前回までのあらすじ
打ち上げで盛り上がる所田々中が現れ瑠璃山の不手際を詫び粗が出て炎上しキャンセル続出、肇は水に流し一緒に飲む事にし完全に流菜に惚れた原島はウルトラCの計画を立てますが実は跡継ぎがおり来年結婚と原島早まり残念です。原島ヤケ酒で撃沈です(笑)
モノポールで「甲州F・O・S」を3人で楽しみボルドー行きの資金のメドも大分付き更に雫に原島から依頼人です。船橋ソムチャイはアジアンビストロ「パチャラ」を経営、ワインにハマったのは理由があり2人の来店で目覚めたのです。難題はパクチーでワインコーディネートを頼まれ雫が了承します…
パクチー料理に合うワインを探せ
原島と「パチャラ」を訪れるとソムとこずえが出迎えセラーにはボルドーの赤ばかりです。クリスの注文したのは重そうな料理ばかりでパクチー使っておらず二人組は手練れです。パクチーにボルドーワインは合わず実はパクチーとコリアンダーは同じ植物なのが判明します
歴史がありエスニックには欠かせない栄養素の豊かな健康食材で早速母にパクチー料理を作って貰いワインで合わせると雫は男女の仲に例えどんどんパクチー料理を試し特に「トムヤム鶏ごはん」は辛さが癖になり止まらない人気です。雫はみやびを呼び寄せシャンパーニュで合わせますが香りがぶつかって相殺されます
雫は難攻不落の絶壁を見つけたクライマーの気分でチャレンジする価値のあるマリアージュだと意気込みます。開店し客の噂話から2人が「店ラン」というコラムをやっておりここで酷評され新規客が減ったのです。三か月前の事で次来た時に納得させられないととどめを刺される可能性があります
雫はみやびの試飲会案に便乗し~事業部の河原毛を訪ねロシアが生産量1位からブルガリアを含むヨーロッパにヒントがありそうです。3人は勇んで試飲会に赴きます
最難関の「トムヤムごはん」とのマリアージュ
ロゼばかり集めた会場で「セニエ法」で作られるのが一番ポピュラー、更に「直接圧搾法」「混醸法」「ブレンド法」があります。まず日本のロゼで合わせますがパクチーとは合わず、南アフリカ・モルドバ・オーストラリアと試し結局絞って6本になり「パチャラ」で「トムヤム鶏ごはん」と合わせます
予想以上に難物で色々試しローヌ品種は除外、信州・チリ・モルドバと試し合っているも「~ごはん」食べたい気にならんとソムです。ロゼなら1本だけ持ってるとソム、試すと爆食いし絶妙で最難関の「~ごはん」とのマリアージュは理想的な形で決まります
残る4つのパクチー料理に合わせるワイン探しと目途が付き翌日はドイツ&オーストリアの試飲会です。まずまずの収穫で更に南欧・東欧試飲会、加えて北米・南米とみやびもう歩けない程試し寿司屋に入ると仏人がおり雫が訳すと気に入られワインをご馳走になります
「ソーヴィニヨン・ブラン」で意味を悟った雫はパクチーと合わせます
「神の雫」を仏ワインと絞り込んだ2人
パスカルのお陰で大きなヒントを得て更にワインバーに誘われ例の「コラヴァン」導入店で、「ダルマイヤック」は台湾の日本アニメのモデルになった街並みの光景に重なり、更に「~ブラウン」は英若紳士が仕立て上げたばかりのスーツを着こなそうとする場面を想起させます
パスカルは気に入り続く「セギュール」は世界的なソプラノ歌手を想像させます。マスターもゾクゾクし次は「カントメルル」に揺るがない信念のまま美学と情熱を継承し続ける職人の様な趣で、「マルゴー」はパリのショーウインドウに飾られる美しい貴婦人の装いを想起、「ラローズ」と続きます
慎重に開け夕陽の丘に佇む大いなる杉の古木で感動的な表現です。当店秘蔵の1本=「ランシュ・バージュ」は流石61年、娘が母から譲り受けたブランドものの気品あるバッグに似合う女性になろうと夢想すると表現、この事から雫は「神の雫」はボルドーだと確信し「時を飲み込んだワイン」で20年以上を経た作品だと…
仏・ディジョン空港でローランと落ち合う遠峰、ドメーヌを回り「神の雫」をブルゴーニュのワインに絞り込んだ様です。一方雫はソムから2人が今日予約して来ると急展開で必ずコースを注文すると読みます。予約時間を過ぎ2人は現れペアリングコースを注文、ソムは敢えて先に一口飲ませます
2人は吟醸香と見抜き「グット・ダルジャン」は「青田風が連れて来た白鷺」とセーラ、カウンターパンチをもらったクリスが失望させないでくださいと挑戦的な所でこの巻は終わります
まとめ
「パチャラ」の特にパクチー料理とワインのマリアージュに難儀する雫、店が低迷したのも2人の「店ラン」というコラムが原因です。先述した遠峰の雑誌コラム同様拡散すると店の評判を落としかねず宣伝と諸刃の剣です。クチコミは強いですが一見さんが店を見定めるのにコラムはお手軽で参考にし易いのです
以前キムチや麻婆豆腐等辛味のある料理にワインをマリアージュして来た雫、今回はその独特な香りと風味が難物です。各国のワインを試しますが目玉の「~ごはん」は結局ソム所有の1本がベストマッチです。他のパクチー料理についても試飲会という~事業部得意の伝手でクリアしていきます
パスカルとの出逢いは雫に「神の雫」がボルドーだと確信させ、同じく遠峰は仏でブルゴーニュに絞り込みます。微妙な違いですが勝負には決定打となりかねないもので、どちらが近づいているのか興味深いです。2人の再来店で逆にギャフンと言わせコラムが覆るよう暗躍する雫、23巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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