「テニスの王子様」17巻の数々の激戦と成長譚~天才・不二のトリプルカウンターの一つ:白鯨とは!?手塚VS跡部のラスボス対決、跡部の意図:持久戦に敢えて乗る手塚の決意~

前回までのあらすじ

サーブで圧倒し1-0とすると、サーブ権が代わりジローがサーブ&ボレーを放ち、不二は相手の足元に返す作戦ですが、たまたまジローはラケットに当てて加点します。ところが次のラリーでも同様に足元への打球を好返球して来て、不二ジローが狙って返していると理解します…

天才・不二のトリプルカウンターの一つ白鯨

ジローのプレーに往年の名プレイヤー、ジョン・マッケンローを重ねます。裕太は過去の対戦からジローのボレーの上手さを感じます。前に出させるとコントロールされたボレーを返されてしまうので、不二は後方へのスマッシュでジローを前に出れなくします

流石に天才不二だけあり、2-1とリードし、ジローもこんなワクワク跡部以来だと喜びます。ジローのサーブ権だと前に出やすくなる為ジロー有利か?と思われる中、不二は圧倒しまるで遊んでいるかのようです。不二トリプルカウンター最後の一つ、白鯨を披露すると宣言します!

ジローはスライスサーブに切り替え、ダッシュ中の足元のパッシングを防ぐ気です。すると不二は後方に上がって伸びて行く球を打ち、流石にアウトだろうと思っていると、急激に落下、何とインしバウンドして自身にボールが戻って来る白鯨を披露します

不二はこの逆風を巧みに利用したのです。裕太リョーマに最終目標は兄貴(周助)だと豪語します。結局6-1で不二の勝利です。落ち込むかに見えたジローですが不二のあまりの強さに逆に興奮し、オメェより強い奴がいるのか?と問うと、不二は「うんいるよ」と答えます…そう、手塚なのです

手塚の登場で会場は活気づき、優勝候補の六角・立海大付属の選手も現れます。高校やプロのコーチまで視察に來る程です。満を持して跡部は「おい手塚ウデなまってねーよな?」と自信気です

ラスボス対決

跡部は熱い声援を受け、勝つのは俺だ!と言い切ります。ド派手な演出の跡部、それだけの選手なのか堀尾が問うと、は見てれば分かるよと冷や汗をかきます。手塚跡部は初対決で、跡部は俺を避けてただろう?と自信満々です。初手で長いラリーを制した跡部は決め台詞「俺様の美技に酔いな」と口にします

黄色い声援が響く中、手塚は巧みにコーナーギリギリ外へ逃げて行く打球で揺さぶりますが、跡部はものともせず打ち返します。Jr.選抜の強化合宿でもそのポテンシャルの高さを見せ、完璧なまでのオールラウンダー、すべての技術に於てトップクラスと言われる跡部、相手の弱点を見抜く眼力はずば抜けているのです

手塚はお返しのドライブボレーを決めますが、跡部は何とジャックナイフで対応、ラリーは続き、いつの間にか手塚はあの位置から一歩も動かない所謂手塚ゾーン状態になり、回転の掛けられたボールは引き寄せられるかのように手塚に集まって来ます

15-15となり、跡部手塚の実力を認めた上で、「やるじゃねーのよ手塚、その腕で」と意味深です。すかさず大石手塚のヒジは完治しているはず!と言ってしまい、跡部はカマをかけており、なるほどねとにやけます。大石は隠していた事をチームメイトに謝り、手塚の過去について語ります

持久戦に敢えて乗る手塚

手塚はテニス部入部時からチームで一番強かったのです。当時青学は名門とはいえ都大会止まりで、手塚は俺達の代で青学を全国に導くと豪語、ワザと利き腕とは逆でプレイする等まるでリョーマのような立ち位置だったようです。そのあまりの強さに先輩から疎まれ、ラケットで利き手を強打され、一時テニス部を辞めると言う程でした

ところが当時のテニス部部長・大和が丸く収め、部員全員に連帯責任だとグラウンド100周を言い渡します。手塚は先輩についていく程肉体的にも完成されており、大石手塚が辞めるなら俺も辞めると引き留めると、大和は同調し手塚に青学テニス部の柱になって貰うと語ります

手塚はその時にヒジを痛め、疲労も蓄積し故障しましたが、Jr.選抜も断り治療に専念、2カ月前には完治していたはずです。手塚は得意の零式ドロップを決め1-0とします。その後も一進一退の攻防が続き、3-2で手塚リード、跡部にアドバイスし、跡部は主導権はもう握っていると豪語します

真田跡部がJr.選抜合宿の時に見せたたまらんスマッシュ:「破滅への輪舞」をまだ見せていないと感じます。一打目のスマッシュで相手のラケットを弾き、返って来た打球を二打目のスマッシュで確実に決めるのです。ところがロブのチャンスでも跡部はスマッシュを打たずラリーを続けます

これには意図があり、ヒジは完治したかもしれないが、庇っている肩に負担が来ているのに気づいていないだろうと跡部はにやけます。30分もありゃ俺様は誰にだって勝てると自負する跡部は敢えて持久戦に持って行き、手塚を消耗させる作戦です

攻め急げは牙を剥くのは当然の為、全国区の跡部相手にラリーは長引かざるを得ません。完全に跡部の描いた絵のようになっていると思いきや、手塚の真意は別で自分の腕よりも部長として青学の勝利を選び、敢えて持久戦に挑む覚悟を見せたところでこの巻は終わります

まとめ

不二は天才と言われるだけあり、格の違いを見せつけ、トリプルカウンターでまだ見せていなかった白鯨を華麗に決め、結局は6-1で勝利します。善戦したジローでしたが、落ち込むことなくその強さを認め、もっと強い奴はいるのか問うと、不二手塚だと答えます

大詰めのシングルス1では所謂ラスボス同士の対決となり、今まであまり出番がなかった手塚のプレーが拝めます。ナルシストかつ超絶イケメンな跡部のド派手な演出もあり(女性人気抜群です)、このラスボス対決は苛烈を極めますが、どちらかと言うと両者堅実なプレーが目立ちます

跡部には得意技:「破滅への輪舞」という2弾スマッシュがありますが、敢えてそれを封印し持久戦に持って行き、手塚の古傷のヒジ・庇う肩への負担を増し試合を決めてしまう作戦です。流石全国区の試合巧者だけに相手の弱点を分析した狡猾なプレーですが、手塚は動じません

手塚の過去も明らかになり、リョーマに青学の柱になれと言った事は実は自身のそれでもある事が分かります。その重みを十分に理解している手塚は、跡部の持久戦作戦に敢えて乗るつもりです…試合巧者同士の読みが冴えるシングルス1、18巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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