデオテープを見つけます。そこにはマイキーの’’黒い衝動’’について語られており、タケミチは思い直し、再びマイキーの動向を探す事になります
廃ボーリング場で相対したマイキーに闇を感じたタケミチは、重症になりながら、屋上から飛び降りたマイキーを何と掴んでしまうのです!なかなかありえない展開でしたが、マイキーは観念し助けてくれとタケミチの手を握ると、その事がトリガーとなり、タケミチは高校生の頃にタイムリープします
未来を変えたいという強い想いを抱く者との間でトリガーが成立し、タイムリープできるようで、ナオトは役目を終え、今度はマイキーがトリガーになるのは予想外でした。ハッピーエンドに向かっていた東京リベンジャーズでしたが、ここからマイキーを救う為にタケミチは奮闘する事になります
番外編の2エピソードも挟みながら、まだまだ東京リベンジャーズは続きます…24巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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