「ダイの大冒険」3巻の数々の激戦と成長譚~獣王・クロコダインとの激闘!マァム合流で3人のアバンの使徒集結!ロモス城に再度クロコダイン襲撃で大ピンチ…ポップ、決意の登場~

前回のあらすじ

追い詰められ圧倒的不利の状況にあるダイ達、しかしとある咆哮でライオンヘッドが大人しくなります…真打・クロコダイン登場です!パワーだけならあのハドラーも超える強さを見せるクロコダインになす術無しかと思いきや、ダイがナイフをかざし、自らをアバンの使徒と言い切ります…

クロコダイン一旦退散…

大地斬も通用しない中、クロコダイン真空の斧を道具として使用し、バギ系の呪文を放ちます。力では敵わないとみたダイはスピードで勝負、隙を見て海波斬を放ち、クロコダインに傷を負わせます。クロコダインは奥の手・焼けつく息ダイを焦がし、止めを刺そうとします

逃げ出していたポップマァムに助けられ戦線に復帰、するとマァムは魔弾銃をダイに放つのです!気でも狂ったか?と問い詰めるポップでしたが、それは杞憂…なんと麻痺を治すキアリクを撃っていたのです

ダイクロコダインの激しい戦いの隙に、ポップが筒にヒャダルコを詰めて、マァムが魔弾銃で放ちます!斧が氷漬けになると、朝日を背にダイがナイフで一振り、クロコダインを倒します。左目を切られたクロコダインは穴を掘って逃げ出します

マァムアバンの弟子だったことが分かり、使徒3人が揃いました。村でゴメちゃんとも合流し、マァムの母・レイラを紹介されます。レイラアバンと共に闘ったパーティーの一人だったのです。マァムアバンから託された魔弾銃のエピソードを思い出し涙します。ポップはそんなマァムに惹かれていきます

ダイは魔法の修行を積みたいと長老に話します。そこで実はアバンが死んでいたということをマァムは聞いてしまいます

ザボエラの悪知恵

荒れるクロコダインザボエラが悪知恵を授けます。僅かながら魔法を身に着けたダイロモスへ旅立ちます。アバンの事を知るマァムは村人の説得もあり、ダイ達に合流し、一緒に旅することになります

ロモス城に到着しますが、夜のため宿屋に泊まると、例のニセ勇者ご一行と遭遇しますが、上手く丸め込まれます。翌日、クロコダイン率いる百獣魔団が街を襲って来ます

ダイは応戦しますが、ポップは臆して闘いに向かわず、マァムに張り倒されてしまいます。ロモス王を人質に取るクロコダインの元にダイが現れます

ダイメラを放ち、クロコダインはその急激な成長ぶりに舌を巻きます。何とか王様を助け出すと、クロコダインは筒からデルパでなんとブラスを放ってきます!ブラスは正気を失っており、ザボエラに操られているのです

ブラスメダパニを放ち、混乱する兵士達は同士討ちを始めます。どうしても手を出せないダイを尻目に、ブラスメラミを唱え、ダイは直撃を食らいます

ポップ、改心して戦場へ!

ブラスをもう一度筒に閉じ込めようと、マァムブラスを抑え込ませ、その隙にダイクロコダインから筒を奪おうとしますが、先程のメラミのダメージからかダイのスピードは遅く、クロコダインに膝蹴りを食らいます

クロコダインは右腕にエネルギーを集中させ、獣王痛恨撃という強烈な一撃を放ちます!倒れたダイに何とか回復をとマァムが魔弾銃を向けると、ザボエラが操る悪魔の目玉がそれを阻止します

ニセ勇者ご一行の魔法使いに戦況を見せられたポップは改心し、現場に向かい、ダイの窮地に現れます!ポップが勇気を振り絞って許さないぞと啖呵を切るところでこの巻は終わります

まとめ

クロコダインは所謂パワー系の敵で、力では敵わないと見たダイは気転を効かせ、スピードで翻弄します。こういった臨機応変な対応が出来るのがダイの強みです

一旦は勝利を収めたダイ達ですが、ロモスで再度クロコダインに襲われます。クロコダインザボエラの悪知恵を授けられ、ブラスというダイの父親代わりを盾にして攻撃してくるのです

これにはダイも手出しが出来ず、何とかブラスを筒に戻そうと奮戦しますが、クロコダインの強烈な獣王痛恨撃にやられてしまいます。万事休すか…というところで、戦線を離脱していたポップが現れます

ポップは非常に人間らしさ溢れるキャラです。頼りなかったり、非情に見えたり、妙に人間臭さがある彼には自然と感情移入させられます。ダイのような正統派主人公の横には普通の人間っぽさがあるポップがいることで、よりお互いが引き立ち合うのです

ダイの大冒険はある意味ポップの成長物語でもあります。頼りないポップダイ達の窮地を救えるのか…続きもコミックスで是非!!

おまけ

巻末には今は亡きすぎやまこういち先生のコメント文が載っています。ドラクエ音楽を作った人として、漫画には勿論音楽はありませんが、読んでいて自然と音楽を想像してしまったというくらい、本当にドラクエ文化を作ったお一人として、その功績は計り知れないものがありますね、是非読んで下さい

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