「テニスの王子様」10巻の数々の激戦と成長譚~山吹中のヒール役:亜久津登場!乾の罰ゲーム汁がパワーアップ!?不二の「羆落とし」に苦戦したリョーマが出した答えは…~

前回までのあらすじ

菊丸は負ける度に訪れるコンテナの上で大石と落ち合い、ここに来るのは今日で最後だと気張ります。海堂・桃城・リョーマがバスを降り過ごし河村が世話を焼きます…

山吹中の亜久津

折角のオフ日、リョーマ南次郎に無理矢理外で代わりに指導して来て欲しいと言われ、そこには桜乃達がおり、リョーマが指導します。すると桜乃がボールを大きく飛ばしてしまい、銀華中のコートにボールが入ると、いじわるされてボールがなかなか判別出来ません

事情を悟ったリョーマは超遠方から柵を突き抜けるボールを放ち、狙ったものの咄嗟に誤って入ってしまったと桜乃を助けます。桜乃のボールには目印がついており、遠目で朋香が相手が隠している事を発見、リョーマはゲームを持ち掛け、連戦連勝、一人につき10球調べる事にし、サクサク8連勝します

部室では亜久津という男が横暴しています。も視察に現れますが、リョーマが全員倒した後で、全員伸びており、リョーマは約束通り300球手に入れ、南次郎の車で疲れて居眠りします

後日カチロー荒井とボール運びをしていると、煙草を吸っている亜久津を発見、注意すると荒井はボコられてしまい、リョーマを探しているようで、逃げるカチローに正確に球を当てて来ます。リョーマが割って入ると、獲物を見つけたと亜久津は何と石をラケットで打って来て、リョーマは何とかラケットに当てかわします

すると亜久津は沢山の石を放って来て、カチローを守ったリョーマは負傷し、お返しに鋭いボールを放ちますが、亜久津はボールを掴み、自身を山吹中の亜久津だと名乗り、都大会決勝まで勝ち上がって来いと挑発します

恐怖…乾特製ペナル茶(ティー)!!

竜崎の治療を受けますが、真相をリョーマは語らず、自身でカタをつける気です。練習後河村が一人レストランに入ったため、始め部員は良いデータが取れると(笑)こっそり後をつけます。すると女と会っており、更にそこに亜久津が登場、どうやら河村と顔馴染みのようです

河村は先程の件で苦言を呈しますが、亜久津は悪びれず河村に飲み物をかけてしまいます!怒った桃城が手を出す前にリョーマ亜久津の足を引っかけ、堂々と自己紹介します

試合前日、銀華中に触発されたのかの練習メニューは厳しく、更にランニングで1周1分以上かかったものはペナル茶(ティー)を飲まなければならず、皆悶絶します!30周を過ぎた頃にはレギュラー組しか残っておらず、はビリには超特製汁(ジョッキ)を用意、全員目の色が変わります

各々身体を張って上位を維持しようと奮戦する中、最終コーナーから現れたのは何とレギュラー全員で、同着でゴール、罰ゲームを免れます。竜崎は今の様に疲れ切った時こそ真価を問うチャンスだとし、手塚が紅白戦を提案、まず不二リョーマが練習試合です

不二の秘儀「羆落とし」を攻略!?

リョーマは得意のスプリットステップを見せ、倒しちゃっていいんですよね?と不敵です。不二は冷静に左右に振って来ますが、リョーマは攻めあるのみと前に出て、お互いトリプルカウンター不二)とドライブBリョーマ)で倒すと気張ります

1-1の互角の戦い、先に仕掛けたのはリョーマで、得意のドライブBを放ち、何とか不二は返球しますが、リョーマのスマッシュは不二の得意技:トリプルカウンター第2の技「羆落とし」で返され見事に加点されます

リョーマはひるまず再度スマッシュを見せますが、連続で不二の「羆落とし」を食らい、逆にやる気満々です。リョーマはチャンスボールを得意のツイストスマッシュで変化をつけてきますが、それすらも不二の「羆落とし」の餌食です

リョーマは意地になり、チャンスボールが来ると必ずスマッシュで返し、それを確実に「羆落とし」で不二に返され打つ手がありません…しまいにはネットに当ててしまうらしくないミスも犯します。最早勝負あった…と思われる中、何と次のゲームで同様に「羆落とし」を放つと、ラインを越えてしまいリョーマが加点します

続けて「羆落とし」が連続失敗し、何とリョーマはスマッシュをワザとネットに当てて軌道をずらす神業を見せ、不二の返球に狂いが生じていたのです!ランニングから10分後という一番疲労が来る時間帯に次の試合という事で、桃城手塚を当てるところでこの巻は終わります

まとめ

どちらかというと全国制覇に向けての試合描写が多いテニスの王子様ですが、今巻はその隙間を縫うプラクティクス期間の内容です。たまたま居合わせた山吹中の亜久津というヒール役が出て来ますが、実力はともかく、態度が悪く非常に質の悪い男です

河村は空手道場時代からの知り合いで、阿久津は中学に入ってから道場には現れず、小学校時代名のあるコーチに指導して貰っていたためテニスの実力は相当のもののようです。中学生でタバコを吸い、彼女を泣かせる等下郎の極みですが、不動峰と準決勝を戦う山吹中には要注意でしょう

銀華中への視察で触発されたはペナル茶(ティー)や超特製汁(ジョッキ)等最早テニスの王子様名物となる飲み物罰ゲームを展開しますが、流石レギュラー組はそれを掻い潜る速さを見せ(不二のみ飲みたそうでしたが…笑)、疲労のピークで敢えて紅白試合を始めます

不二リョーマの初対戦は不二の「羆落とし」が炸裂し、折角の絶好球をスマッシュするリョーマはことごとくライン際で加点されてしまいます。何度も正攻法で挑みますが不二の実力は本物で、流石のリョーマもここまで…というところで、実は研究を重ねてリョーマの反撃が始まります

何とスマッシュをワザとネットに当て軌道を微妙に変える事で不二の「羆落とし」に狂いが生じてしまうのです!毎回リョーマの困難からの打開劇には驚かされますが、伏線もしっかり回収し、3年生相手に堂々とした立ち回りです。このままレギュラー陣の紅白戦が展開されそうです…11巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

おまけ

テニスの王子様内の人気企画としてキャラクター人気投票が度々開催されています。人気キャラが多く、票が分散される傾向にあるテニプリですが、第1回は1位:リョーマ、2位:不二、3位:菊丸となっています。今後も定期的に開催され、その度に順位が激しく入れ替わる人気企画です

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