「テニスの王子様」38巻の数々の激戦と成長譚~手塚VS千歳の極限の「極み」対決は意外な結末に…リョーマと遠山の1球勝負が40分に!?ブレイクタイムは焼肉の王子様!!~

前回までのあらすじ

この凄まじいサーブは石田(兄)の参拾式・四拾式波動球以上と分析し、無効化せねばと対応すると、実は河村が放ったのは波動球ではなく、異なるブレが生じ石田(兄)はラケットを弾かれ、ついには腕を折ってしまいます

絶体絶命だった中、最期まで信念を曲げなかった河村石田(兄)の棄権で大逆転勝利を収めます…

「百錬自得の極み」と「才気煥発の極み」の一騎打ち

勝ったもののボロボロの河村は後を残りのメンバーに託し病院へ向かいます。そしてダブルス1ではついに手塚が登場、ミユキも声援を送ります。武者震いをしつつも傍観する千歳でしたが、何と四天宝寺のダブルス1表記は財前千歳とあり、退部届けは受理されず、強い奴が戦うべきだとお膳立てされます

更に手塚の「百錬自得の極み」と千歳の「才気煥発の極み」の一騎打ちとなり、財前は下がり、実質シングルス戦です。千歳は最初は42球だと予測し、「神隠し」を放ちますが手塚は倍にして返してしまいます!更に手塚ゾーンに入り、財前が加勢しようとしますが、が俺達の出る幕はないととどめます

千歳の予測通り42球目で手塚はラインアウトし、更に次は62球という予告通り超ラリーを制し千歳が0-1とします。千歳が「才気煥発の極み」をフル活用しているのに対し、手塚は「百錬自得の極み」を封じられているのです

しかし次も千歳の予告通りも手塚はコードボールとします!千歳は「才気煥発の極み」を破れる訳はないと予告通り8球で浅いロブを放ちますが、手塚は逆に9球だと予告し事実返球・加点してしまいます…手塚ゾーンなのです

超ルーキー同士の1球勝負

ついには千歳の「才気煥発の極み」は破られ、手塚の予告通りの展開となります。ここで手塚は「百錬自得の極み」と「才気煥発の極み」の2つの無我の奥の扉を一度に開き、物凄いオーラに包まれます。手塚は1球と予告し、そのサーブはバウンドせず地を這い千歳は何も出来ません

千歳手塚が「天衣無縫の極み」に一番近いと冷や汗を流し、結局圧倒した手塚が6-1とあっさり勝利し、トータルスコア3-1で青学決勝進出です!これでシングルス1:リョーマVS遠山の試合はなくなりましたが、遠山はどうしてもリョーマと試合をしたいとごねます

すると純平堀尾の兄)が遠山は富士山から走ってここに来た事を告げ、堀尾)と共に懇願するので、一球勝負する事になります。リョーマが容赦ないツイストサーブを放つと、遠山は空中で何回転もしてスマッシュで返してしまいます

これでは流石のリョーマも返せない…と思いきや、「無我の境地」から「神隠し」で返球、しかしこれも遠山は超反応でラリーの応酬となります。リョーマが「無我の境地」から来る超絶技巧で、遠山は持ち前の運動量とセンスで対応してしまうのです。リョーマはいつしか「コイツを倒したい」と感じます

もう一つの準決勝では何とあの立海大付属が名古屋聖徳の留学生チームに苦戦しており、シングルス2でも切原は追い詰められ絶対絶命です。血まみれの切原はここで狂気の悪魔赤也となり大逆転で7-5で勝利します

焼肉の王子様

更に仁王ペアがダブルス1も制し2-2の五分とし、どうやら切原を覚醒させる為にワザとこのような展開としたようで、締めを真田が「動くこと雷霆の如し」と気張ります

一方リョーマ遠山の一球勝負は長引き、40分を優に超す長期戦となり、特に決勝を控えたリョーマの疲労も心配されます。ここで遠山は超ウルトラグレートデリシャス大車輪山嵐を放ちます!物凄い勢いの打球に流石のリョーマも返せないか?と思われる中、爆風に包まれしばらくしてリョーマが現れます

何と返球してボールが奇麗に真っ二つに割れて両コートにインしており、引き分けとなります!不二手塚にあれが無我の奥の究極の扉:「天衣無縫の極み」なのかい?と問い、ラジオで試合の模様を聞いていた南次郎は「違うな」、「そろそろ本格的に教えないと駄目だなアイツも」と意味深です

決勝は青学VS立海大付属という因縁の対決に決まります。決勝戦は会場の都合で3日後となり、約束通り心置きなく焼肉パーティーとなります。は相変わらずうんちくを垂れ、リョーマはタレより塩だと主張、ここでタレか塩かでメンバーの意見が割れ、喧嘩になりそうになると、この男が一括します!

なんと大石は焼肉奉行で焼き加減から食べ方まで非常にこだわりがあり、全員悶絶します(笑)そこに全国で対した猛者どもが焼肉屋に集い、壮絶な(?)焼肉バトルが勃発するところでこの巻は終わります

まとめ

手塚の九州療養時代に出逢ったミユキの兄でもある千歳、退部届けを出していたはずですが、却下され、ここで手塚との対戦が実現します!本来はダブルス1ですが、ここは「百錬自得の極み」と「才気煥発の極み」の一騎打ちという事で、大目に見てあげましょう(笑)

この境地に達している二人は最早異次元の強さを見せますが、割とあっさりと手塚が更なる奥地へ行き着き、6-1で勝利します。千歳に「天衣無縫の極み」に一番近いと言わしめる程手塚は極まっており、決勝へ向け期待が持たれます

という事は3-1で青学勝利なのでリョーマの出番はなし…となりますが、そこは許斐剛先生、ただでは終わらせません。以前静岡で遭遇した堀尾の兄・純平の後押しもあり、リョーマ遠山の1球勝負が始まります!ところが1球勝負なのに40分経過という凄まじいラリーの応酬となります

流石に漫画だからアリという表現方法ですが(笑)、勝負はリョーマ遠山の超ウルトラグレートデリシャス大車輪山嵐を爆風と共に返球し、ボールが真っ二つに割れ両コートにインし、引き分けとなります…いつかこの二人の本当の試合を観てみたいものです

決勝までのブレイクタイムという事で、今までボーリングやビーチバレーといったオモシロ回がありましたが、今回は何と焼肉の王子様なのです!各々こだわりがある中、一番の焼肉奉行は大石だったというのは笑えますが、これで終わりではありません…

何と全国で対戦した猛者どもが焼肉屋に集い、かつてないバトルが繰り広げられようとしています!決勝前にこちらも注目の39巻、どんなお話が待っているでしょうか?

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