『キャプテン』15巻のあらすじとみどころ|最終巻!草の根から名門へと昇華した墨谷二中

キャプテン15巻(集英社文庫)の表紙

キャプテン(15) (集英社文庫) [ ちばあきお ]

 

キャプテン近藤がメガホンを後ろ手に持っている姿が描かれています

 

目次

打撃で勝負の巻

大攻防戦の巻

ルーキー大奮戦の巻

準決勝進出なるか!?の巻

近藤の奇襲作戦の巻

近藤主将 大絶叫の巻

反撃なるかの巻

解説 ちばてつや

 

6話収録されているのと作者ちばあきお氏の兄ちばてつや氏による解説もあります

 

キャプテン第15巻のあらすじ

キャプテン15巻はキャプテン近藤の率いる墨谷2中野球部が春の選抜大会のベスト8まで勝ち残り、準々決勝戦で伊豆の名門富戸中学と対戦するところから始まります

富戸中学は選抜大会参加チームの中で最高打率で勝ち抜いてきたチームです

墨谷2中の先攻で開始した試合ですが、富戸中学には柱になるエースがいなくて次々とリリーフを送り込んでくるチームカラーです

1回表の墨谷2中の攻撃は先頭のイガラシ慎二がヒットで出塁し、2番松尾が送りバントを決めます

続く3番牧野もヒットで続いて、1死1,3塁で4番近藤を迎えます

近藤はレフトの頭上を越えるヒットでまず1点先制します

続く5番佐藤はスクイズをしますが、キャッチャーフライでダブルプレーでチェンジになりました

1回裏の富戸中学の攻撃は先頭打者がいい当たりのセカンドライナーの後、2番打者が死球で出塁します

この後盗塁を決められて、1死2塁から3番打者は近藤の球を捕えますが、センターフライになります

続く4番打者はあわやホームランの当たりを放ちますが、なんとかレフトフライに打ち取ってチェンジになりました

試合は4回裏まで墨谷2中が1点リードのまま来ます

4回裏の富戸中学の攻撃は6番打者がヒット、7番打者が送りバントを決めてきます

続く8番打者がサードイガラシ慎二のグラブをはじくヒットを放ちます

続く9番打者はピッチャーですが、富戸中学はここで代打を送ってきます

この代打は1塁線を襲う打球を放ちますが、ファースト佐藤のファインプレーでアウトになります

そして飛び出したランナーより先にベースタッチをしてダブルプレーになりますが、ランナーの

スパイクにより佐藤は負傷してしまいました

佐藤は交代を余儀なくされ、代わりに1年生の「ゾウ」こと橋本が守備に就きます

そして富戸中学のリリーフは左のアンダースローの日吉になります

日吉は変則フォームと変化球でイガラシ慎二を打ち取りますが、続く松尾がセンター前へのポテンヒットで出塁します

そして3番牧野はライトオーバーの当たりを放ちますが、本塁を狙った松尾はキャッチャーの激しいブロックの前にアウトになります

先程の佐藤の怪我のこともあり、近藤は相手キャッチャーに文句をつけて言い合いになるのでした

続く4番近藤はレフトフェンス直撃の当たりを放ち、本塁を狙った牧野はキャッチャーの激しい体当たりを受けます

走塁妨害が認められて牧野はセーフになりますが、このプレーで頭に来た近藤は3塁、本塁突入の際に三塁手、キャッチャーとともに体当たりを食らわせます

このプレーで近藤はアウトになっただけでなく、何と退場処分を食らってしまいます

さらにこのプレーで牧野が負傷し、墨谷2中は近藤、牧野、佐藤の3人の3年生を失ってしまうのでした

退場処分で頭に血が上っている近藤に代わって牧野が指揮を取ります

近藤のリリーフには「JOY」こと佐々木、ショートの曽根がキャッチャーに回り、ショートに滝という1年生が入ります

JOYは先頭の1番打者に四球を与え、2塁盗塁を決められます

2弾打者はJOYの変化球で体を泳がせながらもレフト前ヒットを放ちます

無死1,3塁となり、ここで富戸中学はダブルスチールを仕掛けますが、本塁を狙ったランナーをアウトにします

しかし3番打者に長打を許して1点を返され、2対1になります

JOYは近藤にピッチングフォームの欠点を指摘されるとすぐに修正してきます

しかし打撃で鳴らす富戸中学の4番にセンター前ヒットを許します

この4番打者に2塁盗塁を決められて、2,3塁から5番打者をファーストゴロに打ち取りますが、緊張でコチコチの1年生ゾウのエラーで満塁になります

ファーストには赤津を入れ、続く打者にはいい当たりを打たれるもののサードイガラシ慎二のファインプレーでダブルプレーにしてチェンジになりました

JOYは大会一の打棒を誇る富戸中学打線に6回、7回にも1点ずつ取られますが、それ以上の得点は許さずに3対2で8回表の墨谷2中の攻撃になります

