「BLUE GIANT SUPREME」10巻のジャズと宮本大の成長物語~完全アウェイのロックフェスでジャズバンド2組躍進!ロック界のレジェンドからの好オファーあり!ライバル・大とアーネスト、切磋琢磨~

前回までのあらすじ

アーネストは待ちわびたフェス会場に着き、その破格の規模に驚きます!ロック界の重鎮達から軽く見られる中、アーネストがド肝を抜いてやるとリハーサルを気張ります…

完全アウェイのロックフェスで圧巻のACT!

フェス会場は異様な雰囲気に包まれ、控室でも何か異物を見るかのような扱いを受けるNUMBER FIVEの面々、先が思いやられます。リハーサルでは非常に丁寧な音作りに感心されます。夜中華料理屋で食事をしていると、アーネストが現れ、イレーサーズに喧嘩を売ったのだと言い、達も合点がいきます

完全にロック一色の街なかで、は逆にジャズを知ってもらえるチャンスだと吠えます。ロック界のスーパースター、ライオンズ・デンオリバーに聴衆が群がる中、ベルギーからジャズを見に来たというサイモンに握手を求められ、は喜びます

フェス当日、観客の熱狂は凄まじく、音圧のせいでかメンバー全員に緊張が見られます。は居ても立ってもいられず、出演者に挨拶に向かいます。例のイレーサーズにも挨拶し、ボーカルとやりあいになりますが、は大人しく帰ります

は震える手で控室でイメトレをし、震えも止まり、出番を迎えます。トイレ休憩だと場を去る人、空きコップを投げる人等酷い環境の中、達は圧巻の演奏を披露、徐々にその熱が伝わって行きます。最初アウェイ感が半端なかった分、一気に受け入れられ、そのノリの良さからウェルカム状態になります

奇をてらった事は何もしていないのに、ロックフェスでジャズバンドが受け入れられたのです!お蔭で次のアーネストのバンドもやりやすい状態になり、観客のノリも良いです。それぞれの良さを出し切り、アーネストは互いを労います

ロック界のレジェンドからオファー

楽屋にオリバーが現れ、ライオンズ・デンの世界ツアーでサックスを吹いて欲しいとオファーがあり、は快諾し、アーネストは負けを認めます。は更に自分達のステージで歌ってくれますか?と持ち掛け、面白い奴だと返されます

イレーサーズエバンスは先の喧嘩を水に流し、アーネストに一緒にステージに上がって欲しいと打診し、アーネストも快諾します。ライオンズ・デンが貫禄の演奏で締め、達はサイン攻めに遭い、そんな中サイモンを見つけ感謝のハグをします

翌日アーネストを連れ出しドライブに出掛けます。アーネストは車内でNUMBER FIVE一人一人の分析をし、他メンバーに比べは自分の事ばかりだと嘆きます。小高い丘の上まで行き、スタイルの違う者同士、伸びしろもまだあると互いを認め、尊敬すると言われ、はガッツポーズします

小雨の降る中はあくまで練習に熱心で呆れられます。アーネストはサックスの吹き方の助言をし、は感謝します

ラファエルとハンナ、それぞれの今

ラファエルは朝食の量が増えている事に今更気づきます。ハインドルからNUMBER FIVEの次作について打診が来ますが、ラファエルはあくまで次第だと謙虚です。ラファエルは元カノと飛び入りの店に行き、不本意ながらステージに上がり、存分に楽しみながら、のシリアスさとの対比を感じ、オレはオレだと自戒します

ハンナは友人と食事を摂り、バンドの影響で自身が変わった事を自覚し、オーケストラのチェリストがジャズのベーシストに奢られる日があっても良いとご機嫌です。そのままハノーファーの実家に行き、両親はあくまでハンナの心配をし、バンドの事は聞いて来ません

去り際両親もハンナ自身も過去にこだわり続けていた事に気づき、ハンナは一人前を向きます。ハンナモーレン5のライブに行き、過去のいざこざは水に流し、いずれまた一緒に演奏する時が来るかもしれないと話します。たった2日でウッドベースの整備も終え、例のお守りにも感謝と別れを告げ、ハンナが前へ進むところでこの巻は終わります

まとめ

完全アウェイのロックフェスでNUMBER FIVEアーネストのバンドも圧巻のACTをし、懐疑的だった観客も一気にノリが良くなりウェルカム状態になります。これはフェス会場では良くある事で、無名だったり色眼鏡で見られていたバンドが、音楽の力のみで一気に受け入れられる様は非常に痛快です

特にサイモンのような最初からバンドの力を信じていた人にとっては、この光景は一生忘れられないものとなったでしょう。ロックフェスでジャズバンド2組が受け入れられる…非常に美しい描写です

にはオリバーから、アーネストにはエバンスからオファーが届きます!ロック界のレジェンドがその実力を認めてくれた証です。は快諾しつつ図々しく自身のバンドでも歌って欲しいと話し、の今後に期待が持たれます

お互いライバルと認め合うアーネスト、本当に対照的な二人ですが、切磋琢磨しジャズ界の新生として認知を広げていきます

ラファエルハンナNUMBER FIVEというバンドで自身が変わった事を無自覚ながら徐々に実感していきます。過去と決別し、前を向く二人ですが、が今考えている今後の展望とはどんなものなのでしょうか?次巻最終巻です、どんなお話が待っているでしょうか?

おまけ

BLUE GIANTはCD展開もしており、ジャズ入門として聴きやすい内容のものが何枚か出ています。ジャズが敷居が高いと感じている方も、この漫画から興味を持った方も、非常に聴きやすい内容となっておりますので、ジャズのスタンダードナンバーをこれを機に聴いてみてはいかがでしょうか?

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