「BLUE GIANT」10巻のジャズと宮本大の成長物語~沢辺念願のSo-Blue出演からのサクセスストーリーかと思いきや…急転直下の衝撃展開と、大の決意とは!?怒涛の新シリーズへ…~

前回までのあらすじ

沢辺に先日の件を詫び、もし代役の自分の演奏が良かったら、JASSとしてこのステージに立てる可能性を摘まないで欲しいと懇願します。いよいよ本番の日、玉田も客として出向き、沢辺が震える手を掴み「行くぞ」と決心します…

念願のSo-Blueで演奏出来た沢辺

今までの出来事が走馬灯のように過りながら、ついに沢辺はSo-Blueの舞台に立ちます!早速沢辺はミスしますが、メンバーは全く乱れる事無く、沢辺は改めてプロなのだと実感します。過去の数々の努力が実を結び、沢辺は最高の演奏をし、So-Blueで初めての、そして最後かもしれないソロを弾きます

内臓をひっくり返してやると意気込む沢辺は、最高の環境で、最高のナインフットのピアノで、自分に出来る事を精一杯やろうと圧巻のソロを披露、が身震いし、は素直に笑い、大歓声を浴びます!終演後沢辺は一人トイレで「できた…」と涙します

3日間の公演を終え、打ち上げでフレッド沢辺を褒め、に次に沢辺がSo-Blueに立つのは何時だと問い、は一日も早くと答え、沢辺は拳を上げます!

沢辺のACTは話題を呼び、21ミュージックでは音源リリースに向けて動き出し、有名ジャズ雑誌にも取り上げられます!沢辺に改めてSo-BlueでのJASS単独公演(知名度を考え通常3日間6公演のところを1日2回公演)を打診します

4か月後の公演に向けて善処し、最高の環境で最高の「ライブの成功」を約束し、浮かれる達を他所に沢辺は地に足を付けて練習に励みます

単独公演目前で沢辺がトラックに轢かれ…

は関係機関に連絡し、JASSの客集めに奔走します。沢辺は律儀にTAKE TWOでアキコが来てから全員にSo-BlueへのJASSでの出演が決まったと報告します。アキコは敢えて自分の店で彼らがライブをする事を許さず(何も起こらないのが怖かったから)、今回の件を心から祝います

沢辺は新曲「WE WILL」を描きおろし、早速3人で音合わせします。練習後珍しく沢辺玉田を褒め、ジャズを愛し、即興もいいが、練って感じ、一つ一つ紡ぐ音作り(作曲)も好きなのだと分かったとに言います。ただには考えずに何万回でも客の前で死なねえとと発破をかけます

21ミュージックではJASSのSo-Blue公演を先行プロモーションとして、音源発売を目論見ます。沢辺は明後日に迫ったライブを前に、玉田と組んで本当に良かったと染み入りながら警備のバイトをしていると、なんとトラックが突っ込んで来て轢かれてしまいます!!

右手がメチャクチャに曲がり、重体となり救急車で運ばれます。ICUで治療中に玉田は先に来ていたと会い、事情を説明されます。命に別状はないが、特に右手がメチャクチャで、残せるか切断するかの瀬戸際なのだと知ります。玉田を連れ深夜TAKE TWOに向かい、止まっていては駄目だと二人で練習します

翌朝に連絡し、事情を説明、それでも沢辺抜きでライブをやらせて欲しいと懇願します。前日のため告知等も含めは奔走し、達は何とか2人でも形を整え、So-Blueに向かいます

伝説のライブでJASS解散…そして旅立ち

二人しかいないJASSに涙する関係者もいる中、は淡々とリハーサルを進めます。正直に事情を説明し、それでも客は6割入っています。は普段やらない呼び出しアナウンスを自ら行い、沢辺の事故の件と、それでも来てくれた客への感謝、そして自身が本当に心待ちにしていたライブであった事を告げ、玉田が登場します!