ランナーを2塁においてセンターへいい当たりが飛びますが、惜しくもセンターフライで得点はなりません

8回裏の富戸中学の攻撃は5番打者からです

この5番打者をショートゴロでまずワンアウトを取ります

続く6番打者もレフトフライで打ち取ると、富戸中学はミート打法に切り替えてきました

そして7番打者はレフト前ヒットを打ちます

ここで墨谷2中の応援スタンドにOB丸井が現れます

丸井はなぜ1年生が投げているのだとかなりのご立腹のようです

ランナーが2塁盗塁を決め、8番打者もショート強襲のヒットで出塁します

9番打者はピッチャーの日吉ですが、ここで富戸中学は代打杉本を送り込んできます

この杉本は太った体をしており、この球場で大会第1号を放ったスラッガーです

杉本にあわやライトオーバーになりそうな打球を打たれますが、1年生のライト安井の好プレーでチェンジになりました

3対2と1点差のまま9回表の墨谷2中の攻撃になります

富戸中学のリリーフは今代打に出た杉本ですが、かなりの速球を投げ込んできます

ベンチで見ていた曽根は「肉団子みたいななりでよく投げれるものだ」と言うと、それを聞いた杉本が突っかかってきました

墨谷2中の攻撃は今ファインプレーをした1年生安井からです

OB丸井の指示で様子を見て来いと言われた安井は、杉本の球がキャプテン近藤がフリーバッティングの時に投げる球に似ていると言います

追い込まれてからファールを打つ安井に対して、丸井は振り回さずにピッチャー前に転がせば腹がつかえて取れやしないとスタンドからヤジっていきます

これを聞いた安井はスリーバントを仕掛け、放っておけばファールでアウトになるところでしたが、ヤジで頭に来ていた杉本はこれを処理して出塁させてしまいます

丸井はその後もヤジで投手を自滅させようとし、続く1番イガラシ慎二がセカンド左を襲うヒットを放ちます

このプレーで内輪もめをする富戸中学に対して近藤が「やれやれ負けるなおデブちゃん」と声をかけると、頭にきた杉本が近藤に殴りかかってきて大乱闘になるのでした

審判から両チームに対して厳しい警告が与えられました

ノーアウト1,2塁から2番松尾が送りバントを仕掛けますが、走る時に「ソラ」と声を出してしまったランナー安井が3塁でアウトになってしまいました

続く3番の1年生滝はレフト前ヒットを打ち、1死満塁で4番のJOYこと佐々木を迎えます

JOYはあわやセンター前ヒットになりそうな打球を打ちますが、センターのファインプレーでダブルプレーになって試合終了になってしまいました

惜しくも敗れてしまった墨谷2中ですが、1年生たちの活躍で今後が大いに期待できる試合になりました

 

キャプテン第15巻のみどころ

このキャプテン15巻ではいつの間にか登場してきた1年生たちが大活躍を見せてくれました

これまでの墨谷2中にはない選手層の厚さを見せつけただけに近藤キャプテン率いる墨谷2中の夏の大会まで描いてほしかったです

 

「キャプテン」という作品全体を通して私が不思議に思ったこと

1 江田川中学のエース井口について、谷口が対戦した時には球が速いだけでなく重い球だと言っていたが、イガラシは球が重くないと言っている

谷口とイガラシの感じ方の違いと言えばそれまでだが、球質はそんなに変わらないのではないかと思う


2 近藤キャプテン時代の3年生たちは丸井がキャプテン時代に入学しているはずであり、丸井は合宿で残った1年生は近藤1人だと言っている

では牧野、曽根、佐藤たちは皆途中入部してレギュラーになったのであろうか?という謎があります


3 谷口キャプテン時代に青葉学院と再試合をして墨谷2中は日本一になっていますが、全国大会で青葉学院と戦って敗れた学校の選手たちが納得できるかどうか

これはあくまで「キャプテン」という漫画作品だから成立しているが、もし実際にこんなことがあればおそらくは大問題になっているようなものですね

特に全国大会の準決勝戦や決勝戦で青葉学院と戦った学校の選手諸君は納得できなかったと思われます


4 部長や監督など指導者がいる学校と、指導者がいない学校がある

指導者がいる学校 青葉学院、和合中学、白新中学

指導者がいない学校 墨谷2中、江田川中学、金成中学、港南中学、川下中学、北戸中学、南海中学、南ヶ浜中学、富戸中学

上記は私が作品を読む限りで分類したものですが、単純に強豪校には指導者がいるというわけでもないように感じます

指導者がいない学校でも南海中学や北戸中学など全国ベスト8やベスト4の学校があります

キャプテンという作品の中でも最も不思議な点かもしれません

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