「インベスターZ」第19巻の目次です
credit.161 優遇ってホント?
credit.162 夢の最終兵器
credit.163 今度こそ世界王者に!
credit.164 赤ひげの終焉
credit.165 ハッピーニューバトル!
credit.166 理想と矛盾
credit.167 ベールの奥に
credit.168 料理を株に
credit.169 先手必勝!
巻末記事1 重粒子線ガン治療を「宝の持ち腐れ」にしないために
巻末記事2 「頭脳」に税金はかからない!
「インベスターZ」第19巻の名シーンベスト3!
3位 美雪が財前を呼び出すシーン
「あれはキミを来させるためにウソついたの」
credit.161より
年末の東京、数学オリンピック日本代表候補合同研修会から帰る財前の元に美雪から電話がかかってきます
彼女は財前が東京にいることを知っており、どうして知っているのか聞くと財前に見張りをつけていると言いますが財前は相手にしません
ホリエモンこと堀江貴文と不老不死ベンチャーの中川が来ているから財前も来いと言います
帰りの航空券があるので渋る財前ですが、美雪はウチが頼めばどうにかなると言うので財前は行くことにし、一緒に来た松井と遠藤に親戚に呼ばれたとと言いました
遠藤が帰省ラッシュで新たな便がとれるのか心配しますが、松井は物知り顔で国会議員を乗せるために最低2席は開けておくものだと言います
電車の中で特権階級のための特別な待遇について不満を募らせる財前ですが、藤田邸で美雪にそのことを聞くと普通に手続きをすると言い、財前が電話でのことを問うと上のセリフを返しました
美雪が小悪魔な態度で財前を翻弄する名シーンです
しかし彼女はなぜ財前が東京にいることを知っていたのかは謎のままで気になります
本当に見張りをつけているのでしょうか・・・ってゼンという投資部と藤田邸をつなげる人がいました
きっと彼が連絡していたのでしょう
2位 重粒子線によるガン治療を説明するシーン
「早い話が朝に治療プラントに行って重粒子線をバチンと当ててガンを消して午後には帰る
まるで歯医者で虫歯を治療するような感覚でガンが治せるのです!」
credit.162より
財前が美雪に呼ばれて藤田邸に行くと、国立山形医大の根上慶治が来てガン治療の説明をしました
現在のガン治療法は3つ、手術で取る、抗ガン剤で抑える、放射線で破壊する
これらをかけ合わせて治療しています
どれも課題があり手術は体力低下、抗ガン剤は副作用、放射線は十分に破壊することが難しいです
その欠点を克服するのが重粒子線で、根上は上のセリフで説明しました
堀江は簡単、早い、便利と大興奮で、314万円の治療費も安いと言います
重粒子線プラントは世界に10機ありますが日本には5機もあります
そんな有望な分野ですが、医者が患者に教えなかったりお金持ちから浸透させようということに抵抗感がある国民性、あと製薬会社の力の強さから中々投資と利用が活発化していきません
そこで堀江がSNSで広めることで認知を増やしていく希望を見せました
これからのガン治療と日本の産業育成に期待が持てる名シーンです
1位 慎司と神代が互いの主張をぶつけるシーン
「130年 延々と受け継がれたこの意志はもはや誰か…
人間の手では断ち切ることはできない」
credit.167より
財前と慎司の投資勝負3戦目を前に投資部とそのOBの面々は慎司に投資部の資産をどうするのかと問います
その中で特にむきになったのは神代で慎司との熱い論戦に投資部のメンバーはこんなに彼が感情的になるのかと驚きました
美雪が2人の言い合いを止め、繁富は2人にそれぞれ落ち着いて互いの言い分を聞くよう勧めます
2人はそれを了承し、まず慎司から金七が道塾に込めたお金のない若者への無料教育はすでに塾に行く余裕のある家庭のものになっており、自分が勝ったら道塾は有料化、そして新たに貧困家庭向けに無料の全寮制の学校を作ると言います
神代は無料の学校は藤田家のお金でやれ、投資部は道塾を守るためにやってきたと言い、上のセリフで締めました
藤田家の跡取りと投資部のキャプテンという二大巨頭がついに出会い、そしてぶつかる名シーンです
まとめ
今回は重粒子線治療と投資対決3戦目が描かれました
前者は日本の投資や世論に心配があるものの基本的には希望がある話しでこれからが楽しみです
投資対決は財前が圧倒的に不利な立場になりこれからどうなるのかが心配でなりません
そして慎司にむきになる神代ですが、彼のその想いと進路は以前謎のままです
この漫画は全21巻なのでラスボスは神代なのかと予想しますがはてさてどうなるでしょうか
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