『キャプテン』13巻のあらすじとみどころ|イガラシは全国制覇を果たす!近藤が作品最後のキャプテンに就任

キャプテン13巻(集英社文庫)の表紙

キャプテン(13) (集英社文庫) [ ちばあきお ]

 

近藤がマウンドを慣らしている姿が描かれています

目次

強気でいけ!!の巻

試合中断のあとでの巻

死闘のはてにの巻

キャプテンはつらいよの巻

新キャプテン始動すの巻

近藤式選抜の巻

 

6話収録されています

 

キャプテン第13巻のあらすじ

キャプテン13巻は墨谷2中が戦う決勝戦の8回裏に墨谷2中が1点返してさらに1死2塁のチャンスの場面から始まります

ここで8番佐藤はセカンドを抜けそうな当たりを放ちますが、ファインプレーで1塁をアウトにして、さらにこの間に本塁突入を狙ったランナーもアウトにされてチェンジになり、2対1と1点差で9回表を迎えるのでした

9回表の和合中学の攻撃は3番森口からです

森口はいい当たりを三塁線に放ちますが、サードイガラシのファインプレーでまずワンアウトを取ります

続く4番下坂にヒットを打たれ、5番中川もライトへのヒットと連打を浴びます

近藤が狙い打ちされていると感じたキャプテンイガラシはここで自分が投げる決断をします

続く打者をサードゴロに打ち取りますが、サード松尾がセカンドへ悪送球をするエラーで1点追加されて3対1と2点差にされてしまいます

ここで雨足が強くなって試合が中断します

落ち込む墨谷2中を励まそうとOB丸井は無理にでも笑うように言います

このアドバイスのおかげで墨谷2中ナインはリラックスできたようです

雨足が弱くなってきたので試合が再開します

場面は1死1,3塁で7番打者を迎えるところです

ここでサードへヒット性の当たりが飛びますが、サード松尾のファインプレーでダブルプレーでチェンジになるのでした

9回裏の墨谷2中の攻撃は9番イガラシ慎二からです

イガラシ慎二はショートゴロに倒れて、1番曽根を迎えます

曽根はキャッチャー前のゴロを打ってしまいますが、これを処理しようとしたキャッチャーが転んでしまって1塁セーフになります

イガラシ慎二も曽根もボールの上をこすってしまっていたのですが、どうやら相手投手の投げる球のホップの角度がなくなってきたことが原因のようでした

これを頭に入れた2番牧野はセンター前ヒットになりそうな打球を打ちますが、ショートのファインプレーでツーアウトまで追い込まれます

3番久保はライトオーバーの3塁打でまず1点を返します

続く4番イガラシはセンターオーバーの2塁打でついに同点になります

そして5番近藤が三塁線を破るヒットで2塁ランナーイガラシが返ってきて墨谷2中が勝利し、全国制覇を成し遂げるのでした

墨谷2中野球部は近藤がキャプテンになるのですが、近藤は牧野にノックを任せてピッチング練習ばかりしています

近藤はカーブを覚えたのですが、それをフリーバッティングで試します

野球部には新入部員が大勢入部してきたのですが、近藤は早速テストをします

前キャプテンのイガラシは厳しいテストで少数精鋭の体制でしたが、近藤は時間をかけてじっくりとメンバー選びをするのでした

 

キャプテン第13巻のみどころ

このキャプテン13巻では決勝戦のクライマックスが描かれていました

これまで完全に抑えられていた墨谷2中打線が最終回に3,4,5番の3連打で逆点勝ちというのは少し出来すぎの巻もありますが、とてもいい試合でした

これまでの「キャプテン」では谷口キャプテンの時代に優勝の経験がありますが、この時は青葉学院のルール違反が原因だったために、全国制覇を成し遂げた青葉に勝っての優勝でした

しかしイガラシキャプテンの時代になって、全国の強豪たちを倒しての本当の優勝ができたと感じます

そして何と近藤がキャプテンになったのには驚かされました

前キャプテンのイガラシによれば牧野では厳しすぎるし、曽根や佐藤では神経が細すぎるという意見だったようです

その近藤式のメンバー選びはイガラシと違ってじっくりと選んでいくためにこれまでの墨谷2中の問題であった選手層の薄さも解消されそうな期待を持たせてくれました

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