ためになる!「あかね噺」4巻の奥深い落語の世界~可楽杯閉幕で例の座談会で志ん太破門の真相を知る朱音!8か月後前座修行開幕で”気働き”に”捨て耳”の大車輪でヘトヘト…りゑんの新人潰しにリベンジの開口一番~

  1. 前回までのあらすじ
  2. 一生との座談会
  3. 志ん太の意志を継ぐ覚悟の出来た朱音
  4. 朱音の前座修行開幕
  5. まとめ
前回までのあらすじ

臨機応変にお客のニーズに応えた朱音こぐまは”気働き”だと評し舞台は整います。真幸に名の由来を聞いていたのはこの高座の為で「寿限無」のキモは”言い立て”じゃなく子を想うが故に溢れた親心と説きます。ひかるは聞けば聞く程役の情景が立っていって朱音の存在が高座から消えていくと感じます

龍若はこの現象に名人クラスで稀にそう錯覚するコトを”可楽杯”で味わうなんてと驚きます。こぐま志ぐまが役の心情に寄り添う意識=”了見”を学ばせる為に敢えて「寿限無」縛りとした事に納得します。一剣は困り彼女が師事してるのは志ぐまと悟り一生の様子を伺います…

一生との座談会

一剣は例年の可楽杯特有の熱気は何処へやらー今やこの会場は技術を競う場から噺を楽しむ場に変わってると感じます。こぐまはそのひた向きさについ朱音を応援してしまうと見守ります。最後は圧巻の幕で振られた一生ここはお前の来ていい場所じゃないって分かってるよな?と念押しして来ます

朱音は優勝し一生との座談会に臨み2位は同率で2人からし・ひかるです。朱音は純度の高い”落語”を演っていた点が評価され一生のコメントは素人の大会にプロが荒らしてんじゃねぇって言ったのです。座談会で朱音は早速真打昇進試験で志ん太を破門にしたのは何でですか?と核心に触れます

志ぐまの差し金かと一生朱音志ん太の娘だと気丈で間違いなく真打の芸だったと返し、一生は客に応援されるのが”真打の芸”か?と手厳しいです。高座に弱さが垣間見える者なんぞ阿良川の真打には要らんと…多種多様なエンタメが溢れる昨今落語文化の発展に求められるのは観た人を惹き込む芸です

故に阿良川の真打に求められるのは大衆を振り向かせる強靭な芸で伝統芸能の担い手であり、落語を弱くするものは”阿良川”には要らんと正に芸に生きる”修羅”です。朱音は考えが…信念がある人で良かったとそれでもおっ父の芸を信じてる、認めさせますよ、あなたが切り捨てた芸で‼と啖呵を切って辞去します

一生魁生朱音の件を黙っていた事を指摘しその方が楽しんで頂けるかと…と気を回していたのです。一生は未だ幻を追う…か、器に足る資質かなと”志ぐま・・・”の芸の継承者として朱音を認めます

志ん太の意志を継ぐ覚悟の出来た朱音

岩先も含めて志ぐまの家に行きますが不在でまいけるはまずやる事があるでしょ?と打ち上げで乾杯です(笑)岩先目当てのまいける、軽いです。亨二も祝い飲むと卒倒し実は酒乱でかっぽれを踊り騒がしいと志ぐま半端にやるな、本気でやれとそっち⁉です(笑)

岩先は落語家は厳しい世界もだからこそ素敵な世界でもあるんですねと皆で楽しく踊ります。改めて志ぐま朱音とサシで話し一生は落語にだけは正直な男だと語り破門宣言は納得出来んが志ん太は別の一門に入り直す選択肢もあった中弟子入りとは師匠と親子の関係を結ぶようなものと潔く身を引いたのです

今ならその気持ちも分かる朱音、改めて志ぐまにご指導ご鞭撻の程よろしくお願いしますと請いまだまだ真打まで長い道のりも望む所です。学校でジャンボに報告し芸で納得させなきゃ意味ないと言うのでジャンボは”落語家の娘”から”落語家”になったんだなーと感心します

