前回までのあらすじ
定番と言われるワインは「ムルソー」で雫はテンガロンハットを想起、同じく被った女性が大きなリュックに”希望”を宿し追い越していくと表現、色々試しマリアージュさせるフカヒレは決まります。「ヨシキリザメ」のフカヒレがワインに最も合うと感じつつムルソーでは物足りないです
雫は赤ワインで勝負をかける気です。一方遠峰も翌日同じ店に行き着き白ワインの中から選ぶ事に決めます。紅花”頑張り次第で勝ち目はある”と占われ2人でモノポールに赴き藤枝に相談、「神咲雫の中華マリアージュ勝負のワインを提案する会」を開く事になります
原島が調理担当でシリーズに登場した懐かしい顔がちらほら、盛大に会が始まります…
「小籠包」「北京ダック」とのマリアージュ
料理担当は2人で「小籠包」とのマリアージュ、雫があっさり飲んじゃうという事はこれじゃないって事です。河原毛の一本にためらいながらも若々しい青年がプールに飛び込む様を表現、飲んだのでこれも違います。すると吉岡の一本に雫ピンと来て敢えて飲まず秋絵の元夫として藤枝と挨拶します
二品目「北京ダック」に長介気張りますが皇帝の姿を拝もうとひざまずく人々の姿を想起しこれは違います。鈴香の一本は皇太子のマリアージュで惜しく成長してます。高杉のそれは皇后でピノ・ノワールの可能性ありです。ここでクリス登場でみやび腕にキスされ悶絶です(笑)
ブラインドで3本用意し赤のワインはネギとの相性にぶつかるものがあり青のワインは「皇帝の横顔のマリアージュ」で惜しいです。最後の白のワインを嗅ぐと当たりで流石オフィシエ:ワトキンスの息子です
四大中華とワインのマリアージュ対決
あとは「フカヒレ」のみ、2人は「ヨシキリザメの姿煮」を作り「ル・パン」のおばちゃんは「ペトリュス」95年持って来ます!豪華客船で出会った男女がダンスを楽しむ幻のようなマリアージュです。香美達はカルメールで同質のもの同士の完璧なマリアージュもそこにイリュージョンは生まれません
中原部長のそれは結局飲みエレガント過ぎメルロー品種に可能性を見出し策が尽き、藤枝が秋絵が最後に仕入れたボトルを見つけデキャンタし秋絵を見た雫はこれで勝負すると飲みません。皆で飲み明かし雫は今日飲めなかった3つのワインで再度乾杯を誓います
仄香が抜けブラック夫人は紅一点となり主役のウォンはまだ来ません。2人が揃うと遅れてウォンも現れ四大中華とワインのマリアージュ勝負です。円形メニューの説明から食順は「小籠包」→「北京ダック」→「フカヒレ」→「麻婆豆腐」で雫第一関門突破です。雫は先攻を志願します
極上の「小籠包」にシャンパーニュで合わせ舞台演目はヘンリック・イプセンの戯曲「人形の家」の世界観を表現、ウォン爆食いです!
勝負は1-1イーブンで後半戦へ
対して遠峰はスパーリング「ゼクト」で合わせ「母と幼子の沐浴のマリアージュ」と珠玉の表現、密かに仄香を想います。雫も飲み涙しその感性に恐怖すら感じる遠峰です。判定は二-四で遠峰の勝利、完璧を超えるマリアージュ演出で雫完敗です。ロベールは分析せよと命じ雫「小籠包」を食します
雫は見えたーと女優の素朴な笑顔を引き出す寛容さが足りず遠峰のそれは寛容さの塊で語るまでもないとし次のお題=「北京ダック」です。遠峰先攻志願で宮廷料理の店の料理長が調理、「ダムナシアン」とのマリアージュは「カジノ・ド・モンテカルロ」だとまたもウォン爆食いです!
対して雫はピノ・ノワールで明の十三陵に向かう皇帝から大河のように流れ続ける「皇帝のクロニクル」のマリアージュです。世界一の食いしん坊を自負するウォン爆食い、判定は四対二で今度は雫が勝利する所でこの巻は終わります
まとめ
懐かしキャラ総登場で同窓会の様な前半は今まで出会って来た仲間の助けも借り雫は懸案の3本のマリアージュを見定め本戦=四大中華とワインのマリアージュ対決に臨みます。秋絵の忘れ形見まで飛び出し元夫=吉岡と藤枝が一緒に秋絵を想う辺り憎い演出です…詳しくは前作に譲ります
仄香が抜け6人となったオフィシエ、ここでも偶数になった為引き分けもあり得ます。そんな中ウォンの爆食いが目立ち明らかに異彩を放っており世界一の食いしん坊なのです!彼含めオフィシエを唸らせなければならず、お互い先攻を競い合い珠玉のマリアージュ表現です
偶然にも同票で勝ちを分け合う展開、どちらも最高の表現で雫も「小籠包」の完敗を引きずらず接戦です。料理も最高の物が用意され、2人の選んだワインがどこまでこの手厳しいオフィシエ達を唸らせられるかに懸かって来ます…17巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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