No.361 辞退
No.362 決意
No.363 念獣
No.364 思惑
No.365 選択
No.366 其々
No.367 同期
No.368 凶行
No.369 限界
No.370 観察
操られたサイールドにクラピカはついに人差し指の鎖を使います
そして第1王子からの刺客が第14王子ワブルの元に訪れクラピカたちの休まる時は訪れません
「HUNTER×HUNTER」 35巻の名シーン、ベスト3!3位…テータとツェリードニヒと彼の守護霊獣
クラピカが緊急チャンネルで全王子の勢力に向けて念獣の存在を伝えました
彼はそれにより王子間の争いが膠着するよう仕向けたのですが、なんと彼の標的である第4王子ツェリードニヒが念に興味を持ってしまいます
ツェリードニヒの私設兵の中で念を使えるのはテータとサルコフだけで、2人は彼にどう念の説明をするか話し合いました
ツェリードニヒは知ったら必ず習得しようとすることは間違いありません
結論はテータがツェレードニヒに指導するものの効率の悪いやり方を教えて彼のポテンシャルを殺すことです
完璧に悪人であるツェリードニヒが念能力を身に付けたら一体どんなことになるのか…
テータは自分しか彼を止めることができないと思いながらサルコフとツェリードニヒの元へ行きますが、その時彼が見るなと言います
それは女性の頭と馬の胴体を持った念獣で女性の頭の口の中にはさらに女性の顔があり、その口からは二つの目玉が伸びてきます
その醜悪なツェリードニヒの守護霊獣を見てテータは無表情のまま考えます
(私は甘かった 彼は決して 決して念など会得してはいけない人間…!! 私がやるしかない…!!)
クラピカの戦略が邪悪な念能力者を生みだす結果になりました
テータは彼を止めることはできるのでしょうか
脇役だったはずのテータが一気にメインキャラクターに駆け上がった名シーンです
2位…人差し指の鎖
念獣に操られ仲間たちを殺めたサイールドがクラピカを襲います
その彼を制するためにクラピカはついに人差し指の鎖を使うことにしました
5本の指の鎖の中、唯一能力が不明だったそれは、実はクラピカの念の師匠のイズナビの勧めで能力を決めずにとっておいたものです
念での戦いは相手が複数ならこちらも複数が当然
なのにクラピカは1人で戦い抜くことにこだわりそうなので、折衷案として実際に戦ってみて足りないものを補うために残すよう勧めます
仲間を作ることを勧めるイズナビにクラピカは都合の良い捨て駒を集めろと言う事かと言いますが、イズナビは意味ありげな表情でそうはならないと言いました
それを回想したクラピカは思います
(確かに… お前の言う通りだったよ シンプルに事が進む程簡単ではなかった だが…! それでも…!! だからこそ!! 一人で戦い抜く力が欲しい!! なのに… 現実は単純じゃない…!!)
クラピカの脳裏にゴン、キルア、レオリオ、そしてワブルの顔が浮かびます
(奪う人差し指の鎖(スチールチェーン)!!)
クラピカの仲間への想いがこもった最後の鎖の能力が明かされた名シーンです
1位…サバイバルゲーム
クラピカの「人指し指の絶対時間(ステルスドルフィン)」により「裏窓(リトルアイ)」を使えるようになったオイト
小動物を操り情報を得られるその能力で各王子を偵察していると第12王子モモゼが首を絞められているところを発見
それを周りに知らせたことで彼女が念能力を使っていたことを第1王子からの刺客であるバビマイナにばれました
バビマイナはオイトにそれをばらしたことはデメリットしかないのになぜと聞かれオイトは泣きながら答えます
「サバイバルゲームに熱中しているあなた方には 腹違いの娘を見殺しにしなかった事がよっぽど奇妙に映るのね よくわかりました あなた方と話す事はありません」
バビマイナはこの言葉に何かを感じたのか円を解き他の王子のスパイを連れて部屋を出ます
バビマイナの真意は謎ですが、オイトの他の子たちの命も案ずる心が王位継承戦攻略の鍵かもしれません
バトル漫画なのにバトル一辺倒の展開に冷や水を浴びせてしまう…そのようなところがこの漫画を名作にしていると分かる名シーンです
まとめ入り乱れる各陣営の思惑
次々と登場する人物たち
事態は王位継承戦関係者だけでなく、幻影旅団まで絡んで来ます
さらに次回はもっと登場人物が増え…という何ともややこしい展開です
それを上手くまとめられると信用できる作者なので続きが楽しみでしょうがありません
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