『インベスターZ』第6巻おすすめシーン3選|まだ1円もベンチャー投資ができていない財前…そんな彼に投資部OBがかけた言葉とは!?

「インベスターZ」第6巻の目次です

credit.44 父の変身

credit.45 合議の死角

credit.46 カメラ店から羽ばたく

credit.47 リッチーさん

credit.48 宇宙ペンギン

credit.49 広い草原のように

credit.50 謝罪あるのみ

credit.51 100年後の君へ

credit.52 幸運の国

巻末付録 インベスター用語辞典

巻末記事 ベンチャーの始め方


「インベスターZ」第6巻の名シーンベスト3!

3位 神代が騒ぐ投資部員を言葉でばっさり切るシーン

「財前がどうなろうと俺の知ったことじゃない」

credit.47より


神代がまったくベンチャー投資ができていない財前に投資部OBの日下部に会って来いと言います

そこに渡辺が割って入り、それに何の意味があるのか、財前一人では無理だからベンチャー投資資金の15億円を取り上げた方が良いのではないかと具申しました

富永も当初あると思っていた藤田家のサポートがないので渡辺に賛成します

それに対し神代は上のセリフでばっさり切りました

財前が資金を使い果たしてどんな処分を受けても投資部のみんなには関係ない

何が起こっても心が乱れないのが真の投資家である

自分は財前を救いたいのではなく投資部員としての欠けているスキルを補いたいだけ…

キャプテンとして厳しい言葉で投資部員を引っ張る神代の男気が出ていた名シーンです

2位 日下部が財前に世界の広さを伝えようとするシーン

「世界はこんなに広いんだぞ…

今もこの地球上のどこかで実験用ロケットがどんどん打ち上げられている」

credit.49より


低コストのロケット事業をしている投資部OBの日下部の元を訪ねた財前

彼は日下部の熱い気持ちに打たれ投資させてくれるよう言いますが断られます

その理由は財前が事業に勝ち負けにこだわるためであり、日下部はそういう人間からは1兆円積まれてもいらないと言いました

その理由は彼は同じ研究をしている相手を敵ではなく仲間だととらえ、彼は誰が一番先に成功しても構わないと告げます

そして道塾の広い敷地を財前に指し示し上のセリフを言いました

自分の利益にこだわらないでかいンチャー魂を見せてくれた名シーンです

1位 藤田繁富が日本のチャンスを語るシーン

「今こそ逆境をチャンスにかえてきた先人たちに続くときなのだ!」

credit.52より


藤田繁富は日本の戦後の経済発展は3つの国運にあったと言います

まず1つ目は人口ボーナスがあり労働力と消費者が急激に増えたことです

2つ目は国土ですが、海に囲まれて紛争は少なく流通網が整備しやすい狭さになっています

3つ目は国民性が底抜けに能天気であり、戦後占領国のアメリカから自由と民主主義を与えられそれが欧米との取引に有利に働きました

さらにもう一つあり、それは近所で朝鮮戦争があり日本の工業化の布石になります

そして彼はまだ国運が残っている内に決断と実行を急がないといけないと言いました

藤田美雪がまだ国運があるのか聞くと彼は超高齢社会に対応する仕組みや製品をいち早く試せることを挙げます

それを成功させれば世界標準になり、後から高齢化する国々に対し大きな利益と世界のリーダーの地位が得られるとして上のセリフを言いました

作中の人物だけに限らず現代人にも向けられた名シーンです


まとめ

今回は財前が父と叔父の下手くそな投資を阻止したこと、投資部OBのロケット事業見学、2回目の藤田繁富との会談の大きく分けて3つの話しからなっていました

それぞれの話しから優秀な人が集まっての投資がダメな理由、勝ち負けにこだわってベンチャーしてはいけないこと、日本が成長した理由と今あるチャンスが学べます

資金は手に入れたけどもベンチャー投資が上手く行かない財前

彼がこれからどう戦っていくのかが楽しみです

コメント

タイトルとURLをコピーしました