「ゴールデンカムイ」1巻のアイヌ文化と食と金塊争奪サバイバル~不死身の杉元、アイヌの埋蔵金探しへ…鍵は囚人の刺青、アイヌ人・アシリパと共闘、チタタプでヒンナヒンナ!~

はじめに

詳細かつ的確なアイヌ文化が学べ、更に食やお笑い要素も含む展開が話題を呼び、ヤングジャンプ連載で人気漫画となった野田サトル先生のゴールデンカムイ累計発行部数は2400万部を突破しています。今回はこちらの人気作品にスポットを当てていきます

ゴールドラッシュの時代に埋められた埋蔵金を探せ!

戦争での出来事を思い出しながら、杉元佐一は砂金取りをしています。さっぱり取れず、酔っ払いから「不死身の元」だったのにと笑われ、砂金について話していると、面白い話があると言われます

ゴールドラッシュの時代、一部のアイヌたちが貯めた砂金をひとりの男がブン盗り、その額は20貫(75㎏)と言われ、北海道のどこかに隠し、死刑囚として網走監獄へぶちこまれます。閉じ込められた男は同房になった死刑囚に埋蔵金のありかをしるした暗号の入れ墨を掘ったと言うのです

囚人たちの刺青は全員で一つの暗号になっているらしく、隙をつき移送中だった囚人は脱走したと言います。ホラ話と感じつつ、元はその金があれば…と迷い、酔っ払いが襲って来たため、その話はより真実味を帯びて来ます

しばらくすると男ははらわたをえぐられ雪に埋まっており、どうやらヒグマにやられたようです。服を脱がすと刺青が彫られており、例の死刑囚だったのか!と元は驚きます。ヒグマが戻って来て襲われ、最早これまで…というところで、矢が刺さりどうやらアイヌの女の子が撃ったようです

女の子はヒグマの死骸と経緯を聞き、マタカリプ(冬徘徊する熊)が再度狙ってくると言い、どうしても金が欲しい元は埋蔵金の事を女の子に話します。女の子は信じると薪を集め火を焚き、ヒグマをおびき寄せようとします。女の子は刺青の線が毛皮を剥ぐための切り込みと一緒だと気づきます

チタタプしたリスがヒンナヒンナ!

女の子はヒグマは人間を殺すと罰として人間しか食えなくなるウェンカムイ(悪い神)になると言い、気づくとヒグマが現れ、女の子は下にもぐって腹にしがみつけと指示します。女の子の矢はヒグマの額に当たり外れますが、元はナイフで腹を刺します

女の子は襲われますが、白い野犬(レタラ)が救います。その隙に杉元は腋の下の心臓を銃で撃ち、馬乗りになるヒグマに銃刀を立て、何とかヒグマを倒します。女の子は咄嗟の杉元の判断を褒め、自身をアシリパと名乗ります

杉本は俺と組んで金塊を見つけようと持ち掛け、仇討ちも兼ねて共闘しようと話します。アシリパは自然・食等非常に博識で、都度説明してくれます。杉元は刺青探しのため銭湯で聞き込みをし、アシリパも町で話を聞くと、男に襲われますが、杉元が助け、同じ事を聞きに来た男がいると聞き出します

森に戻ると別の男が追って来ますが、仕掛けておいた罠に引っかかり、捕らえ事情を聞くと、アシリパは殺さないと約束したと言い、結局刺青は剥がさず模写する事にします。男にその刺青を彫った男の事を聞くと、のっぺら坊と言います

すると男は銃で撃たれ、杉元は瞬時に距離感を掴み、生木をくべ煙幕を張り、アシリパの罠に掛かった襲撃者を襲いますが、手練れで相手が陸軍最強の第7師団だと分かります。襲撃者はナイフで突いて来ますが、杉元は逆に組みし投げ、相手が不死身の杉元だと悟り、逃げたところで川に落とします

アシリパは罠で捕まえたリスを食べようと皮を剥がし、杉元に脳みそを食べさせます。さらに細かく刻んでチタタプすると言い、細かい骨も全て丸ごとタシロ(山刀)で叩くのです。ポイントはチタタプと言いながら叩く事で、生で食べるから新鮮な獲物しか使われないのです

杉本のためにオハウ(汁物)にしてやると肉のつみれ汁を作り、それは非常に美味く、アシリパは食事に感謝する言葉「ヒンナヒンナ」と言い喜んで食べます

脱獄王・白石

翌日ウサギの罠に引っかかった男の刺青を模写していると、何も喋らないので、杉元梅子との過去を思い出しながら、ウサギに気を取られます。すると男(白石)は巧妙に隠していた剃刀で脱出を図り(脱獄王の異名を誇ります)、追いかけると雪庇の上で地面が崩れ、二人は川に落ちます

あまりの寒さに火を起こそうとしますが、方法がなく、困った杉元は再度川に潜り銃弾を探し、白石は取引するから見逃せと言い、歯に隠した銃弾を出し、それで火を起こせます。白石に事情を話し、囚人たちの親玉が新選組鬼の副長・土方歳三だと分かります

囚人たちはのっぺら坊に「小樽へ行け」と指示されていたと言い、杉元は今回は白石を見逃す、刺青人皮にした方が何かと便利だが…と言うと、俺は脱獄王だから煙のように逃げてやると豪語します。先程の襲撃者(尾形)の意識が回復したと伝えられた鶴見中尉が見舞いに行ってやろうと言ったところでこの巻は終わります

まとめ

かつて「不死身の」と恐れられた主人公・杉元はひょんな事から埋蔵金の話を聞き、一攫千金の野望を抱きます。その話をしていた男はヒグマに襲われ、杉元も殺されそうになりますが、そこにアイヌ人のアシリパが現れ救われます

アシリパの助言もありヒグマを退治した杉元は、目的の一致を説き、アシリパと行動を共にします。途中リスのチタタプのくだりがありますが、アイヌ独特の食文化について詳細に語られ、非常に美味しそうなのです!特にチタタプや脳みそを食べる文化は異彩を放っており、興味をそそります

ゴールデンカムイではこのアイヌの狩猟・食文化についての描写が巧みかつ非常に食欲をそそり、人気に火が付く事になります。アシリパの「ヒンナヒンナ」もブームとなりました

刺青人皮争奪戦となり、白石はともかく、襲って来た尾形、そして鶴見中尉は今後重要人物として君臨します。また、囚人たちの親玉が新選組として有名な土方歳三というのも興味深い設定です

唐突なアイヌ文化の世界観に掴みはOKといったところ、この金塊サバイバルがどう進んでいくのか楽しみですね!2巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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