「五等分の花嫁」第9巻の目次です
第69話 ようこそ3年1組
第70話 学級長のお仕事
第71話 アドバンテージ
第72話 学級長の噂
第73話 新川中島
第74話 変化球勝負
第75話 五羽鶴の恩返し
第76話 男の戦
第77話 女の戦
あらすじ
突然一花が来週から家賃を五等分すると言い出しました
一花以外の4人はそれぞれバイトを探すことになったのですが、風太郎のバイト先のケーキ屋が募集していたので二乃と三玖が同時に面接を受けます
2人はケーキ作りで勝負した結果、二乃が圧勝し三玖はすぐに切り替えてケーキ屋正面のパン屋に応募することにしました
風太郎が登校すると一花がおりバイトの件の話をすると笑いつつもこのままバラバラになっていくと寂しそうに話すのですが、なんと風太郎と五つ子の一花、二乃、三玖、四葉、五月が同じ組になります
裏では五つ子の父親が彼女たちが同じ組になったことを話しており、どうやら彼の差し金のようです
五つ子がクラスにそろうとみんな珍しがって大はしゃぎして彼女らは困り、そこに風太郎がわざとらしく間を通って関心を自分に向けます
それでも彼女らへのクラスの関心は止まず、武田という爽やかな青年がそこをおさめるのでした
そして担任教師が来ると四葉が立ち上がって手を上げており、なんと学級長に立候補しすぐに彼女に決まります
ついでに男子の方も決めることになり武田が有望視されていましたが四葉が風太郎を推薦して彼に来ました
愚痴りながらトイレに行く風太郎ですが、そこに武田が来て彼をライバルだなどと思わせぶりなことを言います
そして風太郎はクラスの五つ子の見分け方を他の生徒に教えると本人がそこにいるのに風太郎を通して五つ子にアクセスするようになりました
五つ子は風太郎の誕生日プレゼントについて話し、三玖は二乃にバイト先で調べるよう言います
それに対し二乃は三玖の余裕ぶりが気になり、自分が告白しても何も進展していない状態に焦りを感じます
風太郎の心配をよそに二乃はすぐにバイト先で評価されるのですが、M・A・Yという凄腕レビュアーが来る大切な時に二乃は生地作りをしくじってしまいました
落ち込む二乃に風太郎は自分の失敗を話し元気づけ、告白の返事をしようとすると二乃はそれを止め好きにならせてみせると宣言します
風太郎は何げない様子を見せますが耳が真っ赤になっており二乃はそれが嬉しくて風太郎に投げキッスをしました
ちなみにM・A・Yには2人が見覚えのあるアホ毛がある女性でした
クラスの女子が四葉と風太郎の関係に関心を持ち四葉は困り五月に学級長を替わって欲しいと相談します
放課後風太郎と話しそんなことはありえないと言い合うのですが、風太郎は以前と違い恋愛に真摯に向き合うことにしたと言いました
四葉はそれを喜び、彼が誰を好きになっても自分は味方だと言います
そして四葉は放課後のクラスで2人でいたことをクラスの女子に言われた時、風太郎と親しい仲であることはありえないと冷めた表情で言うのでした
トイレに行った風太郎に武田がまた接近し、疑問に思う風太郎を腑抜け呼ばわりして去って行きます
そして新五つ子宅で風太郎が一花を除く4人に家庭教師していると五つ子の父と武田がやってきて彼こそが新しい家庭教師だと言いました
何故かと言うと風太郎は成績を落とし武田が新しい学年1位なので彼こそが家庭教師にふさわしいということで、武田はずっと2位だったので風太郎に勝てて大喜びします
そして文句を言う五つ子たちに風太郎を凡人にしたと責めるのでした
それに対し風太郎は五つ子たちへの家庭教師が自分を育てたと言い、全国模試で全国1位になることを宣言するのですが、五つ子4人に止められて全国10位内に入ることにし、父親はそれができたら風太郎のことを認めると言います
翌日一花が風太郎を待ち伏せしコーヒーをあげようとしたけど飲めないと断られ一花は落ち込みます
