前回までのあらすじ
志ぐまは過去朱音に正座するのは下半身を不自由にする為で想像の余地が拡がり人の想像力は広大無辺ーと語っており、学問はこの高座を君に見せる意味がある筈と説きます。凄まじい集中力は”ゾーン”で極限の集中状態にあるのは逆に観客の方で”引き算”の芸その極地です
演目は志ぐまの十八番「死神」で”しぐさ落ち”で物凄い余韻にジャンボは落語…めちゃくちゃヤベェと感動します。学問は例年に比べても出色の出来と褒め、来年はもっとすげぇの見せてやると志ぐまがお辞儀する朱音にー先行くぞ、ついて来いよと外に出向きます…
”志ぐまの芸”を教わる
打ち上げで志ぐまは朱音の開口一番を褒め彼女は”芝浜”を教わりたいのです。一生を認めさせたい…おっ父の”芝浜”でと朱音ですが、志ぐまは”芝浜”だから破門されたとしたら?と先代志ぐまの芸を継承すると誓ったのは志ん太も同じ、目的を果たすには阿良川一門の歴史と対峙しなければならないと…
それでも尚一生に認めさせる覚悟はあるか問い”志ぐまの芸”ー受け継ぐか否か決めるのは俺じゃないと店のラストオーダーで好きに選べと…寝れなかった朱音、荒れ煩く水臭いと牛乳一気、他に食べずまいけるに誘われますーみんなで夏しない?と(笑)
流しそうめんを楽しみ、みんな師匠に二ツ目決まったタイミングでムチャブリされており、出来ると信じてる事しか言わないのです。現れた志ぐまに朱音はしょっぺえですねと毒づき、心の褌ビシッと締めてますからと生意気で例の演目託され腹が鳴り、やっとそうめんを食べ今日はぐっすり寝れそうです
一生に一剣は親子落語会の挨拶をし朱音の新聞記事に2人は殺気立ちライバル視します。魁生は禄郎を誘い”志ぐまの芸”を嗅ぎ回ってると意識しており、うららもーいよいよかと一生同様です。志ぐまはついに朱音に噺の稽古を始めます
志ぐまが救急車で運ばれ…
ーこれが”志ぐまの芸”だと諭すと朱音は…コレ落語ですか?と不可解で志ぐまは”未完”の意味からあくまで”枠組み”でどう埋めるかはお前が二ツ目で歩む道次第だとします。志ぐまは語る資格を失っていた、一生ならこうはならなかったと兄さんは”志ぐまの芸”を教わる事を許されなかったのです
だからこそ追い焦がれー認めさせる糸口になると諭し意気込む朱音にモノにする迄の道のりは長く険しいぞと先ず地力を鍛えるべく三つの噺を十八番と呼べる迄極めろと言われたーという所でベルが鳴り足が痺れた朱音に代わり志ぐまが玄関に向かいます
しかししばらくして再度ベルが鳴り、朱音が玄関に向かうと志ぐまが倒れており救急車で運ばれます!諸々の手続きや連絡は兄さん達がしてくれて朱音はぐりこと帰り入院セット一式用意ししょっぺぇってまた叱って貰えますよね?と急性の心筋梗塞で喉頭がんも見つかりステージ2の初期です
治っても声を失うかもしれず頭ぐちゃぐちゃの2人、病室に戻ると一生がおり志ぐま一門を解体すると唐突です!まいけるを除いた弟子4名はそれぞれ後見人が預かるとし、朱音の後見人は一生です。様々な想いから誰がっ!と凄む朱音を諭すのはうらら、貴方達2人は”先代の子”片割れがこの様子じゃあねと…
片や自分の所為で弟子達が無為に時間を浪費するー片や自分が不在でも弟子達の指導体制を整える…”気働き”が出来てるのはどっち?とうららは凄みます
うららの昔語り
うららを追い掛け”志ぐまの芸”を教わった朱音は2人にとって先代志ぐまって何なんですか?と問いうららにタクシーに乗せられその過去が明らかになります。1964年新宿、集英會の若頭がうららを脅し2人は助太刀で喧嘩、何と伸してしまいます!うららはゴロツキに名乗る名はないと去りべっぴんさんです
うららは”先代の子””片割れ”の意味だったわねと芸の道で成り上がる始まりの噺を語り始めます。うららの年齢が気になる中(笑)志ぐまは根っからの下町育ち、一生と蕎麦屋で働いています。一生はイイトコのご長男も勘当され本気でしたいコトが蕎麦屋?と女将疑念です
いつもツケで済ます常連を追い出しますが、先程のヤクザの組長が現れメチャ強く2人は伸されてしまいます。すると先程の常連が蕎麦を食べ始め愛一が殴りかかると組長はこの人だけは無下に出来ないんだ、命を救って頂いた隊長だと事は収まり、弥栄亭の寄席に誘われ師匠=柏家生禄との出会いです
一生はその寄席での生禄の蕎麦芸に魅せられ何も無ぇのにここには何でもあると感じ一瞬目が合い、テメェの幼さを悟られた気がして肚を決めこの人について行こうと涙する所でこの巻は終わります
まとめ
ここ数巻大物の高座描写が続き、まだ見ぬ表現を期待してしまいましたが今巻はそれどころではない激震です。朱音が肝心の”志ぐまの芸”について志ぐまから直接教わり、コレ落語ですか?と不可解な中志ぐまが倒れ救急車で運ばれ、急性の心筋梗塞で喉頭がんも見つかりステージ2の初期で入院です
噺家として致命的な出来事で一生は何と志ぐま一門を解体すると唐突で朱音の後見人に名乗り出ます。よりによっての人選に朱音頭ごちゃごちゃですが、うららの昔語りから2人の背景が見えて来ます。蕎麦屋としてうだつの上がらない毎日だった2人、特に一生は生禄の落語に出会い感激です
何か命を懸けられるモノを探していた彼にとって落語は正にそれで運命的なものでした。とにかく師匠が入院で肝心の”志ぐまの芸”については教わったもののこれからも指導願いたい所での激震に朱音の心境を思いやると複雑ですね…16巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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