拳を突き上げステージに上がった二人、まず玉田がドラムを鳴らし、が渾身の、凄まじいソロを披露、次いで大舞台での玉田執念のソロと続き、観客にもその迫力・情念が伝わって来る演奏をします。はマイクで今日演奏した曲はほぼ全て沢辺が作曲した曲だと告げ、ステージを降ります。はとても意味のあるライブだったと評します

沢辺の病室を訪れ報告した達、ピアノ抜きで良くやるよと沢辺は呆れます。沢辺は右腕が元に戻るかも分からないと言い、JASSを解散しようと言い、は了承します。玉田は今はそんな事より命があった事を喜ぶべきだと言いますが、沢辺は一日も止まっちゃいけない奴だからと諭します

沢辺は自身のキャリアに追いつけるかもなとを煽り、疲れたから休むと言い、またいつか演ろうと別れます。玉田も全てを悟り、がSo-Blueで演って、もっと上へ行く奴だと感じ自身も別れる時だと告げます。は一人玉田宅でサックスを見ながら涙します

何も語らず全てを二人に言わせた自分は汚い奴だと感じたは、飲み屋で喧嘩沙汰を起こし、急遽兄の雅之が上京し、警察からも解放されます。二人で飲みに行き、は多くを語らず海外に行くと宣言し酔い潰れます

は唐突に由井宅へ訪れ、海外に行くと話します。由井がアメリカに行った事を知っているは敢えてアメリカは最後に行くと言い、由井は音大とかアメリカの枠に囚われず思うまま世界から回る人間かもなとヨーロッパを勧め、ギリシャでもフランスでもなく、ある国を勧められます

別れ際の音を聴いた由井ブルージャイアント…音が青くなってきていると称します。はまだ何も決まっていない、未知なる冒険に、向こうに着いたその日の内にサックスを吹くと決めます。玉田と握手し別れ、玉田の努力とひたむきさ、そして成功を知っている、ぶちかませと見送ります

出国間際沢辺に電話をし、お前のピアノが好きだ、一番のファンだと告げ、行けと言われ、へでもねえやと飛行機に乗り込むところでBLUE GIANTは終わります

まとめ

なんとも形容しかねる特別な感情が沸き起こる激動の最終巻でした。沢辺は自身の夢だったSo-Blueの舞台に立ち、渾身のソロも決め、更に評価も高まり、トントン拍子にJASSの単独公演まで決まってしまいます!この辺の展開は所謂サクセスストーリーとしては王道です

BLUE GIANTが伝説となっているのは、ここで何とバンドの要の沢辺が交通事故に遭い、右手が駄目になってしまうという急展開が待っているところです。単純にサクセスストーリーにしないという流れは人気漫画の常套句ですが、ここまで衝撃的な、悲惨な出来事等あるだろうか?という展開です

どんな苦難が起こっても前を向いて進んでいくのが人間です。一日たりとも止まっていられないはこれで潰れず、何と玉田と二人でステージに上がり、圧巻の演奏を披露、は意味のあるライブだったと評します。So-Blueでライブを行う事ですら奇跡的だったのに、二人で伝説を作るのです

JASSは解散が決まり、は自分から言い出さなかった事を汚いと感じ、喧嘩沙汰すら起こします。人に言わせては自身がズルいと思っており、そんな自分とも決別する意味でも海外に向かいます

由井が話していた行先とはいったい何処なのでしょうか?取り合えずアメリカ・ギリシャ・フランスは選択肢から外れましたが、ヨーロッパの何処からの新たな冒険が始まるのか、期待しましょう

終わりに

如何だったでしょうか?まるで音が聴こえてくるかのような圧巻の描写と、宮本大中心に音楽にひた向きな若者のサクセスストーリーが、最終巻で急転直下の激震・そして新シリーズへという怒涛の展開が話題を呼び、人気作となったBLUE GIANTシリーズ、ヨーロッパを舞台にした次作・SUPREMEでのの冒険にご期待下さい。ご覧頂きありがとうございました

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