他の姉妹と合流しようという時に一花は風太郎にさぼることを提案しますがすぐに断られました
そしてクラスに行くと一花は映画の試写会がテレビで流れたため有名人になり、放課後までひっきりなしに話しかけられ、三玖に変装してやり過ごします
その時風太郎に会い、二乃、三玖といったライバル、そして四葉が好きなことやるようにと勇気づけてくれたことを思い出し、三玖の姿で一花は風太郎のことが好きで三玖はそれを応援すると言いました
一花は自分のしたことを悩みますが二乃のように直球勝負ができないためこれで行くしかないと言います
他の姉妹に単独でプレゼントを渡すことは禁止し自分だけ渡そうとするのですが二乃はそれを無視していました
さらに三玖と四葉も用意しており五つ子であることを実感します
風太郎が図書館で勉強していると五月が栄養ドリンクを差し入れし、塾で手伝いをすることを伝えました
そして居眠りした風太郎が目覚めるとらいはから誕生日の夕食に呼ぶメールが来ており、さらに五つ子たちが問題用紙で作った折り鶴があり自分が1人じゃないことを実感します
全国模試当日、風太郎は父親の賞味期限切れの牛乳を持って出かけてしまいます
風太郎と五つ子が学校に行くと武田が待ち受けており勝負を宣言するのですが、風太郎は相手をしないで横をすり抜けて行きます
武田は自信満々にテストをしますが、理事長である父親に呼び出され解答用紙を渡されそれで結果を出すように言われました
風太郎は腹を壊しトイレにこもっていましたが、出ると武田がおり解答用紙の存在を明かしビリビリに破いてトイレに流します
そして自分の夢が宇宙飛行士であること、世界中のライバルに打ち勝つ必要があるため風太郎に負けられないことを宣言すると、風太郎はまたトイレにこもり勝負を受けると言いました
その結果、武田は全国8位、そして風太郎は調子が悪かったせいで全国3位になります
後日2人は公園でブランコをこいで話し、後から来た五つ子の父親と話して風太郎は家庭教師復帰を認められるのですが、五つ子に手を出さないよう釘を刺されました
風太郎は五つ子宅に行きますが大掃除中で一花と二乃を意識することからこの日はすぐ帰ることにしました
その後三玖が帰宅し四葉に作ったパンを食べるよう言い四葉は顔を青ざめさせます
ですが美味しくて四葉はほめ、三玖は修学旅行先の京都で食べてもらうと言いました
一花は五月が落とした風太郎と京都の子の写真を拾い何やら思いついた顔をします
五月は零奈の衣装を見ながらなんて説明したらいいのかと悩みます
二乃は修学旅行で風太郎を振り向かせる最大のチャンスだと闘志を燃やすのでした
感想
今回も見どころがいっぱいで一番の見どころはどこを挙げたらいいのか悩みます
個人的に一番好きなのは四葉がいきなり手を上げて学級長に立候補するシーンでしょうか
無表情で手を上げて担任を見つめるその表情はかなりのインパクトがありました
そして男子の学級長に風太郎を推薦するところも最高です
ですが、風太郎との仲を女子に勘繰られてそれを冷たい表情で否定するところはとても悲しくて四葉とのエピソードがもっと欲しいと思いました
他には武田という新キャラの登場があり、風太郎と五つ子を取り合うのかと思ったらなんと五つ子と風太郎を取り合うことになるとは驚きです
武田が二乃たちに君たちが風太郎を凡人にしたと叱りつけるところは特に衝撃的で、そんなことをするキャラクターはこの作品に今までいなかったのでとても新鮮でした
あと一花が三玖に化けてとんでもないことをしたところや、二乃が不安を覚えつつも風太郎にアタックするところなど見どころいっぱいの楽しい巻でした
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