「ダイの大冒険」28巻の数々の激戦と成長譚~死の罠・八つの炎柱からは脱出不可能!?窮地を救ったのは死んだはずのアバン!アバンの破邪の秘法で門も開き…~

前回のあらすじ

ハドラーダイの瞬時の気転に目を見張り、最後の握手をしようとすると、キルバーンが現れ、殺しの罠として、魔界の炎でダイ達を包んでしまいます。二人が共倒れした瞬間を狙っていたのです

しかしその八つの炎柱を抑え込むようにポップが割って入り、魔法でギリギリ防ぎます…

ポップの漢気に感化されたハドラー

ポップは炎柱の中ヒャダルコでなんとか防いでいます。レオナが外からヒャダルコで加勢しようとしますが、効きません。キルバーンバーンの元に戻り、高みの見物をしています。ヒュンケルグランドクルスで打開をしようとしますが、弾かれてしまいます

罠を仕掛けたキルバーンを倒す以外方法がない中、バーンの元に行ってしまったためどうすることも出来ません。マァムは打撃で打開を試みますが焼け石に水です

すると中のハドラーアバンの言葉を持ち出し叱咤激励してきます。ポップは頭上にメドローアで一瞬穴を空け、その隙にダイルーラで脱出する案を思いつきます。ポップは片腕でベギラマも放たなければならないため、ヒャダルコの威力が弱まり、炎柱に押し込まれそうになります

しかしハドラーが立ち上がり、変わりに支えてくれます!その隙にポップメドローアを放ち、ダイルーラで脱出に成功しますが、ポップダイにしがみつくことが出来ず、炎の中に取り残されてしまいます

しかしハドラーが身を挺してポップを庇います。先程ハドラーヒャダルコで支えてくれたことに感化され、ポップは敢えてダイにはしがみつかなかったのです。ハドラーポップの心意気に胸打たれます

すると、一本の羽と共に眩い光に包まれ、炎は収まり、なんと死んだはずのアバンが現れます!!

なんとアバンは生きていた!?

以前とは変わったハドラーに声を掛けるアバンですが、ハドラークロウを放ってきます!しかしそれはキルバーンに向けたものでした。ハドラーは最後の力を使い果たし、アバンの腕の中で消え去ります

ポップを抱えたアバンは光の魔法陣を使ったため、幻でもなく正真正銘のアバン本物なのです!ダイ達が喜ぶ中、ヒュンケルは一人涙しています。アバンは以前ハドラーメガンテを食らわせ死んだはずでした。しかしフローラから貰ったカールのまもりが身代わりになって生きながらえていたのです

アバンは積もる話もあるが、中央の城までダッシュしろと言います。アバンキルバーンの相手をするようです。死の罠もアバンが相手している間は発動出来ないと読んでの行動です。アバンは羽でバーンの魔力を半減させ、剣で一刀します!

キルバーンの仮面が割れ、辱められたキルバーンは一旦消え去ります。すぐさまダイ達に追いついたアバンに、ヒュンケルは最早ダイ達と比べ力に開きがありすぎ、戦力にならないと言い放ちます。ヒュンケルはその場に留まり、皆を先に行かせますが、これには意図があったのです…

アバンの真の力に気づいたヒュンケルは、この先の闘いでアバンの力が必要だと察し、自らが殿となる道を選んだのです

殿・ヒュンケルの漢気

ヒュンケルの目の前に沢山の魔物が現れます!大勢の敵相手にヒュンケルは気張ります。アバンは自らがしてきた後衛としての役割をヒュンケルがかって出てくれたのだと言います。先を進むと、魔宮の門のようなものが現れます

アバンは修行の成果を見せると、破邪の洞窟を150階まで行って(レオナ達は25階でした)習得した破邪の秘法を披露します。アバンは羽を五角形に配置し、五芒星を描き出します。先程ポップを救ったのはトラマナの応用で、今回は扉を開く魔法・アバカムなのです

無事扉は開き、ダイアバンに礼を言います。先を急ぐダイ達のためにも、殿のヒュンケルは気張って魔物たちに2回目のグランドクルスを放ったところでこの巻は終わります

まとめ

キルバーンの死の罠を打開するために一計を案じたポップでしたが、メドローアは片手毎にベギラマヒャダルコを均一に発しなければならないため、炎柱を抑えきれなくなります。そこをハドラーが救ってくれ、メドローア発射で天井に一瞬穴が空き、ダイルーラで脱出します

しかしハドラーの心意気に胸打たれたポップダイにしがみつかず、炎柱に残ったままです。MPも使い果たしたポップハドラーと心中か…と思いきや、この窮地を打開したのはなんと死んだはずのアバンでした!

アバンは以前のハドラーとの闘いでメガンテした際カールのしるしが身代わりとなり生きながらえていたのです。ハドラーアバンに抱えられ死に本望だったでしょう

再会に湧きながらも冷静なアバンはしっかりキルバーンの相手もし、また、アバンの真の強さに気づいたヒュンケルはこの先の闘いにアバンの力が必要なことから自ら殿を務めます

その不器用ながら無骨な立ち振る舞いがヒュンケルらしいですね。アバンは破邪の洞窟をなんと150階まで下り、破邪の秘法をマスターしていたのです。先を急ぎたい一行ですが、殿のヒュンケルの身も心配ですね…続巻もコミックスで読みましょう!!

おまけ

この巻でアバンが復活します。アバンと言えば、勇者アバンと獄炎の魔王というコミックスが発売されています。これはアバン若かりし頃の前日譚として新たに連載されている作品ですので、アバンの過去の事が知りたい方は是非チェックしましょう!

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