「ゴールデンカムイ」25巻のアイヌ文化と食と金塊争奪サバイバル~杉元への想いからアシリパが決意したものとは!?二人の殺人鬼を追い杉元・土方陣営が結託…札幌麦酒工場にマイケル・オストログ出現~

前回までのあらすじ

アシリパはあの時の飴売りだと気づき、この男も24人の脱獄囚なのです。この犯行も徐々に札幌に近づいており、多くの登場人物が集まって来ており、アシリパが札幌で何が起きようとしているんだ?と漏らします…

アシリパの決意

アシリパは様々な木々に多くの有用な活用法がある事を説明し、杉元は感心します。二人の殺人鬼を捕まえようと杉元達は札幌郊外に移動します。白石海賊に信用できないのはお互い様だ、でも手を組むなら情報は何でも共有しないと命は張れないだろと言われ、自身もそこまで信用されている訳ではないと漏らします

アシリパは昔アチャと星座を見ながら、ホロケウカムイ()を見つけ、杉元レタラの子孫が沢山増えたら良いなと話します。アチャの名前(ホロケウオシコニ)が暗号を解く鍵で間違いないと感じるアシリパは、埋蔵金がアチャとキロランケの運命を狂わせた、この鍵を教えなければいつまでも杉元と一緒にいれると迷います

杉元に金塊が見つかったら故郷に戻って好きだった人と暮らすのか?と問うと、杉元が木に切り込みが入っている事に気づき、アシリパは直ぐ離れろと言います!すると辺り一帯の木が全て倒れ、海賊はこれが北海道の伐採方法だと言うのです

杉元アシリパは木の下敷きになってしまいます。杉元は先程の続きで「梅ちゃん」という女がいることを告げ、彼女の事を話します。金塊が欲しい理由は告げたものの、アシリパが本当に聞きたかった事はそれではなく、アシリパ白石には鍵に気づいた事を教えてやっても良いのかな?と言い、そこに涙目の白石が現れます

脱出したアシリパは取り過ぎなければいいだけなんだ、全部取らず残しておけば私達のカムイは消えないと言います。勘の鋭い海賊にも打ち明け、海賊は支笏湖に沈んでいた金貨をアシリパに渡します。アシリパはアチャはアイヌを殺していない、アイヌの為にやるべき事がようやく分かって来たと言います

宇佐美菊田尾形との過去のやり取りであくまで鶴見中尉の「」である事の何が不満なのだ?と問い詰め、逆に「一番安い駒」だと言われ喧嘩したのを思い出し、尾形鶴見中尉を困らせに必ずまた現れると断言します。尾形は鴨を撃ち、左撃ちに慣れてきた、狙撃兵は「人間を撃ってこそ」だとにやけます

小樽に上陸したソフィアは面子打ちをしている月島鯉戸少尉を見つけ、キロランケを殺された事からか物凄い殺気を見せますが、今は抑えなくてはと我慢します。札幌で土方陣営は娼婦殺人事件の捜索をしています。都丹庵士上エ地の声が聞こえたと言い、上エ地はまた子供を物陰に誘い込みます…

上エ地は監獄入り時代に牛山とも面識があり、牛山は子供を手に掛けようとする上エ地を止め、一方的に攻撃します。ライスカレーを食べていた杉元達の前に現れ、追って来た土方と鉢合わせした杉元は小刀を土方の腕に突き刺し、相対します。壮絶な立ち回りを見せる中、二人共死ぬのは惜しいと牛山が止めに入ります

ジャック・ザ・リッパーと酷似する犯行内容

杉元牛山を投げ、牛山も投げ返します!大暴れして目立つ中、尾形が近くにいると知り頭巾ちゃんは慌てます。尾形アシリパに照準を合わせますが、人の気配を感じ取り止めます。土方に詰め寄る杉元アシリパは二人共殺し合う必要はないと仲裁します

土方アシリパこそ多文化国家を象徴する主導者として最適であると言います。まだ鶴見中尉・土方陣営も手にしていない刺青人皮を所持しているから、我々は手を組むしかないとアシリパは答えます

アシリパ土方の持つ刺青人皮を見せて貰い、彫られた文字には必ず決まり事があると思っていましたが、条件を満たしていない物も見られ混乱します。ホロケウオシコニの中の一文字があるはずなのです。特に偽物と言われる5枚のうち2枚は条件を満たしており、刺青人皮を全て手に入れたとしても贋作の判別方法を見つけなければ暗号は解けないのです

鶴見中尉はその5枚の中に本物を混ぜた事で、解読を妨害出来ると踏んでいます。牛山夏太郎は埋蔵金を見つけた場合の分け前で夢を語り、アシリパ有古ウイルク有古の父を殺した事になっているが、そんな事はしていないと信じている、埋蔵金を探す道で真実が明らかになると金貨を見せます

相変わらず宇佐美が奇行から捜索していると、石川啄木が明日の殺害現場について閃き、宇佐美啄木を襲います。銃から第7師団だと気づき、何としても土方に伝えなくてはと啄木は逃げ隠れます

翌日私娼窟で検討した結果、「貸座敷」や「曖昧屋」は従業員に顔を見られているため、犯人に狙われるのは「街娼」だろうと見当を付けます。各々変装して待ち伏せますが、いかんせん街が広過ぎて特定するのは困難です

そこに啄木が現れ犯人は時間帯も「ジャック・ザ・リッパー」を真似しているとし、ロンドンの地図と札幌の犯行現場が全て一致する事から啄木次の犯行現場を札幌麦酒工場だと特定します

犯人を見つけろ!

鯉戸少尉・月島・二階堂が既に来ている宇佐美・菊田と時計台で合流する事にし、鶴見中尉も翌日到着予定です。一方土方・杉元陣営は「囮役」:夏太郎・白石・門倉・海賊、「合図役」:新八・アシリパ・キラウシ・有古、「仕留め役」:土方・杉元・都丹・牛山と別れ、三人一組で工場周辺に散らばって犯人を待ちます

海賊アシリパに夢について語り、アシリパの想う未来に杉元はいるの?と問います。各々が怪しい人物を疑う中、マイケル・オストログと名乗る犯人は50代の外国人だ啄木は推理しました。門倉は突然宇佐美が現れたため慌てます

門倉だとバレたため、牛山宇佐美を襲い、キラウシは誤って合図の花火を上げてしまいます。夏太郎の下に本物の犯人が現れ、土方が刀を抜きます。札幌の街に花火が上がる中、上エ地・鶴見中尉・杉元と各々が動き出したところでこの巻は終わります

まとめ

アシリパ杉元の関係性が熱い中、刺青人皮を巡る金塊争奪サバイバルも徐々に佳境に向かって行きます

二人の殺人鬼かつ脱獄囚を捕まえるべく、役者が札幌に揃います。杉元達も結局土方陣営と合流し、啄木が見当を付けた札幌麦酒工場近辺で三人一組を作りマイケル・オストログなる人物を待ちます

当然鶴見中尉陣営もこの事を聞きつけており、門倉は顔見知りの宇佐美に見つかり慌てます。同じ班の牛山・キラウシも動揺し、誤って花火を上げてしまいます

本命のマイケル・オストログ夏太郎の前に現れ、土方が対します。合図の花火に鶴見中尉・杉元も反応し、この刺青人皮争奪戦を制するのは誰なのでしょうか?26巻に続きます…

おまけ

ゴールデンカムイには実写映画化の話が進んでおります。2023年5月24日現在続報はありませんが、もし実現するとなるとキャストが気になるところです…続報に期待しましょう

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