刺激を受けたジャンボは柔道で大学の練習に参加したいとやる気をみせます。朱音の活躍はネット記事になっておりリサが逸ります。喧風亭流雲椿家正明今昔亭ちょう朝蘭彩歌うらら三明亭円相柏家三禄と早々たるメンツが”落語連盟”に名を連ね落語界の盛り上げに一躍かっています

朱音の前座修行開幕

朱音の楽器と踊りを教わりたいという予想通りの行動に亨二はキョトンとし、太鼓を習い学校で有名になっても一生を唸らせたなんて言えないと浮き足立った所はありません。白州一生が第2の魁生を作ろうとしてるんじゃないか?と一生師匠への負の感情が朱音に向くかもと危惧します

8ケ月後朱音の前座修行開幕で弥栄やさか亭です。楽屋入りで寄席修行が始まり二ツ目昇進基準は①落語50席②講談③歌舞音曲おんぎょく④寄席の太鼓ーというもので魁生は入門2年で成し得たのです。志ぐまは共に働く前座としてからしを当て今や”練摩家”じゃなく三明亭からし円相の弟子です

昼夜問わずほぼ毎日落語が観れる”定席”の一つ=”弥栄やさか亭”は文化財にも指定されてる建物で落語家の血と汗が詰まってるのです。楽屋で喧風亭雲うんが寝ており今昔亭朝がおが”たて前座”で朱音を知っておりここじゃ俺がルールだと手厳しいです。一年365日毎日落語の公演を行っている演芸場=”定席”です

毎昼夜10組以上の芸人が出演する芸の祭典で落語家の本拠地ホームであり修練の場なのです。全員真打で空気が張り詰めてると感じる朱音、”高座返し”や着物の畳み方等師匠毎のルールや好みを把握し快適に過ごして貰う大事なのは”気働き”です。楽じゃないとは思っていたが疲れる朱音、それでもボロ出しません

朝がお朱音の頑張りを認めからしのしたたかさから朱音は落語家として生きる術が溢れてると下働きで終わっちゃ勿体ないと感じます。初日は結局後半しくじり過ぎた朱音散々でしたがからしは開口一番を雲うんに任せられ、立前座が決めるしきたりで寄席の番組が変わる周期は10日間、朱音もチャンスを伺います

からしは”捨て耳”として仕事中も誰かと話す時も耳だけは高座に意識を向けろと朱音水をあけられます。失敗もありつつ朱音は確実に成長しており、評価する者も要る中今昔庵りの新人潰しに遭います。朝がおが詫びますが後輩なのに二ツ目として威張りその間朱音は”捨て耳”利かせてしたたかです

前座が寄席に出れんのは開口一番のみで、明日の二ツ目アイツの出番は開口一番の後なので、見返す自信があるか?と朝がお朱音を指名してリベンジを託す所でこの巻は終わります

まとめ

前巻と打って変わってジャンプ漫画の王道を行くスタイルに戻ったあかね噺、ラスボス感のある一生と座談会で例の破門騒動の真意を掴み、彼を見返す事が朱音の当面の目標となります。一生のその時の気分で破門になった訳ではないと悟った朱音は彼を見返す為に修行に励みます

王道その2は前座修行での成長記録で、厳しい芸の世界に身を投じた朱音の奮闘が記されます。この辺新人の登竜門として舞台の裏側の詳細が描かれ、落語家を目指す人のバイブルになりそうで勉強になりますね!伝統芸能らしい古いしきたり・縦社会がまだ残存し、そこに順応しなければなりません

器用なからしは”捨て耳”で腕を上げ開口一番に抜擢と水をあけられますが、朱音も負けじと気張ります。ところが口煩いの新人潰しに遭い朝がお共々お叱りで、朝がおは逆に仕返しの開口一番に朱音を指名です。ジャンプ漫画の王道を行くあかね噺、俄然面白くなって来ました!5巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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