前回までのあらすじ
慎重に開け夕陽の丘に佇む大いなる杉の古木で感動的な表現です。当店秘蔵の1本=「ランシュ・バージュ」は流石61年、娘が母から譲り受けたブランドものの気品あるバッグに似合う女性になろうと夢想すると表現、この事から雫は「神の雫」はボルドーだと確信し「時を飲み込んだワイン」で20年以上を経た作品だと…
仏・ディジョン空港でローランと落ち合う遠峰、ドメーヌを回り「神の雫」をブルゴーニュのワインに絞り込んだ様です。一方雫はソムから2人が今日予約して来ると急展開で必ずコースを注文すると読みます。予約時間を過ぎ2人は現れペアリングコースを注文、ソムは敢えて先に一口飲ませます
2人は吟醸香と見抜き「グット・ダルジャン」は「青田風が連れて来た白鷺」とセーラ、カウンターパンチをもらったクリスが失望させないでくださいと挑戦的です…
2人の通を唸らせろ!
二品目は「アワビの生春巻」でソムだけにソムリエみたいですがカンペ使ってます(笑)ギリシャワインとの組み合わせはある意味必然で「真夏の涼風」を想起、次は「蟹とパクチーの揚げ春巻」でセーラの好物です。ジョージアのオレンジワインで合わせ若い頃結成したロックバンドの再結成「復活のマリアージュ」と表現します
2人が揃うとマリアージュ劇場だと感じる雫、ここでクリスが春巻が一本残ってる、これに合わせて赤ワインを飲みたいと無理難題で裏で雫がプロデュースしていると見抜いています。原島の機転からデキャンタの曲芸で実は日本のワイン=シラーで見事なマリアージュ、ジャケットに差し込むポケットチーフといい表現です
今度は雫がお返しと「子羊のレモングラスつくね」にブラインドで逆に当てさせる一興、香りだけでカベルネ・フランと瞬殺です。飲み干しもう一杯、植物をあしらったアールヌーヴォーの「春」そのものとイメージに取り込まれ答えはカナダ産でした。クリスは勝負は引き分けとします
雫は最後は料理を先に出そうと提案、「トムヤム鶏ごはん」でハードルを上げ、一口食べさせてからロゼを出すと2人爆食いで箸が止まりません!
遠峰に続き雫も渡仏
完食しロゼは姉さん女房、「~ごはん」は年下の夫とし夫の才能を活かす為に時には後ろに控える懐の深いワインでおしどり夫婦のマリアージュと絶賛、デザート付きでペアリングコース12000円は高くないと堪能し雫の存在にも気付いています。クリスは資金不足という不利が案外差が縮まって来ているのでは?と読みます
閉店後ソムとっておきの「シュヴァリエ」は「シタール」の音色そのものでCDを掛けると皆爆睡です。モノポールで祝杯を挙げ藤枝とっておきの「ドゥーツ」はみやび好物、雫は空港で一人佇む女性を想起し藤枝は珍しくLPで懐メロを掛け正にピッタリです…これで心置きなくボルドーに行ける雫です
一方ブルゴーニュで遠峰は三枚目の記述からドメーヌの畑を見て周り、ローランに四枚目の記述を読ませ冒頭は「絢爛豪華な宮殿」です。雫渡仏で2人が迎え店は「デュ・レイヴ」と素敵です。ベカスのロティにワインも「レ・ベカス」で合わせ極上のマリアージュです
ここで2人から相談でOECD日本代表大使のパリの公邸でお忍びの夕食会が開かれシェフ候補の栄誉も、最終選考に残った相手は若手でピカイチの日本人シェフでルイ不在の為ソムリエを任せたいと…パトロンとは仄香の事で雫は翻意し「神の雫」の道しるべになると志願します
OECD日本代表大使のパリの公邸でお忍びの夕食会コンペ
三笠は食事は欠かせないもワインは嗜好品で子供も飲まないとし、雫は一生ワインという不思議な存在を追い続けるんでしょうねと語ります。例のシェフは一つ星レストラン「Kunikida」で仄香をもてなし「ベカスの冷製サルミ」に「レ・ベカス」で合わせ交響曲のような鮮やかなハーモニーです
勝利に乾杯する仄香、コンペのスーパーバイザーとして「デュ・レイヴ」に電話で雫にワインはベートーヴェンの交響曲第6番「田園」第一楽章と難題です。三笠は遠峰が優勝したマリアージュコンクールの第2回の優勝者だと国木田を警戒します
雫は仄香の表現を逆に辿り表現からワインが浮き彫りとなり過去に出会った1本の偉大なワインに行き着きます。三笠はヴィンテージに不安になり雫はワインを明かし彼の天性の才能に賭け食材は自然を感じつつもう一つのポイントはーと閃きます
国木田も同様に完璧なイメージが浮かび大使の見事な演奏に仄香と明後日のコンペが楽しみとワインを開けます。2人は夜更かしし成果は出て三笠ルイに報告、コンペ当日メンバーが揃いパスカルがブラインドで開けるワインの香りに雫100%間違いないと強気です
国木田は作り直せと仲間に手厳しく殺気だっています。モンスターばかりの審査員で「テイスティングの魔女」と言われる仄香のパフォーマンスに期待します。料理が運ばれ蓋を開け驚きの声と共に雫が「え?なんで」と意外な様子でこの巻は終わります
まとめ
2人の通を唸らせるべくコーディネーターとして雫暗躍します!流石の2人は前回の事もあり嫌味な振りをしソムピンチでしたが原島の機転で難を凌ぎ、その後も珠玉のマリアージュを展開、満足して帰ります。あくまで顔は見せませんでしたがクリスは裏に雫がいた事を見抜いていました
一見お似合いの2人に見えましたが、これ後日譚がありまして…続編で驚愕の事実が明かされますので覚えておきましょう。渡仏資金も潤いついに本場へ、今回も三笠達を頼ります。ここでOECD日本代表大使のパリ公邸でお忍びの夕食会コンペという大役にソムリエとしてルイの替わりを担う事になります
相手のシェフは遠峰が優勝したマリアージュコンクールの第2回の優勝者=国木田でまたも新たなキレ物出現です。三笠の腕に疑いの余地はないですが、パトロンの仄香を唸らせられるかが肝となりそうです…物語も終盤に差し掛かり目が離せない中、24巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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