「ゴールデンカムイ」2巻のアイヌ文化と食と金塊争奪サバイバル~アイヌの食文化の多彩さと独特の思想とは!?杉元、一旦アシリパと別れるも第7師団に捕縛!

前回までのあらすじ

囚人たちはのっぺら坊に「小樽へ行け」と指示されていたと言い、杉元は今回は白石を見逃す、刺青人皮にした方が何かと便利だが…と言うと、俺は脱獄王だから煙のように逃げてやると豪語します。先程の襲撃者(尾形)の意識が回復したと伝えられた鶴見中尉が見舞いに行ってやろうと言います…

アシリパのコタンへ

今度は捕らえたウサギを食べる事になります。アシリパは無駄なくチタタプにして食べると言い、杉元には何と目玉を食べさせます。今回も鍋にして、杉元はリスより脂っこくないと感じます。あまりの美味しさに、杉元は自家製味噌を入れようとしますが、アシリパはオソマ(う〇こ)だと勘違いします

ヒグマの巣を見つけ、捕らえようとしていると、追手に見つかってしまいます。スキーで滑って来るため物凄いスピードです。逃げ切れないと感じた杉元は刺青人皮をアシリパに託し、二手に別れます。「止め足」という機転も見破られ、追手の一人にアシリパは見つかりますが、言葉が分からない振りをします

刺青人皮が見つかり、言葉も分かっているとバレたところでレタラが現れ、アシリパは窮地を救われます

残り3人に杉元は見つかり、最初とぼけていましたが、例の不死身という言葉から杉元だとバレてしまいます。杉本は意を決してヒグマの巣穴に入り、追手が銃で撃つとヒグマが出て来て追手を襲います

抵抗しましたが結局追手の3人はやられ(「リコシノッ」=投げ上げをされ)、その後子熊と共に出て来た杉元は、アシリパの言っていたヒグマは巣穴に入って来た人間は決して襲わないという事は本当だったのだと感じます

合流した杉元アシリパですが、アシリパの子熊を見る姿に恐怖を感じた杉元は観念して子熊を食べてくれと言うと、子熊は捕まえたら村で大切に育てる風習があると言い、私のコタン()へ行こうと言います

アイヌコタンは数戸~数十戸のチセ()で形勢され、村長を中心に秩序正しい社会生活を営んでいます。アシリパのフセ(祖母)宅へ行き、歓迎されないだろうと思っていた杉元でしたが、思いの外皆興味津々です。レタラに脚をやられた追手はあの白銀の毛並み、欲しい…と執念を見せます

独特のアイヌ文化

フセは杉元アシリパを嫁に貰ってくれと言いますが、アシリパは恥ずかしがり嘘の訳を話します。アイヌの子供は赤ん坊に病魔が近寄らないよう汚い名前で呼ばれ、オソマや、アシリパはエカシオトンプイ(祖父の父の尻の穴)だったと話します

子熊は育てたら伝統儀礼で神々の国に送ると言い、殺すというより「送り返す」という考え方で、身の回りの役に立つもの、力の及ばないものすべてをカムイ()として敬う習慣があると言います。特に子熊を育てて送る儀礼は「イオマンテ」と言われ盛大に祝われるのです

アシリパは情が移らないように子熊とは距離を置いていると言い、現実的な考え方のアシリパの名の由来は「新年」「未来」で、わたしは新しい時代のアイヌの女なんだ!と話します

土方は女を抱いている牛山を見つけ、刀で襲いますが、牛山も超反応を見せます。いずれ第7師団とやり合う事になるという土方は刺青人皮を見せ、協力しろと迫ります

今度はアシリパは川魚用の罠を仕掛け、エゾハナカジカを捕えます。早速調理しようとすると小刀を忘れ、杉元が取りに行くと男に仕掛け罠に気を付けろと言われ、危うくアマッポというカワウソを捕るための罠に掛かるところでした

男(マカナックル)はアシリパの親族で、アイヌが争いのために川を汚すなんて絶対にあってはならない、あの砂金は魔物が憑いている呪われたものだったのだと言います。カジカで出汁を取ったキナオハウ(野菜が沢山入った汁物)は極上の美味しさです

第7師団に捕まる杉本

鶴見中尉は捜索を続け、和田大尉に悪態をつかれますが、人差し指を食いちぎり、撃ち殺してしまいます

今度はカワウソをオハウ(汁物)にし、しつこさがなく上品な味で絶品です。アシリパはカワウソの頭丸ごと煮を杉元に寄越し、その後キサラリ(耳長お化け)で子供をあやします。まだ幼さも残るアシリパをこれ以上巻き込めないと杉元はコタンを一人出ます

アシリパは怒り後を追い、イパプケニ(鹿笛)を吹きます。街に出た杉元梅子の事を思い出しながら、変わった刺青の男がいると聞き、そこで鰊蕎麦をご馳走になります。すると第7師団が現れ、杉元は捕らえられます

鶴見中尉は杉元を尋問し、不死身の杉本の逸話を持ち出し、何と団子の串を杉元の頬に刺してしまいます!鶴見中尉は杉元に仲間にならないかと持ち掛けますが、杉元は断ります

アシリパ杉元の靴下の臭いを嗅いだレタラと捜索をしていると、白石に行き着きます。アシリパの勘違いだと分かり、白石杉元の所在が分かると言いつつ脱走しますが、レタラに捕まります

捕らえられた杉元洋平浩平にいたぶられますが、反撃し、俺は不死身の杉元だと吠えるところでこの巻は終わります

まとめ

今巻でも特にアイヌの食文化について詳細な記載があり、非常に食欲がそそられる内容となっています。ウサギやカワウソ、カジカ等、普段まず食べないものもアイヌの人々は神からの贈り物だと大切に、そして美味しく食べるのです

ゴールデンカムイの特に前半ではこういった珍しい食材の調理の場面が多々見られ、またそれが非常に美味しそうなのです!食が充実している現代ではまず食べられないものばかりですが、アイヌ人は知恵を絞って自然と向き合い、決して粗末に扱う事なく有り難く頂いていたのです

現代社会では何でも簡単に手に入り、食の有難みという観点が欠如されています。ゴールデンカムイを読んでいると、そういった根源的な部分を見直し、食一つとっても多くの手がかかっている、有難いものだと感じながら食べなければならないと感じさせます

本編的には杉元が第7師団に捕まり、対する土方等の描写も見られ、両者入り乱れての刺青人皮争奪戦が勃発しています。アイヌ独特の文化を学びつつ、この本筋:金塊サバイバルの行方にも注目しましょう!3巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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