「鬼滅の刃」12巻の数々の激戦と成長譚~明らかになる上弦の鬼の面々…刀鍛冶の里で絡繰人形・縁壱零式と修行し中から刀が出現!鋼鐵塚の日輪刀研磨術で待機中の炭治郎に上弦の鬼が迫る!~

前回までのあらすじ

宇随はもう引退しても良いと言いますが、手練れはいくらいても足りないくらいなのです。産屋敷は病床で血を吐きながらこの上弦撃破の快挙を褒め、鬼舞辻打倒を掲げ、我が一族唯一の汚点がお前だと言います。猗窩座は異空間無限城に呼び出され、上弦が鬼狩りに殺られた事を悟ります…

明らかになる上弦の鬼の面々

上弦が集結し、猗窩座の他に伍の玉壺、肆の半天狗、弐の童磨、そして壱の黒死牟鬼舞辻の元に現れます。鬼舞辻妓夫太郎が死んだ事を告げ、人間の部分を多く残していた者から負けていくと嘆きます。産屋敷一族を未だに葬っていない事を指摘し、’’青い彼岸花’’はどうした?と問い詰めます

鬼舞辻は嫌いなものは’’変化’’で’’不変’’を好むと玉壺の頸を引きちぎり、百十三年振りに上弦を殺されて不快の絶頂だとし、上弦だからという理由で甘やかしすぎたと玉壺に情報が確定したら半天狗と共に其処へ向かえと命じます

玉壺に一緒に行きたいと童磨が詰め寄ると、後ろから猗窩座が顔を弾き(即再生しますが)、黒死牟猗窩座は度が過ぎると釘を刺します。黒死牟は序列の乱れを憂いており、猗窩座に気に喰わぬなら入れ替わりの血戦を申し込むことだと語ります

六つの目を持つ黒死牟が凄むと流石の猗窩座も同意し、必ずお前を殺すと言われても黒死牟は励むことだ…と冷徹です。琵琶鬼の鳴女玉壺半天狗を同じ場所へ飛ばし(猗窩座は自ら移動します)、残された童磨も飛ばされ教祖様と呼ばれ信者への対応を始めます

炭治郎炭吉がある男と語り合っている夢を見て、カナヲ炭治郎が戦いの後二か月間意識が戻らなかったと告げ、目が覚めて良かったと涙します。隠の後藤はカステラを持ち現れ、炭治郎が意識を取り戻したので騒ぎ、アオイたちを呼び出します

他の連中の動向を説明され、蜘蛛の様に天井に張り付いた伊之助は毒も効きづらいけど薬も効きづらいから気をつけなさいと言われても騒いでいます。一週間後炭治郎も復活し、少しずつリハビリしていきます。炭治郎はまた刀を刃こぼれさせて鋼鐵塚は激怒しており、刀鍛冶の里へ行かないか提案されます

絡繰人形・縁壱零式

里の場所は鬼に襲撃されないように秘密にされており、隠に分担され背負って貰います。まず炭治郎は里の長に挨拶し、鋼鐵塚は今行方不明なので炭治郎は療養がてら温泉でゆっくり過ごす事になります。温泉を上がり乳房が零れ出そうな(笑)甘露寺を諭し、炭治郎も温泉に行くと歯を抜く不死川玄弥が先に入っており、裸の付き合いを試みますが失敗します

甘露寺と夕食を取り、甘露寺の刀は出来上がったため、去り際この里には強くなるための秘密の武器があるらしいと言われ炭治郎は鼻血を出します。翌朝霞柱の時透が子供を責めつけているので、炭治郎が仲裁に向かうと時透は物凄い力です

子供は誰にも鍵は渡さないと強情で、炭治郎時透が刀鍛冶への配慮が欠けていると指摘しますが、時透のチョップで気を失います。意識を取り戻した炭治郎は子供が絡繰人形の鍵を時透に渡してしまったと明かされ、戦闘訓練に利用されるようで、早速人形(縁壱零式)と時透は激しく戦います

縁壱の顔を夢で見た気がする炭治郎はそれは記憶の遺伝だと言われ、子供(小鉄)は炭治郎に諭されると時透縁壱を倒しており、折れた刀の代わりに縁壱のものを貰っていくと言い去り、縁壱がまだ動くことを確認すると、小鉄はこれで修業して時透より強くなって欲しいと願います

刀鍛冶の里を鬼に特定され…

腕が五本になっても縁壱は強く、毒舌の小鉄は得意の分析力で縁壱を操り、絡繰は持ち主と二人三脚なのです。修行は五日目を過ぎ、素振り棒でも大変なのに明日からは刀を持たせると言われます。分析力は高くても剣術の教え手としてはド素人のため訓練がエグいのです

そのあまりにも過酷な修行で三途の川を渡りかけた炭治郎は空腹もあり意識が朦朧とする中、隙の糸とは違う匂いを嗅ぎ分け縁壱の鋭い斬撃を避け脚に一刀入れご褒美で七日ぶりの食事にありつけます。炭治郎は覚醒し動作予知(匂いにより相手が次狙ってくる場所が分かる)を獲得、強力な武器となります

人柄の良い炭治郎の性格を理解しつつ無情になれと説く小鉄炭治郎はついに縁壱の頸を斬ると中から刀が現れます。三百年以上前の刀とはいえ、戦国の世の時代の鉄は凄く質が良いので貰ってしまえと言われ、早速鞘から抜いてみると当然錆びています

そこに鋼鐵塚が現れ、日輪刀研磨術で見事磨き上げてしんぜようと命懸けの研磨は三日三晩かかるようで、宿で弦弥と心配しますが玄弥は常に怒っています。刀鍛冶が壺を見つけると中に引き込まれ、玉壺は吸収し、刀鍛冶の里の場所を鬼に特定されてしまいます

時透鉄穴森鋼鐵塚の下へ行こうと話していると、突如部屋に上弦の鬼が現れ、時透は瞬時に「肆ノ型 移流斬り」を放ちますが一太刀では仕留められません。そこで炭治郎は「ヒノカミ神楽 陽華突」を放ち、更に時透が頸を斬りますがまだ油断できません

すると鬼は積怒可楽に分裂し、時透は遠くに吹っ飛ばされます。積怒が持つ錫杖で炭治郎が衝撃を受け意識が飛びそうな中、後方から玄弥積怒に銃を向けたところでこの巻は終わります

まとめ

今巻冒頭でついに全ての上弦の鬼の正体が明かされます。鬼舞辻は激怒しており、’’青い彼岸花’’はどうした?と詰め寄ります。上弦の鬼同士でも序列があるようで、各々関係性が良いとは言えません。玉壺は指令を受け半天狗と共に何処かへ飛ばされますが、そこは後述する刀鍛冶の里でした

例によって戦いの後は療養・修行の流れのため、今回は刀鍛冶の里へ向かう炭治郎、そこで絡繰人形・縁壱零式と修行する事になります。炭治郎は動作予知を身に付け更に実力が上がり、倒した縁壱から刀が出て来て、鋼鐵塚が日輪刀研磨術で仕上げると持って行きます

時透と再度合流した炭治郎は突如鬼に襲われ、咄嗟に対応する二人ですが、やはり上弦の鬼は頸を斬ったら終わりではなく、積怒可楽に分裂してしまいます。秘密にしていた刀鍛冶の里の場所も特定され、何としてもこの鬼を倒さないとならない状況の中、13巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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