前回までのあらすじ
三年の研鑽その雌雄を決す時と瑞雲大賞予選当日です。泰そんも誘われるも朱音来ず、ぜんまいに居心地悪いだろと場はピリピリしており大量の取材陣・本選は異例のTV放送と願ってもないチャンスも話題性・大会の”格”すらもたった2人で引き上げちまったのです
水瀬はからしのマネとなりひかるを意識します。そこに朱音がやっと現れ髪伸びたね!とそこ?です(笑)可楽杯を思い出し3人はバチバチでいよいよ瑞雲大賞予選が開会します…
順当に本選に進む3人も朱音出遅れ
予選は書類選考を通過した22名が本選出場に向け競い合います。うちわ・良治・さ流・うぐいす等粒ぞろいも頭一つ抜けてるのは2人です。泰そんは”笑わせない”高座で勝負になるのか心配ですが目配せで客を掴み、大看板の師匠連程身勝手極まりないと自分を押し通す力=遊園地みたいな高座を目指します
朱音は「吝い屋」を怪談噺に仕立てるかと見せて一転コミカルに、更に食べ物と目まぐるしい速さでジャンルを横断していきます。目指すは落語花やしきで千変万化の極致のような高座で芸で圧倒します。結果からし・ひかる・あかねでからし眼中にも入んねぇとがっかりします
求められるのは”凄い”より”楽しい”で腕はピカイチでも賞レースもエンタメです。切り替えると言ってもこれ以上何が出来ると問う朱音、からしは笑わせずに勝つ事を見抜いており、ひかるはこんな勝負望んどらん!と怒り3人はバチバチ、朱音は夜浜辺で佇みぶつぶつ言っています
瑞雲大賞は椿家正明を制した者が勝つ
本選でインタビューでもバチバチのひかる、水瀬はからしが何でこう美女に囲まれるかなあ…と嘆きます。正明が現れ5人しか揃っておらず、朱音不在のまま”決めごと”だと時間に厳しく泰そんが助け舟でフラフラの朱音はようやく落語だけに…なれましたよと現れ不気味です
2人は勝ちに来やがったな!とぞわぞわし、正明は”死神”を授けるに足るか計らせて頂きますと朱音上等です。TVも華々しく始まりトップバッターはぜんまい、演目は「元犬」で噛ませ犬から成りあがれ!とワンチャン狙います。審査員3名が各100点合計300点満点で高座を評価、最高得点が優勝です
ぜんまいの得点は256点と正明厳しく、演者ばかりが立ち噺が入って来ない、作品としては未完成と評価しこの瑞雲大賞は椿家正明を制した者が勝つ…と樫尾です。さ流も254点と伸びず皆正明の顔色を窺っています。満を持してひかるの演目は「お菊の皿」で一剣は君は思ってたより競技者だったと評します
ひかる暫定トップ
怪談噺で場を自分の色に染め上げ緊張状態からの解放=”緊緩”で笑いを起こします。アイドル的な人気を博す幽霊はハマリ役でこの会場全体が落語同様彼女に惹かれて波状に笑いで自分をネタに出来るタイプなのです。落語の極意を諭した一剣はスマホ越しに落語家らしくなったじゃないと評します
正明も86点で合計276点とトップ、正明はお菊をアイドルとした点を浅はかでしたが貴方がやるから可笑しかったとし、落語家として高い技量をお持ちだとお見受けしましたと信賞必罰が彼の”決め事”です。優勝候補として格の違いを示したひかる、貴方との出会いが私を強くしたと朱音とバチバチです
過酷な状況の方がアがる性質ですものねとお見通しの水瀬、からしは俺が勝つと臆す様子まるで無く落語界の異端児の虚構が落語連盟副会長の目にどう映るかという所でこの巻は終わります
まとめ
賞レースもどんどん大規模なものとなり、この瑞雲大賞はTV中継もありあかね噺史上最大規模のものとなります。競い合う3人はそれぞれ腕を上げ、今回は採点辛い正明を攻略する事が求められます。ただでさえ笑わせるなと縛りプレイの朱音にとっては非常に厳しい大会です
それでも自身の芸の幅を如何なく発揮した朱音、ところが求められるのは”凄い”より”楽しい”で5位通過と厳しいです。揺れる朱音は夜浜辺で佇みぶつぶつ言っており、不気味ですが何か掴んだようです。ひかるは「お菊の皿」でアイドル的人気の幽霊役を好演、笑いで自分をネタに出来るタイプです
今まで辛かった正明も86点と高評価で暫定1位、一剣も認める高座を披露したひかる優位ですが、この後からし・朱音と続きまだ分かりません。特にからしは過酷な状況の方がアがる性質で落語界の異端児の虚構が落語連盟副会長の目にどう映るかが肝となりそうです…20巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
おまけ
先述の通りあかね噺は絶賛アニメ放映中です!アニメ化不可能に思われた落語描写を抜群の映像美と声優陣の本格落語再現が反響を呼び大好評です。主題歌が桑田佳祐で彩りを添えています
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