前回のあらすじ
ダイのドルオーラの衝撃はポップ達の方にも届いており、ダイの行方が気になる中、倒したかに見えたミストバーンが再び立ち上がります。ミストバーンが素顔を見せます…
無敵のミストバーン
その掌圧の物凄さと端正なマスクとのギャップが凄まじい中、ヒムはミストバーンに立ち向かいますが、オーラナックルを逆に腕ごとねじ斬られてしまいます
ダイはレオナのベホマでも全快していないように感じます。Wドルオーラの反動が身体にもダメージを残しているようです
ラーハルトはヒムの折れた腕で叩きつけますが、ミストバーンに当たると砕けてしまいます。そのままラーハルトを殴り飛ばし、自らは肉体の強さにおいてバーンより上、魔軍最強と豪語します
ヒムは腕をポップのベホマで回復させ、自ら作る隙でメドローアを放てと作戦を立てます。ラーハルト共々突っ込みますが、全て読まれており、羽交い絞めしたヒムもまた腕を折られます。クロコダインの獣王激裂掌も足止めになりません
手も足も出ないポップ達、マァムがその傷一つない顔に確実に閃華裂光拳を入れたはずなのに…と訝しむと、ビースト(老師)がミストバーンの肉体は生命活動をしていないと説きます。不死身の理由は凍れる時間の秘法であると読んだ老師はポップのメドローアのためにミストバーンに格闘戦を挑みます
老師捨て身の援護でメドローア発射!
老師は華麗にミストバーンの攻撃をいなしながら、以前アバンが凍れる時間の秘法を使ったと語ります。かつてアバンはハドラーを封印するためにこの秘呪法を使おうとします。ロカやレイラはアバンの身を心配して否定的でした
しかしロカの子どもを身籠ったレイラに無理はさせられないと、マトリフと老師と共にハドラーの元に向かいます。マトリフと老師が作った隙でアバンは秘呪法を放ちますが、まだ未完成だったこともあり、ハドラーもアバンも一年以上凍り付いたのです
老師はミストバーンがその秘法を戦闘に応用し、アストロンが掛かったまま闘っているのだと説きます。しかしそれを打ち破れるのがメドローアだと…
老師は巧みな打撃でミストバーンに攻撃し、その隙をポップが伺います。老師は土竜昇破拳で床から宙に浮かそうとしますが、ミストバーンは踏みとどまり、老師を盾に取ります。それでもポップはメドローアを放ち、瞬時にルーラで老師を奪い去ると、メドローアの軌道にミストバーンを反らします
アバンとキルバーン、死闘の果てで…
直撃間違いなしのタイミングでしたが、なんとミストバーンはメドローアを跳ね返し、ポップと老師ごと吹き飛ばしてしまいます。万事休す…絶望が押し寄せる中、ミストバーンがフェニックスウィングを使っていたことから、ヒュンケルは本物のバーンはミストバーンだったのだと気づきます
そこにキルバーンが現れ、同じくミストバーンの正体が知りたいと言います。キルバーンはかつてバーンに取り入り、ミストバーンとも懇意にしていましたが、キルバーンは必ず「ミスト」と呼ぶはずなので、異変に気付き仮面を破ると、それはなんとアバンだったのです!
アバンはキルバーンとの死闘の際斬り落とされた腕から出た砂(ルラムーン草を調合した目印:リリルーラで後を追える)から姿を現し、キルバーンに海鳴閃を食らわせ、キルバーンは敢えて腕を自ら斬り落としバーニングクリメイションを放ちます!
同時にアバンはアバンストラッシュで突進し、なんと相手の技を突破して決めてしまいます!アバンはハドラーの灰がジャッジのメガンテやこのバーニングクリメイションから身を守ってくれたのだと術懐します
燃えたキルバーンをピロロが消火しようとしますが、アバンがフェザーで助けてしまいます。再度ファントムレイザーを放つキルバーン、しかし14本目の刃を見切れなかったキルバーンの首が切れ、こと切れたという顛末が明らかになったところでこの巻は終わります
まとめ
折り重なった様々な伏線が回収され、何重にも押し寄せる番狂わせが凄まじい巻でした
素顔を晒し、無敵のミストバーンにも秘密がありました。全く攻撃を寄せ付けないミストバーンに疑問を持ったポップ達は老師の回想から凍れる時間の秘法のせいではないかと閃きます
打開策はメドローアしかないと踏んだ老師は自ら格闘戦で隙を作り、いよいよポップがメドローアを上手いタイミングで放ちますが、ミストバーンにフェニックスウィングで返されてしまいます
このフェニックスという技からヒントを得たヒュンケルは、ミストバーンがバーンではないのか?と閃きます。そこにキルバーンを倒したアバンが合流し、なんとキルバーンを倒しモシャスで化けていたというのも凄い展開です
ポップの生死が気になる中、アバンの到着で風雲急を告げる今巻、ダイは不穏な空の蠢きに気づきます…バーンは倒しましたが、まだ一波乱ありそうです。次巻もコミックスで読みましょう!!
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