「テニスの王子様」32巻の数々の激戦と成長譚~桃城奮戦もくせ者対決は忍足に軍配!新たな青学ダブルスの顔:乾・海堂ペア意地のテニスで同点に…手塚投入も何でも吸収する樺地の餌食!?~

前回までのあらすじ

他チームの動向としては、山吹が怪童・亜久津の離脱が響き2回戦で敗退、不動峰が昨年準優勝の牧ノ藤学園に金星を上げ、ベスト4を賭け四天宝寺VS不動峰、青学VS氷帝、名古屋聖徳VS黒潮、兜VS立海大付属という組み合わせとなります

相変わらず氷帝の応援は凄まじく、正にアウェー状態です。ここでオジイの借りを返すと六角が青学の応援に回り、いよいよ関東大会緒戦の再現が行われようとしています…

くせ者同士の対決は…

氷帝顧問の忍足を送り出します。対する青学は桃城が対します。桃城のサーブは軌道が変化し加点、何と忍足の足元の小石にぶつけていたのです!忍足桃城がパワーを捨て70%の力でコントロール重視のテニスに変えたと感じます

ドロップショットからロブと縦に揺さぶる忍足でしたが、桃城は風の動きまで読んでライン際に放り加点、3-0とします。跡部桃城が様々な洞察力が研ぎ澄まされていると分析し、事実太陽の位置から影に至るまで正確に把握し、4-0とリードを広げます

ところが忍足は心を閉ざす事が出来るのです…F&D(フェイク&ドロップショット)で4-1とすると、更にF・A・S(フラッドアプローチショット)で加点、続けてS・S・A・S(サイドスピンアプローチショット)で翻弄し、桃城は支柱にぶつかり流血、4-5と逆転されます

リョーマ桃城に吹っ掛け、桃城は復活、得意のジャックナイフからダンクスマッシュと畳み掛け、忍足も今まで70%どころか40%程度だったのだと驚きます。桃城は更に球威を上げ、忍足はこんな相手他にいないと鳥肌が立ちます。桃城忍足のラケットを弾き飛ばしますが、コートにボールを返され4-6で敗れます

裏の裏を読む!

桃城は敗れましたが怪我を押して見せた熱いプレイは確実に海堂の心を動かし、ダブルス2は海堂VS日吉向日ペアで、早速日吉の演武テニス+向日のムーンサルト殺法がお目見えします。すると海堂がベースラインまで下がり、火のついた男が若干いるとが凄まじい弾丸サーブを決めます!

はこのサーブに「ウォーターフォール」と名付け、一気に1ゲームものにします。萩之介がスピードを計ると212㌔で大会記録を10㌔近く更新しているのです!ところがここから向日の独壇場となり、1-3と逆転されてしまいます

ポーチを決めさせない為に海堂が「リバーススネイク」を放つもあっさり返され、どうやら持久戦は不利と見て短期決戦を挑んできたのです。の分析も虚しく、ゲームはついに2-5にまでなってしまいます

は敢えてスタミナの無い向日に短期決戦型の日吉を組ませ、体力が落ちる前に決着をつける作戦に出ました。マッチポイントを迎え青学もこれまで…というところで、氷帝側の汗が尋常でなく、沈黙していた海堂によって削られ、術中にハマっていたのです

何でも吸収してしまう樺地

ここに来てのデータテニスも冴えわたり、相手のダブルポーチから日吉が肩を借りてキャッチする事も読み、海堂の新技・「トルネードスネイク」が華麗に決まります!全力で勝ちに行った氷帝の2人に最早これ以上やり合う力は残っておらず、青学が7-5と逆転勝ちです

青学は続くシングルス2で何と手塚を投入、樺地と対します。樺地はラリーに食らいつき、一見善戦しているように見えましたが、一歩も動かない手塚ゾーンにハマっています…ところが何でも吸収してしまうのが樺地の強み、何と樺地ゾーンをあみ出します

下手に技を見せると全て吸収されてしまうので安易に出せない中、手塚は回想で過去復帰出来るかの瀬戸際の時、子供にラケット泥棒と言われ、更にもっと肩を下げるようにとも言われ、負傷中の為それが出来ず子供を倒してしまうと、実はその子は女の子だったという衝撃の展開でこの巻は終わります

まとめ

シングルス3で桃城は冴えわたり、一時4-0とするくらい全てが噛み合い、無敵の強さを誇ります。全て計算し尽くされたくせ者ぶりを発揮していたものの、くせ者は桃城だけではなかったのです…

忍足は心を閉ざす事が出来る為、心を読む事が非常に難しいのです。更に多くの技で桃城を翻弄、流血沙汰にまでし逆転、今まで桃城は70%どころか40%の力も見せていなかった事が判明しますが、時すでに遅く、4-6で緒戦を落とします

桃城のプレイは海堂を刺激し、との新たな青学ダブルスの顔として君臨します。は敢えてスタミナの無い向日に短期決戦型の日吉を組ませ、体力が落ちる前に決着をつける作戦に出ました。一見ハマったかに見えたこの作戦も、沈黙していた海堂が体力を削っており、ここから一気に逆転します

新たな技:「トルネードスネイク」も炸裂し、このペアの底が知れません!1-1となりシングルス2では青学は早くも手塚を投入、何でも吸収してしまう樺地と対します。一見手塚ゾーンで完璧にコントロールしているかに見えましたが、樺地ゾーンとやはり真似されてしまいます

ここで手塚はある少女とのやり取りを回想で思い出します。果たしてどういった内容なのでしょうか?33巻に続きます…

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