「SLAMDUNK」16巻の数々の熱戦と成長譚~桜木の課題、ゴール下の練習!決勝リーグ第2戦の死闘、海南VS陵南~

前回までのあらすじ

1年対2・3年の試合で序盤大活躍の桜木三井安西に請われ桜木を抑えに入ります…

課題はゴール下!

三井はセンターに入ります。安西赤木のバックアッパーを務めることになるであろう桜木の自信回復、そして現時点での彼の課題を浮き彫りにすることが狙いのようです

海南戦同様、ゴールに近い位置にいないとシュートに行けない桜木は、徐々にメッキが剥がれてきます。三井はポイントを抑えたディフェンスで桜木に仕事をさせません。逆に14-20と点差を引き離します。やはり三井のバスケセンスは抜群なのです

ポストアップに桜木が入ったところで、シュートが入りません。リバウンドは獲れるのに、肝心のゴール下のシュートが入らないのです。課題が浮き彫りになった桜木。最後は流川との醜いゴールの奪い合いとなりましたが、あと3日でゴール下のシュートを身に着けるため、特訓が始まります

早朝、赤木つきっきりでゴール下の練習をする桜木左手はそえるだけという格言を元に、朝200本、昼休み100本、練習後300本というノルマをこなしていきます

地道な基礎練習を続けてきた桜木にとってシュート練習は楽しいようで、文句一つ言いません。練習後のシュート練習で一旦帰った木暮が戻ってきたため、木暮がパスを出し、赤木がディフェンスにつくというワンステップ上がった練習をします

木暮は3年だからインターハイに行けなかったらあさっての陵南戦が最後だと呟きます。悔いは残したくない木暮のためにも、桜木はシュート練習を続けます

湘北ー武里戦

早朝外コートで桜木はシュート練習を一人行っていますが、疲れて眠ってしまいます

会場では先に湘北武里戦が、後に海南陵南戦が行われます。2位出場を狙う武里と、すっかり人気チームとなった湘北、しかし、桜木の姿が見えません…

目を覚ました桜木既に試合開始時間です。流川のダンクが決まり、徐々に点差が開き始めます。赤木を早くも温存します。残り6分、98-66と差が開く中、やっと桜木が現れ、場内は騒然となります

誰にも言われず早朝シュート練習をしていた桜木、確かに偉いですが、居眠りはいけません…この試合は温存されることになります

結果120-81湘北が圧勝し、明日の陵南戦に繋げます。そしていよいよ事実上の決勝戦、1勝同志の海南陵南戦が始まります

福田登場!そして陵南の奇策…

事前練習では派手にダンクを連発する陵南と、淡々と練習をこなす海南は対象的です。ラストで一人アリウープを決めて目立とうとする清田ですが、アリウープする前にボールがゴールに入ってしまいます(笑)

逆に仙道からフクちゃんにパスが通り、アリウープを決めた陵南、先日彼を見ていた桜木に加え、フクちゃんのことを知っているようです

高頭田岡は火花を散らしています。若かりし頃からのライバルだったという話です。練習量は県内一だと自負する田岡、そろそろ陵南が王者になってもいい頃だと語ります

フクちゃん福田)と中学の同級生だったと語ります。初心者だったが猛烈な勢いで成長したというのです。その後高校でどうなったかは分からないということです。一体どんな選手なのでしょうか?

魚住に「神奈川No.1の看板は今日限りおろさせてもらう」と吠えます。がお前にゃ無理だと答えると、「オレじゃない、うちの仙道がやる」と返します。は嬉しそうです

ファーストチップはやはり魚住です。陵南ボールからスタートすると、なんとボールを仙道に預けて試合が始まります。なんとポイントガード仙道という奇策なのです!に敵うポイントガードがいない陵南仙道を当てる作戦です。

いきなり仙道のパスミスかと思われましたが、なんとゴール前で福田がアリウープを決めてしまいます!ディフェンスでもにはボックスワンであくまで仙道をぶつけてきます。は「こいつ…その気がないわけでもなさそうだな…」と呟きます

海南の底力

ポイントガード仙道の絶妙なパスから他のメンバーの伸び伸びプレイで点差を広げる陵南前半残り8分30秒で14-25陵南リードで海南がタイムアウトを取ります

スロースターターなのか、は徐々に本領を発揮してきます。隙のない仙道のディフェンスを抜き、清田に絶妙なパスを出しますが、シュートは仙道にブロックされてしまいます。結局前半は29-39陵南リードで後半を迎えます

福田は粘り強くゴールを重ねます。福田が今まで出てこなかったのには理由がありました。仙道に対抗意識を持つ福田を叱って育ててしまった田岡に、福田はいつしか積み重なった鬱憤が爆発し、練習試合で手を出してしまうのです

この一件で無期限部活謹慎処分となった福田また戻って来れて本当に良かったと田岡は述懐します

桜木海南の劣勢に大声で怒鳴り、帰ってしまいます。清田陵南の強さは認めつつ、負けん気の強さを見せてなんと福田を抜き魚住の上からダンクを決めます!

ここで流川三井宮城も会場を後にします。桜木はこの隙に練習してゴール下を完全に身に着ける気でいます

この辺から一気に流れが海南に傾きます。がスティールから一気にゴールへ行き、越野が身体で止めようとしますが、パワーで押し込まれ、逆にカウントを取られます。まるでダンプカーだと越野は感じます

のノールックバックパスから高砂のダンクが決まります!差は一桁となります。タイムアウトを取りかけた陵南ですが、仙道がチームを落ち着かせ、田岡はタイムアウトを取り消します

しかし海南の勢いは止まらず、かなり遠い位置からの3ポイントが決まります。仙道が「そうこなくっちゃ」と呟いたところでこの巻は終わります

まとめ

三井のセンター起用で桜木の課題が浮き彫りになりました。もう海南戦でのゴール下フリーでのシュート失敗を繰り返さないためにも、短期間でのシュート練習を繰り返します。バスケの世界でもやはりシュート練習とは楽しいもので、あの桜木が黙々と文句も垂れずにこなしていく姿が印象的ですね

せっかくのシュート練習も寝坊で不意にしてしまう桜木ですが、武里に勝ち、第3戦に臨みを託します

事実上の決勝戦となった海南陵南戦。前半はポイントガード仙道という奇策に出ます。意図としては、仙道を当てるというものがあったとは思いますが、スコアラー福田という打算もあったのだと思います。事実福田はオフェンス面で驚異となり、前半陵南リードで後半を迎えます

スロースターターのも徐々にエンジンがかかって来て、海南が自力を見せ始めます。1年生の清田のダンクを皮切りに、実力を見せ始めた海南仙道が言うようにやはりただでは終わらせてくれないようです

珍しく湘北以外のチームの試合がメインとなる本巻ですが、それでもとても面白いですね!次巻も読みましょう!!

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