「テニスの王子様」33巻の数々の激戦と成長譚~手塚復調はある少女との出逢いが原因!スポンジが如く吸収する樺地の完コピ、悪天候には勝てず…ダブルス1の頂上決戦の行方は!?~

前回までのあらすじ

下手に技を見せると全て吸収されてしまうので安易に出せない中、手塚は回想で過去復帰出来るかの瀬戸際の時、子供にラケット泥棒と言われ、更にもっと肩を下げるようにとも言われ、負傷中の為それが出来ず子供を倒してしまうと、実はその子は女の子だったという衝撃の展開です…

手塚、イップスを克服!

その少女はミユキと言い、手塚は獅子楽の選手とも出逢います。舞台は九州なのです。ミユキは試合で身体が言う事をきかなくなるイップスに陥っており、手塚がアドバイスするとしばらくミユキはそこに現れなくなります。手塚は医療センターで治療後壁打ちが日課になります

するとミユキが久しぶりに現れ、一緒に壁打ちをしていると獅子楽の連中が現れ、手合わせする事になります。大丸は調子に乗り、肩の上がらない手塚をカモにします。結局0-6で敗れ、この卑怯な仕打ちにミユキは怒り、自らラケットを持ち勝負を持ち掛けます

大丸はこちらも圧倒しますが、ミユキの諦めない姿勢に手塚は感化されます。足がもつれ倒れたミユキに強打を放つ大丸ですが、手塚が窮地を救い、イップスは克服出来たようだなと話します。手塚も肩が上がり、同じくイップスだったようです

手塚は奮起し、ミユキの兄(千歳)にも見守られ、会心のサーブが炸裂、完全復活です。3日後優勝したミユキがトロフィーを持ち帰り手塚に会いに行きますが、手塚は既に発った後だった…という回想でした

手塚、貫禄の強さ

手塚樺地の完コピの能力を認めつつ、それだけでは俺には勝てないと気張ります…百錬自得の極みなのです!樺地の剛速球を同じ球種で倍返しします。今まで完コピする事はあっても、自身の技を完コピされた事はなかった樺地は圧倒され、5-0と手塚がリードを広げます

するとついに百錬自得の極みまで吸収し、同じ技ではパワーが上の樺地の方が有利、一気に5-3になってしまいます。ここで大雨が降るアクシデントが起こり、樺地がミスを連発、対応出来ない中、手塚は淡々と堅実にプレイし、経験の差を見せつけ、ついには7-6で勝利します

このまま大雨は続き、運営からは一時停止試合として、試合の続きは明朝9時からと通告されますが、宍戸ペアとリョーマは今試合をやると聞きません。竜崎は氷帝のこのペアに勝てるコンビは今の青学にはいないと嘆きます。しかし、練習する大石を見て、手塚はいや、1組だけいるかもしれませんと話します

ダブルスの無限の可能性

翌日ダブルスの頂上決戦:大石菊丸VS宍戸ペアの試合が始まります。他校の動向も気になる中、試合は3-3の同点、ここで大石菊丸ペアはオーストラリアンフォーメーションを見せます!すると宍戸ペアも謎の陣形で対応、動く事によって選択肢を無くし、打つべきコースを限定させる誘導型の陣形なのです

しかし大石はこの誘いに乗らず、得意のムーンボレーを放ち、宍戸が必死に返しますが、ネットに掛かり、菊丸も備えており万全です。4-3と青学有利な中、は得意のスカッドサーブに更に磨きをかけ、ネオスカッドサーブを放ち圧倒します

212㌔の大会最高記録を出し、4-4に追いつきます。その後も両校一歩も譲らずタイブレークに突入、熱戦と昨日の雨による湿度の高さでコートサーフェスは蒸し風呂状態の中、菊丸はダブルスの無限の可能性を見せてやると元気です

大石の領域」で攻めに転じる青学、オーストラリアンフォーメーションも見せる多彩さの中、氷帝陣営も食い下がります。ミスが許されない状況で菊丸がサーブをダブルフォルトしてしまいます。大石が励ましますが、ついには3-6と氷帝がマッチポイントを迎えたところでこの巻は終わります

まとめ

手塚の回想では九州で療養中での出来事が綴られます。ミユキという少女との出逢いで手塚は忘れかけていた初心を取り戻すと共に、不調の原因も突き止めます。よく野球選手に多いと言われるイップス、練習では動けても試合本番に上手く身体を動かせなくなるのです

獅子楽・大丸との勝負からミユキ手塚共にイップスを克服、今に至ります。お互い実り多い出逢いとなったのです(ちなみにミユキの兄は獅子楽・千歳です

氷帝・樺地は完コピしてくる得意技がありますが、流石に手塚の百錬自得の極みは真似できないと思われていました。ところがスポンジが水を吸収するが如くこれすらものにし、しかも自力のパワーが上回る樺地有利となります

ここで悪天候のアクシデントとなりますが、対応出来ない樺地を尻目に手塚はこの難局を凌ぎ、7-6で勝利、経験の差がものを言いました。続いてダブルス1では死角のない氷帝コンビ相手に、最早残された選択肢はゴールデンペア投入しかありません

両校善戦し、全く先の読めない拮抗した展開となります。いつしかタイブレークに突入、ちょっとした綻びから氷帝のマッチポイントとなってしまいます…ゴールデンペア起死回生の逆転劇はあるのでしょうか?34巻に続きます…

おまけ

テニスの王子様はコミックスで完全版が出ています。Season1~3まで各12巻ずつ刊行されており、愛蔵版として所持したい方におススメします

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